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色々な虫たちのスナップです。

▼ワビサビのリリリ虫▼

平成18年10月16日(月)
「リリリリと リリリなくよ リリリ虫」

「松島や ああ松島や・・・」みたいなこの句は、筆者の句です。
夏の夜から秋まで、リリリと鳴く虫の声を聴いては作った句です。
出来不出来はともかく(不出来に決まっているって)気に入ってます。


 このリリリ虫というのは、正確に言えば「エゾエンマコオロギ」といいます。

エゾエンマコウロギ エゾエンマコウロギ

コオロギの鳴き声は「コロコロコロ」だろう、という意見もありましょうが。
北海道の種であるエゾエンマコオロギはリリリと鳴くのです。方言という訳でもないだろうけど。
 しかも夏から鳴いてます。コオロギは秋の虫だろう、とおっしゃるだろうけども、北海道というのは、ヒマワリと並んでコスモスが咲いているような土地柄なんです。
 実は夏がとても短いのですね。
「今はまだ夏だから、我々みたいな秋の季語にあたる動植物の出番はまだだよね。もう少し涼しくなってから、しんみりと登場しないと俳句をひねるにも都合案配が悪いだろうね」
ってな具合に遠慮していると、夏が終わったかなと思った時には、もう雪が降ったり。
冗談ではなく北海道では十月の声を聞けば、雪の心配をします。


本州方面では、暑かった夏が過ぎて残暑も去ったころから秋の気配がたちこめ、ゆったりとしたグラーデーションで季節が変わって行くのを楽しめるのでしょうが、北海道ではそうはいきません。ストンと夏が幕切れとなったと思ったら、もう冬。
待ったなしですぐに冬。
秋はほとんどなし。


 そのせいか夏のうちから冬支度というか、秋の気配を感じることも少なくありません。
今年(2006年) は暑い夜も多かったのですが、例年だと夜の気温は20度くらいまで落ちるのが北海道の気候だもの。「秋の季語」代表の動植物が夏休みの風物詩に同居していてもおかしくはないワケですよ。

 ちと前置きが長くなりました。まあ、ようするにそんな事情で、エゾエンマコオロギは夏頃から「リリリ」と鳴いているという訳です。

 ただ実際に目に付くのは、やはり秋。
さっき「秋はない」と書いたか。夏の冬の狭間の短い「秋らしき数日」です。

夏の間も草の中や石の下あたりでさかんと鳴いてはいますが、人の目には触れにくい場所です。たまさか街灯の下に這い出して来ることもありますが、まだ若くて体も小さい。

 ところが秋になると夏の夜の倍ほどに成長した体を日中、遮蔽物のないところにさらしてくれるようになります。
エゾエンマコウロギ

これはあくまで推測ですが、気温が下がるので直射日光を浴びて体温をあげようと、つまりは日向ぼっこをしているのではないかと思われます。
残り少ない時間を生きるためのエネルギー補給という、懸命の日向ぼっこ。
 そうやって鳴くリリリ虫の声は、夏のころに比べると大分か細くなってさびしげです。
それもここ数日、ほとんど耳にしなくなりました。
たまに聞こえても、「リリリリリリ」という澄んだ張りのある声ではなく、
「リ、リリ、リ」
と、ゼンマイの切れかけたおもちゃのような途切れがち。急激に押し寄せる寒さと寿命とで、まさに「息も絶え絶え」になった虫の声に夏から秋をすっとばして冬に突入する北海道の厳しさを感じてしまいます。



▼バラバラ事件、犠牲者はミヤマクワガタ!して犯人は?▼

平成14年 7月23日(火)
頭、胸、4枚の羽と脚に分解されたミヤマクワガタ
左の写真は見事にバラバラにされたミヤマクワガタです。生き物に対して「分解」と いうのも変ですが、実に解剖学的な美観を感じるほどに「分解された」という感があ ります。
これをやったのは誰でしょうか? 実は、カラスなんです!

近所の家の二階の壁になんだか黒いモノが止まっているな、と思って見ていたら、 それは体長8センチほどの立派なミヤマクワガタでした。
何気なく見ていると、サーッと黒い大きな影が飛んで来ました。それがカラスでした。
カラスは家の壁に引き込まれる電話線にとまって、しばらく考え込んでいましたが、 やがて、サッとくちばしを出してクワガタをさらって飛び立ちました。考え込んで いたのはユラユラ揺れる電話線の上でバランスでも取っていたのでしょう。
カラスが飛び去ったのは、我が家の屋根でした。そこで獲物をついばんでいる様子 でした。
獲物がどうなったのか知りたくなったので、カラスが食事を終えていなくなった後、 屋根に登ってみました。
そこには画像のようなミヤマクワガタの残骸が、ありました。
足りないのは腹部だけですね。美味しいところだけ食べて、固い部分は残したので しょう。
それにしても羽の一枚に至るまで綺麗に残しているのは、見事です。
分かりやすく順番に並べて撮影しなかったのが悔やまれます。
それにしても、あのクチバシだけで、こうも上手に捌けるものなのかと感心します。
これまでにも、バラバラになったクワガタの死骸は見たことがあったのですが、 子供のイタズラかネコの仕業かと思っていました。まさかカラスとは思いもし ませんでした。
やはり本当のことは、現場を見ないと分からないものです。


「近頃のわたし」では、カラスとの争いばかり書いて ますが、こういう面白い面を見せてくれるカラスは決してキライではありません。
戦っているのは職場近辺の二羽だけなの。(^^;


▼大発生!エゾアシブトケバエ▼

平成13年 5月22日(火)
我が家の外壁にいたエゾアシブトケバエ
平成13年5月14日前後、北海道は日中の最高気温が28度に達するという 突然のトロピカルな気候に見舞われました。
その陽気に誘われるようにして大発生したのが、左の写真にある エゾアシブトケバエです。
腐植土に卵を生み、一般のハエのようにバイ菌の媒介をしたりはしないのですが、 あまりにも一度に発生したので、保健所に問い合わせが殺到したそうです。
駆除のためには、水を撒けばいいだけだそうです。そういえば、 チューリップの花の中でおぼれ死んでいる個体も多く見かけました。
このように無害な生き物ですが、果樹園などでは爪で作物の表面を傷つけ、 細菌感染の原因を作るので嫌われているようです。


▼トンボの顔をのぞいて見る▼

平成11年 9月10日(金)
正面斜め寄りからトンボの顔をのぞく
トンボを写すのは大変でした。正面からではもちろん、横や後ろからでも こちらの気配を察して逃げてしまいます。
気を押さえて、ゆっくりとした呼吸で静かに写しましょう。
これは比較的上手く撮れて、羽根の筋までクッキリと写っています。



▼トンボの横顔に迫る▼

平成11年 9月10日(金)
側面からトンボに接写
横からアプローチしてみました。北海道の短い夏の終わりを知っているかの ように、しっかりとつかまっている脚が印象的です。
太陽の光を透かして輝く羽根もきれいですね。

▼力持ちで働き者▼

平成11年 9月 9日(木)
獲物を引っ張るアリさん
アブらしい獲物をくわえて引いて行くアリです。仕事で出かけた時、足下で 一所懸命働く姿に胸を打たれて写したものです。
それにしても、アリにはすごい力があるものだと思います。
脊椎動物と無脊椎動物とでは、体の構造密度にに差があるとは言え、人間で 言うなら象か小型の鯨をひとりで動かすようなスケール感があります。


▼威風堂々ゾウムシくん▼

平成11年 9月 2日(木)
葉の上で堂々とするゾウムシ
葉の上で6本の足を踏ん張るゾウムシです。
それほど大きなものではないのですが、こうしてクローズアップすると なかなか堂々たる風格がありますね。
まるで土俵で仕切りのポーズを取る、お相撲さんのようです。
また、背中の小さなポツポツとしたくぼみが戦車のような重厚感を 醸し出しています。


▼ナナホシテントウ▼

赤い背中に黒い斑点が綺麗ですね
通勤途中の畑で見つけたテントウムシです。最近では珍しい。



「これは同定が間違っている!」と発見された方は、
"おなら出ちゃっ太" まで、お知らせ戴ければ幸いです。
by おなら出ちゃっ太