-TOP VIEW 1-
Pen-Fを上から覗き込むとこんな感じです。平坦で突起物がありません。TOP
COVERはちょうどレンズの場所から一段高くなっています。シャッターボタンが異様に長いのが見てとれます。角のとれた大きなRの四隅、そして左手側が厚く右手側へ行くにしたがい細くなっているのがわかります。このデザインは最高にホールドしやすです。しかもレンズが左にオフセットしている関係で小型なボデーなのに右手でわしずかみできるんです。
OM-2と比較してみるとその優雅さ、上品さ、がより一層きわだって見えます。OM-2は機能丸出しで、メカメカしくて、身ぐるみはいで犯してやる?みたいなこれぞ一眼レフだ!みたいなそれはもう、たまらなくカッコイイですねー(おまえ、どっちがいいの?)。実はOMシリーズもたまらなく好きなんです、、
-SHUTTER BUTTON/DIAL-
Penシリーズの特徴のひとつである、長方形のシャッターボタンです。なぜこんな形にしたのかと言うと、ひとつはカメラの突起を無くす為、そしてもうひとつがハーフで多用される縦位置での撮影時の操作性の向上の為だそうです。カメラ前面の右側には、シャッターダイアルがあります。カメラを上から覗いた時にスピードが解るように、円周上にBから500までの数字が書かれています。こういう場所にシャッターダイアルがあるカメラは珍しいと思いますが、意外と操作性が良くてついつい、カチャカチャと回してしまう癖がついてしまいました。
アサヒカメラの記事を紹介しますと「シャッターボタンは従来のペン型と共通な四角形のものだが、ファインダーカバーの中に埋め込まれるまで押し下げないとシャッターが落ちないという感じが良くない。フィルムカウンターは上面にあり、一見大きく見えるが、1、4、8、、、というように目盛られ、しかもこの数字と橙色の指標との間隔が離れすぎていて読みにくい。」と厳しい評価になっています。 ダイアルの上下にはオプションの露出計をマウントする為のバヨネットがあります。中段の写真がオプションの露出計です。
この写真はFTのシャッターダイアルです。基部のバヨネットが無くまたフィルムスピードをセットする窓が見えます。FTでは露出計を内蔵している為に、このバヨネットは、必要ないんですね。そして、FVにて再度復活します。
-Advance Lever-
PEN-Fの巻き上げレバーはご覧の通り、軍艦部の上にはなく後面からニョキっとはえています。親指のかかりの部分がひねってあって、十分な大きさがあり、しかも指にやさしく使いやすい形状です。PEN-Fではこのレバーを二回巻かなければなりませんが(作動角110度)、PEN-FTでは改良されて一回で良くなりました(作動角150度)。でも二回巻き上げも、リズミカルで楽しいもんです。バシャッ!ジュリッ!ジュリッ!!っと言ったリズムでシャッターレリ−ズ、巻き上げ、巻き上げとワルツのノリで楽しませてくれるのです。ただし二回の巻き上げは、わりとゆっくりと行った方がPEN-Fにとってはよろしいようです。一回目の巻き上げで、FILM
を1コマ送り、二回目の巻き上げでシャッターをチャージします。素早くやりすぎるとメカニズムに不調をきたすことがあります。
下の写真がFT,FVの巻き上げレバーで、作動角を増加させる為にBODY側面までガバっと切り欠きが開いてます。150度の作動角はけっこう大きいものがあって、親指と手首の体操にはもってこいのメカニズムです?
Pen
FとFTを並べて比べるとその違いが、より一層解ります。この写真は上がFTで下がFですが、まず親指の掛かり部分の大きさがまるで異なります。FTは作動角の増加に伴いレバー上での親指の動きを吸収すべく大きな掛かりを有しています。またレバーがトップカバーの途中から出ているFに対してFTではカバーの一番はじから出ています。レバーの肉厚もFTの方が厚くなっています。
Pen
Fの巻き上げ機構に関してアサヒカメラのニューフェース診断室に掲載された記事を紹介すると、「フィルムの巻き上げレバーは、カバー上面を平らにするため、ボディーの背面ファインダーカバーと裏ブタとの中間位置に置かれている。巻き上げ角度は約110度2回操作で行う。この際フィルムは半畳ずつ送られる。巻き上げの感触は重く、その上ゴリゴリしている。レバーも板を曲げたもので、数多く写すと指先が痛くなる。2回も巻き上げながら重いというのは、主としてロータリー式シャッターまわりの強力なスプリングをチャージするためだが、ゴリゴリするのはチャージの力の配分が不適切なためだろう。ここは何よりも先に改良してほしいところだ。」と少々厳しい指摘を受けています。オリンパスの一眼レフは代々その巻き上げのフィーリングに関して指摘を受けており、オリンパス側の回答も毎回同様(巻き上げ機構の歯車に特殊な鋼を使用しているためと言われている)なところが不思議です。
-Rewinding Knob-
PEN-Fの巻き戻しクランクはこのように、軍艦部の中に完全に埋まっています。巻き上げレバーと言い、巻き戻しクランクと言い、そしてシャッターボタンまでもが全て軍艦部の中に納まっているわけです。しかもその為に個々の部品の機能を損なうような小型化はされておらず、むしろ普通のサイズよりも大きい程です。このカメラ自体は可能な限り小型化を図り、操作上必要であれば従来よりもむしろ大型化する、というOLYMPUSのカメラ哲学はのちのOM
SYSTEMにも引き継がれているんですよね。この哲学にみせられて、多くの人がOLYMPUSのカメラをこよなく愛用しているのだと思います。
アサヒカメラに掲載された記事を紹介しますと、「ボディーの背丈は低くスマートである。こうしてボディー上面が広くあいているのに、アクセサリーシューを置いていないというのは、デザインを重視しすぎて実用性を犠牲にした感がある」と手厳しい寸評となっていました。
この巻き戻し機構に関しても「フィルム巻き戻しは、底面の自動復元式ボタンを押してから、上部のクランクで行う。巻き戻しはスムースにゆくが、巻き戻し中にうっかりクランクから手を放すと、フィルムの巻きグセによりクランクがクルクルと戻ってしまうのは困る。安いカメラによくあるくせだが、このクラスのカメラとしては、巻き戻しの際だけ巻き戻し軸に制動がかかるような機構をつけてもらいたい」とアサヒカメラ誌より指摘を受けています。
Pen
FとPen
FTでクランクのツマミ部分に若干の形状変更があるようです。Fでは円筒状でギザギザのローレットが刻まれていて、FTでは角形でローレットが無い物になっています。この角形はハンドルをしまう時少々やっかいです。位置を合わせないとひっかかって、うまくしまえないんです。後日シアトル在住の9mmさんより御指摘がありました。FTでも円筒形ギザギザ付きのツマミがついている物も存在するとのことでした。このサイトは皆さんからの御指導で成長しているようなもんです。今後もよろしくお願いします
(^ ^ゞ、、。
-Bottom-
Pen
FとPen FTのBottom Coverの比較です。黒い方がPen
Fで銀色ボディーがPen
FTです。画像が小さすぎてよくわからないですが、底板部に関してはPen
FとFTではレイアウトが異なっています。Pen
Fでは三脚用のネジが外側にあり、三脚にセットした際にかなり不安定な感じが否めません。その不安定さを補う目的で画像の赤い矢印部分に小さな穴を設けてあります。この穴はPen
F専用のカメラホルダー及び複写台に乗せた際に、この穴に複写台にあるピンがはまってバランスよく固定されるようになっています。この三脚穴の位置に関しては発表当時、かなり批判をあびた部分ですが、設計者である米谷さんは「ライカにもこういうモデルはあるし、悪い部分をマネしたわけではないが、レイアウト上やむなくそうした、、」とのコメントをされています。
一方、Pen
FTになってから電池室を設けなければならなくなり、電池室がPen
Fの三脚穴の位置に配置され(底板のはじっこ)、三脚穴はバランス的にも申し分のないレンズマウント付近に移設されました。最初から何故ここにレイアウトしなかったのかは、、わかりません。
-Compare to OM-
軍艦部をOM-2と比較してみると、おもしろいことに気が付きます。OMシリーズはコンベンショナルなペンタを搭載しているので当然ながら三角形のでっぱりがあります。もっともこのでっぱりも、当時の他の一眼レフと比較すると信じられない程小形なのですが(赤瀬川さんは、このペンタを、プチショートケーキにたとえています)。このペンタのでっぱりを差し引いて、軍艦部の高さを比較すると、なんとOM-2の方が低いんです!!?
その差は約3mm程度なんですけど。それなのに、軍艦部の上に出ているペンタ以外の突起物までの高さを比べるとなんと、OM-2とPEN-Fはほぼ同じ高さなんです!!!??
これは偶然なんでしょうか?
PEN-Fはボデイー内部にプリズムを完全に納めているので高さが伸びて当然のようですが、OM-2は極限まで高さを詰めた結果、軍艦部の高さが低い、にもかかわらずシャッターボタンや巻き戻しノブといった部品のおかげで結局、同じ高さになっているんです。これは一体どう言うことなんでしょうか?不思議なような、あたりまえのような、自分でもなんだかよくわかんなくなってきました。きっと何か深いわけがあるに違いない、、もっともASA
ノブやシャッターボタンといった機能部品はその操作性からわざと大きく作ってあるのだから、、でも偶然にしては何か変な気もするし(後で正確に寸法を計ってみたらOMの方が少しだけ高いことが解りました。でもそれにしてもなんでこの二台、こんなに背丈が似てるのかな〜? おまえ、しつこい性格だねー)。
-Compare to OM その2
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少し(かなりじゃないのか、、)こだわったBODYの高さについて映像で確認してみたいと思いました。つまらないですから、この文章は飛ばしちゃって下さい。(そんなページわざわざつくるなよ、、)ご覧の通り、PEN-FとOM-1(OM-2)のBODYの高さを比較してみると、肩の高さはOMの方が低いんです。それでもって、OMのシャッターボタンの高さが、丁度PEN-Fの肩の高さとほぼ同じなんです。OMのFILM
SPEED設定ダイアルの背が高いのは、操作性の向上の為でしょうか?それともメカニズムを内部に実装している為でしょうか?それにしてもプリズムを内蔵してこれだけの高さに突起なしで納めてあるっていうのは、改めてPEN-Fの偉大さを感じます。なんでペンタプリズムがミラーの上にのったのかに関しては、調べてみようと思います。
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