着物を着る―其の四

【帯結び色々】

 女性の帯の結び方を集めてみました。
 江戸の初期までは着物がたっぷりしたものでしたので紐状のもので自由に結んでいましたが、江戸の町に女性が増えるに連れて着物にも機能性が求められていきました。
 その結果、身幅は狭くなり丈が長くなっていきましたので、釣り合い上帯の幅が広くなっていきました。

 右図にある「吉弥結び」「平十郎結び」「路考結び」などは元禄の頃からの流行りもので、歌舞伎の女形が考案したものです。
 また、花柳界からも様々な結び方が一般に広がっていきました。

 ちなみに現代では最も一般的な結びに「お太鼓結び」がありますが、これは元々深川芸者が考案したもので文化年間に亀戸天神の太鼓橋再建の渡り初めの際に披露されたものが始まりです。
 結びの形が太鼓橋に似ていたのでその名が付きました。
 明治になって田舎侍の奥方達が太鼓結びと羽織を都会風でモダンだと言って取り入れたそうです。

<参考図書>「大江戸ものしり図鑑」監修花咲一男 主婦と生活社


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