概要
三光商事での製造に始まったPenを販売するかたわらで、諏訪工場での自社製造第一号がこのPen
Sです。Penに、より明るいレンズを搭載して欲しいと言う上級者のニーズに答えるべく、プロンター式#000シャッターを搭載して、かつ高速なF2.8を実現しました。実は当初、設計者である米谷さんは、このシャッターを初代Penに搭載するもくろみでいたそうです。しかしコパルの設計/開発が間に合わず結果的に、このPen
Sからの搭載となりました。また報道機関からの強い要望でブラック仕様も製造されました。その後PenとPen
Sは統合され1965年にPen S3.5となります。
Research
Pen
Sは1960年6月から1964年12月までの55ヶ月間で、約330000台が製造された模様です。製造のペースは月平均5997台です。シリアルナンバーは100001から始まり43XXXXまでと見られます。Pen
S Blackが製造された時期、台数は残念ながら不明です。
くだらないコメント
"S"の文字が誇らし気に見えます。それとファインダーカバーの仕上げなんですけど、ツルツルのプラスチックとザラザラ梨地仕上げでかっこいいタイプと二種類あるようです。先日、カメラのにっしんできれいなPen
Sを発見し、帰宅後、我が家の大蔵省と折衝の末"買ってもいいよ!"の答えを引き出して、翌日胸ときめかせながら出かけていったらなんと、、売れたあとでした。しばらく立ち直れそうもありません。
中古相場(個人的にこれくらいかなーという値)
15000円〜30000円程度。黒塗装モデルの場合80000円といったプライスがつくこともあります。
中古購入時の注意ポイントは、絞りの作動(絞りの粘りなど)、及びレンズの状態(カビや分解の形跡)でしょうか。シャッターに粘りがないかもチェックポイントです。
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