概要
初代Penに、より明るいレンズを搭載したPen
Sと初代Penは並売されていたが、PenのシャッターをS並みにグレードアップして欲しいと言うニーズに答えて、F3.5のレンズとPronter式#000シャッターを合体させたモデル。シャッターを統一したことで量産効果を生み出しコスト削減に貢献した。なおPenS3.5には、シルバーとブラックの二種類の仕様が用意されていた、という話しがありますが、どうやらブラックモデルは存在しないというのが真実のようです。(クラカメ専科に載っているブラックのPen
S3.5は実はPen S2.8です)
Research
Pen
S3.5は1965年1月から1967年8月までの32ヶ月間、製造されました。リサーチの基となるデーター数が、極端に少ないというのがPen
S3.5のResearch結果です。数少ないデーターからの分析によればシリアルナンバ−は100001から始まります。参考としてシリアルナンバー134369が1966年1月に製造されています。またシリアルナンバー414824が、製造を終了する1967年8月に製造されているようです。シリアルナンバー414824がおおよそ最後とすると、製造台数は、約314823台ということになります。
くだらないコメント
初代Penがあり、そしてPen S2.8が存在する中で、何故Pen
S3.5が誕生したのか?これには深いワケがあるようです。設計者である米谷さんとしては、PenとはこのPen
S3.5の機能と形だったようです。初代Penではたせなかった、高速なシャッターと抜群の解像度を誇るD
Zuiko28mm
F3.5の組み合わせ、そして極限までぜい肉をそぎ落とした形。Pen
とPen
S2.8を比較したとき、厚みで5mm、重さで50gの増加は、(たかがそれくらいの増加なのですが)米谷さんにとっては重大な問題であったようです。市場のニーズに合わせた製品ラインアップは、商売ですから止むを得ないものの、本来の機動力を取り戻し、かつ高速なシャッターを装備したPen
S3.5は、まさに米谷さんのこだわりの逸品と言えそうです。Pen
S3.5の登場と同時にPen とPen
S2.8がリタイヤした事実が、それを物語っているのかも知れません。
中古相場(個人的参考値)
15000円〜30000円程度(比較的、玉数が少ない)。
中古購入時の注意ポイントは、絞りの作動(絞りの粘りなど)、及びレンズの状態(カビや分解の形跡)でしょうか。シャッターに粘りがないかもチェックポイントです。黒塗装モデルは後塗りであると考えて間違いないでしょう。
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