江戸暦─正月の行事 其の弐
【屠蘇を祝う】
出入りの医師から年内に贈られた屠蘇散を赤い絹(赤絹=もみ)の三角袋に入れ、除夜の内に井戸水に浸しておき、
(あるいは前夜からみりんで割った酒に浸しておく)元旦に祝い(飲む)ます。
元旦の朝、家人が雑煮を祝う前に屠蘇を祝って、一念の邪気払いをします。
また、正月の縁起ものに蓬來と言うものがあります。
江戸では呼び名は「食積(くいつみ)」となりますが、京・大坂ともに同じものを指します。
三方の上に白米を敷き詰め裏白とゆずり葉、野老(ところ)、神馬藻(ほんだわら)を置き、中央に本物の松竹梅を飾ります。
白米の上に橙、蜜柑、橘、榧(かや)、串柿(干柿)、勝ち栗、伊勢海老等を積みます。
一般的に「おせち」は煮物になりますが、そのお重は四段で、各々に四季を象ります。
従って中に入れる煮物も四季に準じて、「春=青、青菜の類」「夏=薯白、蕷の類、総じて白になる」「秋=赤、胡羅葡、色附寒天、生姜の類」「冬=黒、椎茸、串鮑、革茸、牛蒡の類」
を入れるのが一般的です。(五行の色に準じている)
また、他に一つの器を用い鶏卵の黄身を盛るが、これは四季の土用を象っている。
この他に、数の子、田作り、たたき牛蒡、煮豆等を入れますが、地方によって多少かわってきます。
※越後長岡領では、この他に海老、干大根、豆腐、こんにゃく、塩引き鮭、串貝や、漬けた蕨を煮染めて出します。

昨年(平成12年)購入した屠蘇散。
西武百貨池袋本店の漢方薬局で買いました。
一服250円です。
これを三年造りの本物の味醂を使って御屠蘇にしま
した。
大変美味しかったです。(笑)

こちらは、昨年自作してみたおせち料理です。
【一の重】
「田作り」「伊達巻」「くわい金団」「百合根」
「金柑の甘煮」「矢羽羹」「ちょろぎ」「鱠」
【二の重】
「海老の鬼殻焼き」「酢蓮」「筋子の醤油漬」
「くわいの含め煮」「松前漬け」
まあまあ豪華に出来ました。
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