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トイガン〜おもちゃの鉄砲を研究する部屋

さらに懐かしの玩具銃をご覧になりたい方は、

平賀隆純さんの、 GUN SMITH ASGカスタム&チューン の「懐かしのページ」や、

黒沢哲也さんの 深夜通信'06でも、詳しい情報が得られます。


トイガン〜おもちゃの鉄砲の定義

トイガン、おもちゃの鉄砲と言えば何を思い浮かべますか?
一番多いのは銀色の玉をバンバン飛ばす「銀玉鉄砲」でしょうか?
人によっては、巻き火薬を使う「百連発」と呼ばれたピストルかも。
最近だとBB弾を飛ばすエアソフトガンでしょうか?
僕にとってトイガンは、 「ハンマーストライク式」のピストルです。
(銀玉鉄砲とエアソフトガンの中間に位置すると思われます。)
「ハンマーストライク式」というのは、僕が勝手につけた名前なんだけど、 バネ仕掛けのハンマーで、弾倉につめた主としてプラスティックの弾丸の お尻を叩いて飛ばす方式です。
このスタイルで、多くの リボルバーモデルが作られました。
弾丸は、ちょうと木の枝を放り投げたような感じで、空中をクルクルと回り ながら飛んで行きました。


教材:その2「スプリンター8」

平成12年 8月29日(火)
1)トイガンの外観をながめる

 この拳銃は、ある玩具問屋の店先で見つけたものだが、僕が小学5〜6年生のころ (昭和 48〜49年)持っていたものと同じものである。ただしその当時に作られたもの ではないかも知れない。
と、いうのはパッケージには見覚えがないからである。だが、
ハンマーストライク式の伝統的なトイガンであることには間違いがない。

画像1;トイガン「スプリンター8」そのフォルム
画像1;スプリンター8。スナブノーズリボルバー
 名称はスプリンター8。
8連発だから、「8」となっているようだ。だとしたら安直なネーミング。
パッケージには、「チーフスペシャル」モデル あることがうたわれている。

 付属のサイレンサーは ネジ込み式である。もっと安いトイガンでは、マズル
に被せるように差し込む方式だったから、この製品が丁寧に作られていること
が分かる。

画像2;ロングバレル仕様? 一応サイレンサーです。 画像1;サイレンサーを装着したスプリンター・左面 画像1;サイレンサーを装着したスプリンター・右面
 サイレンサーを取り付けると、バランスが取れ、格好よくなる。バレルエク ステンションなんて言葉も、狙撃なんて言葉も知らなかった
子供時代、 「長銃身の狙い撃ち用」と称して、射的遊びの時には 必ずサイレンサーを装着していた。
命中率がよくなる気がしていたのだ。


教材:その1「CERVO_8」

平成11年11月 5日(金)
1)トイガンの外観をながめる

画像1;トイガン「CERVO_8」の全体像
画像1;トイガン「CERVO_8」の全体像
「画像1」をご覧下さい。十年ほど前に買ったものだと思いますが、
スミス&ウエッソンタイプのリボルバーです。
南米あたりで作られている密造銃を思わせるものもあります。
名前は「CERVO_8」
どう見てもリボルバーなのですが、 フレームに「AUTOMATIC」なんて書かれている のが笑えます。

駄菓子屋で売られているような品物ですが、非常によく出来ています。
この小さな筐体に、僕にとっての「想い出のトイガン」のエッセンスが びっしりつまっています。

画像2;ハンマー(撃鉄部分)
画像1;ハンマーを起こした状態
まず、ハンマーをご覧下さい。ハンマーは、大きく尖って飛び出しています。
モデルガンでは見ることの出来ない形状ですが、弾丸のお尻を叩いて飛ばすと いう構造上、こうなる訳です。
これが実銃なら、薬夾の底を突き破ってしまうでしょうね。

画像2−2;参考としてコルトピースメーカータイプ
画像6;ピースメーカータイプのハンマー部分

平成11年11月10日(水)
2)ハンマー部分をクローズアップ

画像3;ハンマーを受けるフレーム側
画像3;フレーム側に金色のネジが露出している
ハンマーで弾丸を叩いて飛ばす構造ですから、ハンマーを落とすバネはある程度 強い物が求められます。
従って、ハンマーはかなりの勢いで銃本体、つまりフレームに激突することに なり、その結果としてフレームなどが破損することは、十分考えられます。
チープなトイガンとは言え、子供に取ってはお小遣いから捻出する訳ですから、 そうそう簡単に壊れてしまっては困ります。

そこで画像3をご覧下さい。
フレームに強度を持たせるために、ネジを刺しこの部分でハンマーの打撃を 受け止める方法が多く取られました。
フレームを組み合わせるネジのハンマー側を露出させるという単純な方法ですが、 ハンマーの激突を確実に受け止めてくれます。

画像4;ハンマーにネジの痕が見える
画像4;ハンマーにネジの痕が見える
画像4にてハンマーの側をご覧下さい。ネジ山の痕がハンマーに刻み込まれて いるのがお分かり頂けると思います。
もし、ネジでハンマーを受けなかったらどうなっているか、想像するまでも ありませんね。

こうした一見なんでもない工夫がトイガンに頑丈さを与えています。こういう小さな アイデアがトイガンの魅力でもあります。

平成11年11月16日(火)
3)ハンマーバネについて

ハンマーに強いバネを使うということは、それを起こすにもそれなりの力が必要に なります。
梃子の原理が応用されている訳ですが、子供の手指には負担です。
特にダブルアクションの場合、引き金を引く指でハンマーを起こす訳ですから、 余計な負担が指に掛かり疲れます。
負担を減らすためにバネも比較的弱いものが使われており、ハンマーも中程まで しか起きませんでした。
シングルアクションの場合、ハンマーを起こすのを親指に任せられるため、 ハンマーを一杯に起こすフルコックが可能でした。
故にそれなりのパワーが得られました。

という訳で、シングルアクションの方が強力でした。
ですからカタログなどをながめる時は、ダブルアクションよりも、 シングルアクションのものに注目していました。

4)弾倉について

画像4;スイングアウトした弾倉
画像4;弾倉のスイングアウトした様子を後ろから見る
弾倉です。このようにスイングアウトするものは、極めてまれでした。
ちなみに昔のカタログを思い出すと、スイングアウトという言葉もなく 「ダンソーが横にはずれる」と書かれていたはずです。
その「ダンソーが横にはずれる」式のピストルが欲しくてたまりませんでした。
スイングアウトするだけで、気分は映画の主人公でした。
一発撃っては、スイングアウトして残りの弾丸を数えていたものです。

画像5;スイングアウトはラッチを押す
画像5;通常のラッチの状態 画像5;ラッチを押してスイングアウトする状態

しかも、上の写真を見て下さい。スイングアウトするのに、 シリンダーラッチを押す、いわゆるS&W方式が
再現されています。これは驚くべきことです。

画像6;参考としてコルトピースメーカータイプ
画像6;ピースメーカータイプのローディング部分 ほとんどのタイプのトイガンでは、フレームの右側に切り欠きがあって、 そこから弾丸を込めるようになっていました。左のコルトピースメーカータイプは その代表的なものです。
(もっともピースメーカーは実銃もスイングアウトはしませんが)

次回更新にご期待下さい。



by おなら出ちゃっ太