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-Olympus Pen-
 

三光商事製Olympus Pen(1959.10~60.05)

オリンパス製Olympus Pen(1960.06~61.12)

オリンパス製Olympus Pen(1962.01~64.11)

1959年〜1964年

型式:ハーフサイズレンズシャッターカメラ

レンズ:D.Zuiko 28mm F3.5

焦点調整:目測式 0.6m〜無限

ファインダー:採光式ブライトフレーム 0.5倍

露出計:なし

フィルム感度対応範囲:なし

シャッター:コパル#000B.1/8〜1/200秒バリオ式

シンクロ接点:X接点

フィルム巻き上げ:リア−ワインデイング式

電源:なし

サイズ:108x68x39mm、350g

仕上げ:クロームシルバーのみ

発売価格:6000円(当時の雑誌等には5800円と書かれている)

注釈:Olympus Penには3種類のモデルがあります。初代Penは三光商事というオリンパスの下請け会社にて製造されたモデルで吊り金具がおむすび形で向かって左側のみ(左上)。二代目はオリンパス自社製で、吊り金具が丸形で向かって左側のみのモデル(左中)。三代目はオリンパス自社製でつり金具が両側にあるモデルです(左下)。


このカメラの概要

6000円のカメラを作れという要求を受け(当時の大卒初任給は約10000円)入社間もない米谷さんが設計開発したカメラで、コンパクト化の為と、コストダウンの為にハーフサイズというフォーマットが選択された。その他にもリワインディングノブ、引き下ろし式後蓋、長方形シャッタ−ボタンなど、のちのペン シリーズの基礎を築く。焦点調整、絞り、シャッタースピードなどの撮影上のプリミテイブな要素を全て備え、日本にハーフカメラブームを巻きおこすきっかけとなった。PenはのちにPen Sへと発展していく。


Research

三光商事製Penは1959年10月から1960年5月(Researchの結果1960年7月までの可能性が高いです)まで製造され、この間に少なくとも27000台以上が製造されました。見分け方ですが、まずシャッターボタンの溝が三本で、向きがフィルム面と平行になっていること。それからレンズベゼルに専用Pen Flush使用時用のオレンジ色距離表示があること(ただしこの表示はシリアルナンバー100004以降のモデルのみ)、フィルム面表示マークの横線が、丸の中を貫通していないこと、シリアルナンバーは100000から始まり127XXXまでの番号(Researchの結果では15XXXX番台まである可能性が大)をもっていると考えられていました。この件は後述します。吊り金具は向かって左側におむすび型金具がひとつです。

 このシリアルナンバーに関しては、John Foster著書「View Finder Pen Cameras」の中でオリンパス光学工業の確認もとられているのですが、、最近(2001年10月)になって、シリアルナンバー142133(つまりオリンパス製Olympus Pen(二代目)のシリアルナンバー)の三光Penが存在することが明らかになりました。情報を提供いただいた渋谷さんのメール内容をそのまま掲載しますと「このカメラは、最初期(三光商事製)のPenなのです。吊り輪が片側、シャッターボタンが横溝3本、Flashがオレンジ色、トッププレートのフイルム面表示マークが「ー○ー」の全てが合致しています。ただ、距離計目盛りがフィートですのでアメリカへの輸出物だと思いますが・・・シリアルナンバーも打ち直しているわけでもなく、一体成型のトッププレートにシリアルナンバー「142133」とフイルム面表示マークが「ー○ー」があることが不思議だと思うのですが・・・」(画像は渋谷さんの問題のPenです)また同様な情報を田中優さんからもいただいております=「以前にも連絡いたしましたがわたしの最初期の特徴を持つPENもシリアルナンバ−が140599であり(つまり2代目)、距離表示単位はftとなっております。つまり渋谷様のと同じ状況です。貿易仕様に限っての事なんでしょうか?ご参考まで。」さらに鵜川さんからも過去に同様な内容をいただいています。またResearchの結果15xxxx台の三光Penの存在が確認されています。というワケで、シリアルナンバーからだけでは三光Penかオリンパス製Olympus Penかを判定するのは少々乱暴であるということに落ち着いてきました。

オリンパス製Olympus Pen(二代目)は1960年6月から1961年12月の間、84257台が製造されました。シリアルナンバーは14XXXXから22XXXXの間になると見られていました。しかしResearchの結果では3xxxxx番台の二代目Penが存在しております。見分け方はシャッターボタンの溝がレンズ光軸と平行に5本あって、吊り金具が向かって左側にひとつ、フィルム面表示マークの横線が、丸の中を貫通していることなどです。その後Researchの結果、このモデルにもシャッターボタンの溝が三光モデル同様3本のモノも存在する可能性があることが解りました。(鵜川様、貴重な情報ありがとうございました)

オリンパス製Olympus Pen(三代目)は1962年1月から1964年11月までの間、154500台程度製造されたもようです。見分け方は吊り金具が左右にあり、シリアルナンバーは3XXXXX台から始まり、46XXXX台までです。 

あなたのPenの情報をお待ちしております。Researchをご覧下さい。


くだらないコメント

入社して三年目の人にこんな素晴らしいカメラって作れるものなのでしょうか?やっぱり米谷さんは、天才なんでしょうね。ただ究極の難題(6000円)であった故に、カメラとして何が本質的に大切かを見つめられたのかも知れないなんて、生意気なことも思います。それにしてもこんな素晴らしいカメラを後世に残してくれた事を感謝してます。ちなみに、僕の誕生日はPenと同じ1959年なんです。ライカも素晴らしいかもしれませんが、Penだって負けないくらい素晴らしいカメラだと思っています。(実はライカを買いたくても買えないんですけど、、それと米谷さんはライカ使いだと後で本で読んで少なからずショックを受けました、、)


中古相場(あくまでこの程度といった値です)

12000円〜30000円程度(三光商事製および二代目Olympus Penは極めてレア物です)

中古購入時の注意ポイントは、絞りの作動(絞りの粘りなど)、及びレンズの状態(カビや分解の形跡)でしょうか。シャッターに粘りがないかもチェックポイントです。

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