Pen EE Close Up 3
-Pen EE の欠点/弱点-
Pen
EEの欠点をいろいろと並べてみると以下のような点があげられます。(あら探し的なところもありますが、お許し下さい)
1 PenやPen
Sと比較した場合、シャッターボタンの突出は明らかな欠点だと思われます。米谷さんのPenの造型方針でもあったカメラ上面を平坦にするという当初の方針からは完全に外れていますから、、
2 シャッターが単速式(1/60秒のみ)の初期型Pen
EEは、日常生活の中での撮影において、露出制御範囲が明らかに狭すぎると言えます。家庭用のスナップカメラなのだからと割り切ったとしても、明るい側、暗い側ともに、驚くほど狭い露出制御範囲ではないでしょうか?(この欠点を承知の上で、オリンパスはEEカメラ普及の為にPen
EEを市場投入し、また早期に二速式Pen
EEに切り替えています。)
とは言っても、この単速シャッターを導入するにあたっては、綿密にファミリーカメラの使用環境の調査がされています。クラシックカメラ専科の米谷さんの記事によれば、「昭和34(1959)年度1年間の各カメラ雑誌に掲載された写真から、レンズの絞りやシャッター速度、使用フィルム感度などの撮影データ−を収集、分析した。(中略) 一番多く撮影されているシーンは、明るさBV13(1/250秒、F8、ISO100)前後の明るい戸外であった。1速タイプのPen
EEでも70%の被写体は撮れるのだが、明るい雪山ではNDフィルターが必要であった」とあります。
3 フィルムを巻き上げるたびに、フィルムカウンターの指針がぐるぐるとあちらこちらに移動するのは、やはりカウンターの読み取りやすさという点で、欠点と思われます。
4 後ろ蓋引き下ろし式は、フィルムの入れ替えの迅速さという点において、明らかに不利かと思われます。(クラシックカメラのファンは敢えて、この不便さを楽しんでいるのですが、、)
5 シャッターボタンを切るときのフィーリングは、正直言って、最悪です。ヌメーっとしていて、しかも異様に長いストローク、、。切れる瞬間も今一つしゃきっとしません。シャッターの項でも触れた通り、メカニカルなプログラム機構故に、どうしようも無かったのですが、、
いずれもPen
EEの全体的な評価の中ではささいな欠点であり、個人的にはそれほど欠点というほどでもないというところではありますが、、
Pen EE Close Upはこれで終わりです。