江戸暦─皐月の行事 其の壱



【隅田川川開き】



 毎年五月廿八日は両国の川開きで、花火の上げ初めです。
 この日より大川(隅田川)での船遊びが許されます。
 川開きの日に両国橋から打ち上げられる花火は現代でも毎年催されていますが、当時も現代以上に賑わっていたようで、船宿の船が数日前から予約で売り切れ状態になり、当日は川を埋めた船伝いに向こう岸まで歩いて行けると言われるくらいでした。
 また、花火が終わった後、船が全部引き上げる頃には明烏の声が聞こえたと言いますので、これは遊ぶ人達も大変ですね。(笑)
 花火が打ち上げられる時に「た〜まや〜〜」「か〜ぎや〜〜」と掛け声を掛けますが、これは当時打ち上げを担当していた花火師の「玉屋」と「鍵屋」に由来します。


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