写真は上がPen
EES2で下がPen
EESです。このようにEESは後蓋がはずれる仕様です。EE2,3/EES2においては開閉式が採用されその代わりにフィルムスプールが引き上げられるようになっています。これはすべてフィルムのヘソを逃がすために設計者が苦労する部分だそうです。
その他には、フィルム圧板の支持の方法が違います。EE/EESの方は上下左右どちらにもある程度自由に動ける遊びが設けられています。一方EE2/EES2は左右方向にのみ遊びがある構造です。これも蓋の構造の違いに起因しているのでしょうか?左の写真はEESのフィルム圧板ですが、ご覧のとおり4箇所で止めてありしかも逃げの方向が下は左右方向で、上側が上下方向になっています。
一方EE2/EES2ではこのように、二箇所で支持されており左右方向にのみ逃げられるようになっています。開閉式の蓋だと蓋は上からかぶさる形になるので上下の動きを考慮しなくても良いのではないでしょうか?
-EES総括-
もともとシャッターを切るだけで誰にでも写真が撮れる、そんなカメラを目指して開発されたEEシリーズですので、ピント合わせが必要となる明るいレンズの搭載は、本来の米谷さんの主旨から少々外れているような気もします。米谷さんも「EEシリーズにはF3.5が合っている」という風に考えていたそうです。しかし世間がより明るいレンズを求め、オリンパスとしても販売の促進という課題がある中で、このEESが誕生したと言えると思います。EESはその後、より完成度を高めたEES2へと成長していきました。
EES Close Upはこれで終わりです。