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『バンコク楽宮ホテル』
先日、バンコックのワールドトレードセンターにある紀伊国屋書店で、むかし読んだ本が文庫で出ていたので買って
きた。内容がどうこういうのではなく、一頃、しばらく暮らして(?)いたところなので、なんとなく懐かしくなったというと
ころ。
この著者の谷恒生は、エルアスナムで同じサイトオフイスにいた、今は外資系の某国際通信事業会社にいるKくん
が自分の先輩だとか言っていたように記憶している。
なお、中国編の「中国入境」の項で触れた北京飯店はこの楽宮旅社の1階にある。
下に出した写真の裏に「86年8月」とある。当時、1泊50バーツだったと思う。1バーツ=5円だったろうか。
もう廃業してしまったが近くにあった、これも有名なジュライホテルが70〜80バーツ/泊だったか。
ちなみに旧ジュライの客は直ぐ傍の台北旅社に移ったと、先に書いた「アジアの雑貨やさん」が言っていた。かれら
もBKKではここに泊まったとか。
もっとも、最近は安宿を探す日本人の旅行者の多くはチャイナタウンよりカオサンにいくようだ。
本 棚
当時の自分がどんな本を読んでいたのか知りたいところだが、この写真ではぼやけていてタイトルがよく分からない。
横になっているのは「文芸春秋」。現地で買ったのだろう。
左の方の黄色い本は元写真では、「South East・・・」と読める。ガイドブックの類か。
右の方にある赤い本は現物が今も手元にある。「現代中国の政治と戦略」(中嶋嶺雄、
PHP研究所)。なんでバンコ
ックの安宿でこんな本を読んでいたのだろう。
文庫本の類は、持って帰ったのもあるのだろうが、今では識別不可能。
後ろの壁に、「楽しみは長い方がいい」と先人が書き残している。同感なり。
デッサン
どこの部屋の壁も、日本人の先客が描き残したデッサンや箴言(?)で溢れていた。
オーナーが時々壁を塗り替えていると聞くが最近はどうなっているのだろう。
Tさんは今でもBKKではここに泊まっているようなことを言っていたので、今度会った時に確認したい。彼はフランス
の外人部隊で5年間の年期奉公を勤め上げたという強ものである。しかし、最近は二人づれで旅行しているはずな
のだが、どうしてこんな処に泊まるのだろう。(*)
右の棚の上には毎日買っていたのだろう、読み終わった現地の英字紙が積まれている。
(12Dec99)

谷恒生著 徳間書店 本 棚 デッサン
本のオビに <あの名著を
”限定復刊”、 紀伊国屋書店アジア各店のみの発売です。>
とある。
P.S.: (*) 先週、東京に出た折、近郊の街に住むT氏に会った。その時に確認したのだが、彼は未だに
この『楽宮』に泊まっているという。
つれあいの彼女もけっこう面白がっているようだった。昨年まで3年かけて地球を一回り半したさい、
1年余前にBKKに寄り、この宿で撮ったという写真も見せてもらった。
(29June00)
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