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Pen・Pen D 雑学の森/うんちく編  

44 Pen Dの焦点調節はどんな方式か?

GRAPHIC/LENSPen D/D2/D3/EM/EEDといった大口径レンズを搭載したモデルには直進ヘリコイドと呼ばれる方式が使われている。これは前項で紹介した回転ヘリコイドの改良型で、カメラ側のめねじを回転させることでレンズを回転させること無く前後に移動するようにレンズのおねじにキー溝をつけてキーで押さえてある方式である。レンズ自体が回転しない為に回転ヘリコイドの欠点を克服でき、かつフィルターワークにも都合がよいというおまけつきである。高性能を売りとするPen Dシリーズには無くてはならない焦点調節構造と言える。

45 Pen EESの焦点調節はどんな方式か?

GRAPHIS/LENSPen EES/EES2といったプログラムシャッターを搭載したモデルには前玉回転式という方式が使われている。構造としては左の図のようにレンズの後群を固定しておいてレンズの前玉だけを回転ヘリコイドで前後に動かす方式である。なぜこの方式がEESに使われているかというと前玉のみを動かす事でレンズの移動量を少なくでき、かつ絞りやレンズシャッターは後群とともにカメラに固定しておくことが可能となりプログラムシャッターのメカニズムを搭載するのにきわめて都合が良いという長所があるのだ。しかし収差補正がしにくいという欠点がある。

46 Penのレンズの形式はどんなタイプなのか?

GRAPHIC/TESSAR一部のPenを除いて基本的にはテッサ−型が使われています。テッサ−型とは図のように、3群4枚のレンズ構成になっています。この型式は1902年にルドルフという技術者がカールツアイスの為に設計したものだそうです。一番後ろの二枚のレンズが張り合わせになっています。こうすることで光の反射面を減らして画質の低下を防止しているそうです。戦前はコーテイング技術がまだ確立していなかった為にこの方式はその優秀な性能のため広く使われました。価格を押さえるためならば三枚構成のトリプレット型を使うのが一般的なのですが、画質最優先で作ると決めた米谷さんは、あえて高画質のテッサ−型を選んだそうです。


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