チャイカllを正面から眺めるとシャッター速度ダイアルが見あたりません。いったいどこにあるのか?それはなんと、カメラを構えた右手親指のところにあるではないですか!この位置は絶妙で、構えたまま持ちかえることも無くシャッター速度のコントロールが可能です。キャノンEOSシリーズはこのカメラにヒントを得てコマンドダイアルの開発に至ったのではないかと思えるほどの使い勝手の良さです。カメラ上面にシャッター速度表示用の窓があります。このシャッター速度ダイアルで、もうひとつの驚きは、Bから速度を上げていって最速の1/250秒まできたあと、そのまままたBへエンドレスで行けるところです。スーパーカブのローターリー式変速のようなものでしょうか、、若いかたにはちょっと解らないでしょうね、、(^_^; ですから、、最速1/250秒を選んだあとで、うっかりまた低速側に行きすぎてしまう、、なんてミスが起きないとも限りません。このへんは、、少々人間工学的配慮に欠けているような気もします。
巻き上げは写真の通り、巻き上げレバー式です。巻き上げ角度は150度程度でしょうか。操作力は非常に軽快で、分割巻き上げも可能です。右肩部分にフィルムカウンターがあります。自動順算式で、裏ふたを開けるとカウンターが0に戻るようになっています。
-カメラ背面及び底面-
背面ではご覧の通りで、一番左の端にファインダーがあります。このファインダーを覗いてまたまたビックリ!なんと撮影範囲を表すフレームラインが無いのです(・_・;) これでは、どこまで写るのか全く解りません。結局、いい加減に写すしかありません。レンズとファインダーの関係はかなりオフセットしていますので、近距離ではかなりのパララックスがあると思われますが、、そんなことは意に介さずといったところでしょうか、、こんなんでいいのか、、ロシア。
底面には三脚のネジ穴とフィルム憶えがあります。三脚のネジは、これまた半端でなくゴツくまた深いネジが使われています。関心したのは、この三脚ネジ部がちょうど巻き上げスプール中心部の下側に配置されていて、ネジ部がスプール内部に丁度もぐり込む形になっているところです。強固で大きなネジをカメラ寸法を大きくすることなく装備させるうまいアイデアだと思います。どこかの、、例えばドイツとかのカメラの真似かもしれませんね、、小生はそのへんは全く解りません。フィルム憶えは円盤部にASAとDINともう一つロシア語で表示されています。
ところでこのチャイカll、巻き戻しノブが見当たりません!カメラの上下、前後、左右どこを見ても巻き戻しノブが見当たらないのです。まさか、、暗室に入っておもむろに蓋を開けてパトローネを取り出し、ぐりぐりとパトローネの軸をまわして巻き戻すなんて、、、でもこのロシア生まれのカメラならばそういった非常識もあり得るのでは、、とまで考えました(^_^; そんなワヶあるわけないでしょが、、
なんと!!カメラ底部にあるぺっちゃんこのフィルム憶えを引っぱり出して、それをぐりぐりと回すのです!このことに気付いたときには感激しましたが、、なにせこのフィルム憶えは高さが2mm程度の薄さですので、指が痛くてたまりませんでした。痛いぞ、ロシアカメラ(ToT)
側面には裏ぶたのロック機構がありますが、写真の通りで半端じゃなく巨大でアンティークな造りになっていて、このへんも恐るべしロシア、、といった風情です。またカメラを吊り下げるためのアイレットは、御覧の通りごつい造りです。「ロシア人は物をとても乱暴に扱う人種である」というのをどこかで読みました。そういったロシア人のためのファミリーカメラとして生存するためには、やはりこのアイレットといえどもPenのような華奢なものでは済まされないのでしょう。まさに、恐るべしロシア、、
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