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「パンフォーカスの真実/Pen EFの実力」
現在の所、ペンシリーズ最終機となったEF。オートストロボ内蔵が特徴ですが、ボディシェルにプラスチックを採用することで前機種EE3よりも軽量化され、カウンター順算式、裏蓋開閉式、巻き戻しボタンを押し続けずワンプッシュで済む、と現代の写真機の使い勝手を備えた極めて使いやすい機種です。
EFの基準合焦距離は他のEEシリーズが3.2mであるのに対して2.7mに固定されています。そして無限遠から1.4mまで実用範囲とされています。これはストロボ到達距離を考えると絶妙なセッティングです。GN10のストロボと開放f3.5のレンズなので感度ISO100なら遠距離は約3m、ISO400ならば約6mまで適正露光になります。ネガフィルムのラチチュードは広いので−1EVまで許せばそれぞれ6、12mまで許容できるプリントが得られるでしょう。つまり絞り開放f3.5の被写界深度にすっぽりフラッシュ有効距離が入る大変合理的な基準設定と言えます。人物入り記念写真が主体なら1.4から6mまで全く問題なし、明るい戸外ではプログラム露出で絞り込まれますからさらに近くから遠くまで深度に入ります。そして無限遠の風景を撮影してしまうこともあるでしょう。
固定焦点カメラで無限遠撮影は実用できるでしょうか?加えて気になるのが、廉価版のEEやEFのレンズのスペックは、ペンやペンS3.5と同じ28mmf3.5とはいえ、手抜きされた安物という噂は真実?EFの焦点は本当に2.7mに合っているの?テストするしか、ありません。
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最初に屋外でEF、およびその対照としてペンS3.5の指標を∞、EEシリーズの焦点位置とされる3.2m、EFの焦点位置とされる2.7mの3つの位置で無限遠の被写体を撮影しました。絞りを変えて撮影した中で、開放値f3.5と絞りf8の画像を提示します。もっと小絞りを試したかったのですが、ISO50のベルビアではf8,1/250の条件でしたので絞り切れませんでした。
左の画像がテスト当日の定点撮影を行った風景の全景です。
(Pen S3.5無限遠 絞りF8で撮影)
画像をクリックすると大解像度画像を表示します。
まず虚心となって、サービスサイズプリントを見てみました.遠景を絞りf3.5とf8で撮影したペンEF、及び距離指標無限遠にセットしたペンS3.5の絞りf3.5、f8、合計4枚のプリントをシャッフルし答を伏せて子細に観察しました。
まず明らかに遠景がぼけて、近距離に焦点が合った1枚を選ぶ事ができます.これは予想通りEFのf3.5です。後の3枚は僅差で選び出すのは最初よりも難しいけれども、多分多くの人が明らかに遠距離より近距離の方がシャープで、他の2枚より遠景の細部がぼやける1枚を選べることでしょう。これがEFのf8です。最後に残った2枚、S3.5の開放とf8をシャープネスだけで区別するのは至難です。答えを見なければ不可能ですね(笑)肉眼でも,恐らくルーペでも。辛うじてf3.5開放の周辺光量低下で判別し得るのみです。
サービスプリント目利きは、オーナーのshinさんにもお願いしました(サービスプリント目利きではPen
EF開放f3.5だけはすぐ解りましたが、その他のプリントはまったく判別できませんでした。おかげで目の筋肉が超近距離設定にかたまってしまい、しばらくの間、遠くの景色にピントが合わなくなりました/ド素人=shin談)。この差違はモニタ上では全くわかりませんので、拡大画像でみなさんに提示します。
遠景テスト弱拡大 (EF/f3.5/∞ vs EF/f8/∞ vs
S3.5/f3.5/∞)
次に拡大率60倍、長辺1.4mに伸ばしたと設定してフィルムスキャンし、その中の一部分を提示します。プリントを凝視した時おそらく我々はこのような像の差を感知していると思われます。ベルビアのような微粒子フィルムを使用した場合ハーフサイズでこれほどの拡大率でも粒状感が感じられずちょっと感動します。ただし、露出不足の時はとたんに粒状性が悪化しますので注意すべきです。
各画像をクリックすると大解像度画像を表示します。
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Pen EF
固定焦点f3.5
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Pen EF 固定焦点
f8
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Pen S3.5 無限遠セット
f3.5
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次ぎはさらに拡大した画像で検証してみます。
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