江戸暦─長月の行事 其の参



【十三夜】



 八月の十五夜に続き、九月十三日にもお月見をします。
 こちらは『後の月見』とも言います。
 八月十五夜の月だけ見て、十三夜の月を見ない事を『片月見』と言い嫌われました。

『江戸自慢』の中に面白い記述がありますので引用してみましょう。

『八月十五夜、九月十三夜も同様ニ而、芋、枝豆、団子を備へ、片月見る事を嫌ふ。 団子の形ハ丸くして大小二品を備へり。 月の大小二像るにや。 月ハ本来丸ければ、丸く製するハ相応ニ而面白し。 若山ニは本太く末劣り、男児の陽物ニ似て、五月の団子に同じ製なり。 月は陰なれど中に桂男の住めバ、かかる形にせしは無理ならねど、五月と八月、夏秋の季節も異なれバ、節句と月見のけぢめは有たし』

 端午の節句の欄では触れませんでしたが(と言うより知りませんでした。(笑))、この文によると五月の節句の団子はナニの形を模した事になりますね。(笑)


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