F T L  各部解説 2


マウント部

M42スクリュー(プラクチカ)マウント、いわゆるねじ込み式である。現在のバヨネット式に比べるとレンズの着脱に時間がかかることと締め込んだ時のレンズの位置が決まらない(締め込みの強さによって停止位置に違いが生じる)ことが問題であった。

この締め込み位置の問題をクリアするため、FTLには「定位置ロック装置」というものが採用されている。これによりレンズ側の絞り値をボディ側に伝えることが可能となり開放測光が実現できたのである。

 -定位置ロック装置-
右の写真でボディ側に大小2個のボタンが確認できる。この内大きい方はレンズ着脱ボタン。小さい方がロックピンでこの2つは連動している。

レンズを装着するとレンズ側の切り欠き(左の写真、黒色のスクリュー部外側のクローム部が一部カットされている。絞り環16の位置の上付近。)と、このロックピンが噛合って必ず定位置で停止するというものである。この時レンズ側の赤色のひし形の指標が上から見て中央にくることで確認できる。

レンズの取外しは着脱ボタンを押しながらレンズを反時計方向に約3.5回転で外れる。

 -絞り連動-  
右の写真の黒色スクリュー部にあるのが連動ピン。左の写真のミラー下部のプレート(黒色で少しスレがある。)がシャッターに連動して起き上がりこのピンを押し込む。これによって絞り込みが行われる。この自動絞り動作は一般的なものである。

右の写真のクローム部最外周に小さなピンが見える。このリングは絞り環で、このピンが左の写真マウント下部の円弧型切り欠きの右側にある連動爪を動かすことでボディ側に絞り値情報が伝わる。この連動爪が露出計の追針に連動して開放測光が行われる。

   
マウント周辺  

マウント部の向かって右側には古い「OLYMPUS TOKYO」のロゴが貼付されている。

向かって左側はセルフタイマーレバー。比較的大ぶりのもの。90度のレバー式で約10秒とされている。写真は少し回した位置。シャッターボタンではなく、レバー裏に隠されていたスタートボタンを押してスタートさせる。

 

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