江戸暦─如月の行事 其の参
江戸の子供達が手習師匠(上方では寺子屋と言った)に通っていた事は皆さんご存じの事でしょう。
概ね数えの六〜七歳、満で七〜八歳で近所の師匠の元へ入門します。
入門は初午の日の前後が多かったようです。
手習所では習字、読書、算術、裁縫の他、立茶や茶の湯なども習えましたが、主に習字が中心でした。
その為、習字奨励のために毎月二十五日の天神講の日に席上で揮毫をさせました。これを席書きと言います。
特に二月二十五日の天満天神の祭礼の日には大々的に行われました。
席書きはこの他に4月と八月にも行われました。
席書きの日には師匠は麻裃の紋付小袖姿で登場します。
生徒(手習子)を一人ずつ呼び出して、二、三字から七、八字までの大字を書かせながら、書き損じのないように側で注意をします。
また、室内には生徒の父兄が来ており、外からは往来の人が見物したりで、なかなか賑わったようです。
書かれた習字は社殿の内に貼りつけて参詣の人に批評等をしてもらいました。
<参考>
手習所では現代の教科書に当たる「往来物」と言われるお手本を使っていました。
詳しくはこちらのサイトをご参照ください。
「往来物倶楽部」
http://www.bekkoame.ne.jp/ha/a_r/indexOurai.htm
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