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01 Penシリーズのそれぞれの特徴を教えて下さい?
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まず初代Penは三光Penとも呼ばれ、外注会社にて製造されたモデルです。とは言っても、レンズ、ボデー等はオリンパスから供給され組み上げ作業を低コストな外注会社に託したモデルなのです。特徴としてシャッター速度系列がB、1/25、1/50、1/100、1/200秒と少々変わっています。カメラをつり下げるアイレットが向かって左側にのみついており、またシャッターボタンの溝が横向き3本です。オリンパス製の初代Penは、溝が縦に5本、アイレットは片側のみ、2代目オリンパス製Penはアイレットが両側についています。Pen
Sは明るいF2.8のレンズを装備、シャッターも改良されB、1/8、1/30、1/60、1/125、1/250秒となっています。Pen
S3.5はシャッターはPen
Sと同じでレンズが初代Penと同じ明るさのF3.5レンズを装備しています。明るいレンズを必要とするならばPen
S2.8を、また特に明るいレンズは必要なければオリンパス製PenかPen
S3.5がお勧めかと思います。ただしPen
S3.5は比較的流通数が少ないようで、中古価格も高めです。Pen
WはPen
Sにやや広角な25mmF2.8のレンズを装備、ボデーは黒塗装のみです。このモデルもかなり高価で流通しています。
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02 Pen
Dシリーズのそれぞれの特徴を教えて下さい?
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Pen
Dシリーズの特徴は明るいレンズ、高速なシャッター、露出計の装備の3点です。
オリジナルPenのシリーズがシャッター速度1/250秒までなのに対してPen
Dシリーズは全モデルが1/500秒の高速なシャッターを装備しています。Pen
DはF1.9のレンズとセレンメーターの組み合わせ、Pen
D2はF1.9のレンズとCDS露出計の組み合わせ、Pen
D3はF1.7のレンズとCDS露出計の組み合わせです。またPen
Dのみが電池不要です。
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03 Penシリーズ・Pen
Dシリーズのフィルターサイズを教えて下さい?
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元祖Penシリーズのフィルター径は、22.5mmです。Pen
Dシリーズのフィルターサイズは43mmです。
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04 中古のPenのチェックポイントは?
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まず外観は落下などによる、へこみが無いかをチェックしましょう。機能的には、裏蓋を開けてレンズを覗きながらシャッターを切って、絞りやシャッターの動作をチェックしてください。シャッター速度と絞りを全ての値にセットして空シャッターを切りチェックします。レンズを前側から見て、分解した形跡がないかどうかもチェックして下さい。分解組立後、無限遠が出なくなっている個体もあり得ます。その場合、店員さんに調整済みかどうかを確認することをお勧めします。
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05 Pen、Pen
Dシリーズに使えるストロボはどのような物ですか?
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Penシリーズはホットシューではないので、コードが必須です。
現行品ではナショナルのPE-160M(マニュアル)に別売りのシンクロコードPP-SA/P3等が対応するでしょう。ちなみに中古カメラのジャンク市などで大昔のストロボが安く売られているので、覗いてみては如何でしょうか?
または中野のフジヤカメラでもジャンクの棚で売られております。Penは小形なので、比較的小形なストロボがよろしいかと思います。
Pen
Dシリーズにはもともとアクセサリーシューがついていないので、アクセサリーブラケットが必要になります。純正品を中古で求めるか、一般的な汎用型ブラケットを三脚ネジに装着して使用します。
この答えはYOKOYAMAさんがゲストブックで書き込んで下さったものを参考にさせていただきました。
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06 Pen、Pen
Dシリーズに使う電池は何ですか?
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Pen、Pen S2.8、Pen S3.5、Pen W、Pen
Dでは、電池は不要です。
Pen
D2、D3には、PH-MC,M-1D,H-D等の水銀電池が当初使われていました。環境問題により現在製造中止ですが、関東カメラサービス製のMR9アダプターを用いて現行のSR44電池を使用することができます。このアダプターは電圧を変換する機能と、物理的な大きさを合わせる機能を有しています。またセレック製のアダプターはLR44電池を使用できるようになっていますが、こちらは電圧調整機能はありません。海外に目を向けるとドイツのVARTAというメーカーが、V625PXという1.35VのE625N(MR-9)型の水銀電池を生産しています。また同社のV625U
アルカリ電池が丁度納まります。これらの電池は、中古カメラを販売しているお店などで入手可能です。ただし、V625Uの方は電圧が水銀電池の1.35ボルトに対して、V625Uでは1.5ボルトですので、厳密に言えば少々露出計に誤差が発生することになります。しかしネガフィルムを使う上では、問題は皆無に等しいと言えると思います。また中古で入手するPenの電池室は、メーカーやカメラ修理業者などにおいて、改造を受け、現行電池を使える様にしてある物も存在するそうです。また小生は改造を受けていないモデルでLR44/SR44などの現行電池をそのまま入れて使用しております。結局、どうも電池の件は、小生にはよく解らん、というのがホントのところです。雑誌等に、Pen各種モデルにはMR9
Adupterを利用して現行電池が使えるという記事を見かけますが、小生のPenには、このMR9
Adupterは入りませんでした(物理的な大きさの為に)。その後、ゲストブックにkojiさんより貴重な情報が書き込まれました。オリンパスの話しではMR9を使用するタイプとMR44(H-C)を使用するタイプの2通りがあるとの事です。なんとなく、つじつまが合ってきました!!
この件に関して、YOKOYAMAさんに御教授いただきました。「本来ならば、D3のメータのインピーダンスを計り、直列抵抗を変更する必要がありますが、私のはそのままLR44(SR44)を入れて使っています。電圧の差が1.5-1.35=0.15Vありますが、ネガフィルムを使っている限り誤差の範囲に入ります。気をつけなくてはならないのは、D3の場合、露出計はフィルム感度を変えても影響はないのです。ですから、あまりに明るい場所で露出計を動作させて、針が振りきれるような状態が続くと、メータのコイルが焼けます(注:電池の電圧が高い→電流大→コイル焼損の可能性大)。つまり、メータが振り切れるような使い方を長時間しないかぎり、電池はLR44でOKという訳です。
時間があれば、わたくしもD3のメータを正確にして、リバーサルにも使えるようにしたい。というのが本音です。」
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07 Pen /Pen
Dシリーズはどうやって距離を合わせるのですか?
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Pen /Pen
Dシリーズのファインダーは単純なビューファインダーです。つまり写す範囲を決定する機能しかありません。レンジファインダーと呼ばれるファインダーを装備していれば二重の像を合わせることで、ピントをあわせられますがPen/Pen
Dシリーズにはこの機能は備わっていません。ですから目測で被写体までの距離を合わせることになります。絞りがf5.6程度まで絞られていれば、ピントが合う範囲も広くなりそれほどピント合わせにシビアにならずとも、綺麗な写真が撮れます。以下にPenの取り扱い説明書に書かれているピント合わせの極意を載せてみました。
「Dズイコーと被写界深度について
固定焦点の項で一寸ふれましたように、レンズの焦点距離の深いということが、どれほど便利であるかを、簡単にご説明いたしましょう。
例えば、カメラから違った距離にA .B
.C3人の人がいたとします。Aにピントを合わせるとB
.C
はボケ、Bにピントを合わせるとA
. Cはボケル筈です。
しかしこれは理論上のことで、実際にはボケにも程度がありますから、実用上ボケているとは見られないボケを許しますと、この3人の内、Bにピントを合わせた時、AもCもボケないという範囲が考えられます。
この時、BからAまでを前方の深度、BからCまでを後方の深度といいます。
この被写界深度は、レンズの焦点距離や絞りによっても変わりますので、この範囲が広いことを深度が深いと呼んでいます。
一般に焦点距離が短ければ短い程、絞れば絞る程この深度は深くなります。次の表はオリンパスペンの絞りを5.6にした場合の被写界深度を表にしたものです。
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オリンパス ペン 焦点深度(DズイコーF3.5
f=28mm)
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(許容するボケの直径をd/1000とした場合 d=画面の対角線長)
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距離目盛
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0.6m
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0.7m
|
0.8m
|
0.9m
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1m
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1.2m
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1.5m
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2m
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3m
|
5m
|
10m
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無限
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絞り5.6
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0.54
0.67
|
0.62
0.80
|
0.69
0.94
|
0.77
1.08
|
0.84
1.23
|
0.97
1.57
|
1.15
2.14
|
1.42
3.38
|
1.86
8.02
|
2.45
無限
|
3.23
無限
|
4.72
無限
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これで5mのところをご覧下さい。5.6に絞った場合2.45mから無限遠までピントが合ってしまいます。そしてこのレンズの特性を応用したのが固定焦点というわけで、5mと絞り5.6でおよそあらゆる撮影が可能であり、一々ピントの苦労をする必要の全くないことがお分かりになると思います。
さらにこの事は、スナップなど速写性を必要とする撮影にすごく都合がいいことです。貴重な瞬間を見逃さずに、キャッチすることが良い写真をとる秘けつなのですから。」と、いった具合です。次に20ページに掲載されている焦点深度表を紹介しておきます。
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オリンパス ペン 焦点深度(DズイコーF3.5
f=28mm)
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(許容するボケの直径をd/1000とした場合 d=画面の対角線長)
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距離目盛
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0.6m
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0.7m
|
0.8m
|
0.9m
|
1m
|
1.2m
|
1.5m
|
2m
|
3m
|
5m
|
10m
|
無限
|
|
絞り
3.5
|
0.56
0.64
|
0.64
0.76
|
0.73
0.88
|
0.81
1.00
|
0.89
1.13
|
1.04
1.40
|
1.26
1.84
|
1.59
2.68
|
2.16
4.91
|
3.03
14.69
|
4.32
無限
|
7.52
無限
|
|
絞り
4
|
0.54
0.67
|
0.62
0.80
|
0.69
0.94
|
0.77
1.08
|
0.84
1.23
|
0.97
1.57
|
1.15
2.14
|
1.42
3.38
|
1.86
8.02
|
2.45
無限
|
3.23
無限
|
6.59
無限
|
|
絞り
5.6
|
0.54
0.67
|
0.62
0.80
|
0.69
0.94
|
0.77
1.08
|
0.84
1.23
|
0.97
1.57
|
1.15
2.14
|
1.42
3.38
|
1.86
8.02
|
2.45
無限
|
3.23
無限
|
4.72
無限
|
|
絞り
8
|
0.52
0.70
|
0.59
0.85
|
0.66
1.01
|
0.72
1.19
|
0.78
1.38
|
0.90
1.81
|
1.05
2.64
|
1.27
4.85
|
1.60
29.85
|
2.02
無限
|
2.51
無限
|
3.32
無限
|
|
絞り
11
|
0.49
0.75
|
0.56
0.93
|
0.62
1.13
|
0.67
1.36
|
0.73
1.61
|
0.82
2.25
|
0.95
3.73
|
1.12
10.74
|
1.37
無限
|
1.66
無限
|
1.97
無限
|
2.43
無限
|
|
絞り
16
|
0.46
0.86
|
0.51
1.11
|
0.56
1.41
|
0.61
1.79
|
0.65
2.28
|
0.73
3.86
|
0.82
12.45
|
0.94
無限
|
1.10
無限
|
1.28
無限
|
1.45
無限
|
1.69
無限
|
|
絞り
22
|
0.43
1.05
|
0.47
1.45
|
0.51
2.03
|
0.55
2.95
|
0.58
4.62
|
0.64
30.37
|
0.70
無限
|
0.79
無限
|
0.90
無限
|
1.01
無限
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1.11
無限
|
1.24
無限
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この件に関しては、こちらも一読下さい→Pen焦点調節説明。
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08 無限遠ではピントが合うのですが近距離になると合っていないですが、、?
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目測で、近距離&絞り開放で撮影するのは本当に難しいですね。ペンの型式にもよりますが、最短撮影可能距離が守れていないことも多いと思います。また距離を合せる際には、レンズ先端と被写体ではなく、被写体とフィルム面との距離をセットしないといけません。EEシリーズ以外の目測タイプには -○- のようなマークがトップカバーにありますが、これがフィルム面を表しています。それと、手ブレの可能性も高いと思いますので、チェックしてみてください。この解答は名誉技術顧問であるCAN氏がゲストブックに書き込んでくださったものです。
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| 09 Penシリーズのフードはどのような物ですか? |
Penシリーズのレンズに装着するメーカー純正フードは、レンズの外周部分、すなわちOlympus
D.Zuiko 1:3.5 f=2.8cm と記載されている所の外周部分に、差し込み式で装着するようになっています。このフードがけっこうレア物で、ビックリするような値段で取り引きされていたりします。フードに求められる機能を考えれば、そんなお高い純正フードを探し回るのはやめて、自作してしまえばよろしいのではないでしょうか。小生が師と仰ぐCAN氏は、フィルムケースを工作してオリジナルフードを製作しています!それから、Penシリーズのピントリングの内周部分には34mmのネジが切ってあります。このネジを利用して他社製のフードをつけることが可能です。これはLeitz社製のフィルターなどが装着できるように、設計者である米谷さんが内緒で設けたという逸話があります。米谷さんはLeica使いであったことと無関係ではなさそうですよね。
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