(2)アジアの雑貨屋さん
中国の「携帯電話」の項で書いた、昆明の空港で出会った日本人のカップルは中部地方のペンションの集まる
夏のリゾート地でアジアの雑貨屋さんの店を開いているという。チェンマイには仕入れを兼ねて良く来るのだとか。
現地の素材を使って開発輸入のようなこともしているらしく、今回も幾つかの手工芸工場を周ってきたという。
そういえば、いつか、雑貨屋さんの仕入れ日記のような本を読んだことがあるよと言うと、こういう商売をしている
人は日本中にいてその数もかなり多いとのはなし。その種の本は何冊も出ていて、中には仕入れ先情報まで
書いた本があり、素人の参入を加速させているとか。 日本中、この種の店で溢れかえっているような話ぶりで
ある。こちらはモノにあまり興味がないので、どこにそんな店があるのかトンとわからないが。
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また、店にやってくる現代の日本人の観察評を聞かされ、自分の全然知らないところで、日本人が大きく変わっ
ていってるのだなあとの感をいだかされたものである。
例えば、高校生のグループなどが店に入ったあとは必ず商品が無くなっているので、被害を最小限に食い止める
ために若者が何人かで来ると早々にお引取り願っているとか。
信じられないような話であるが、万引きで潰れた店をいくつも知っていると言われると何もいえない。
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ところで、その旦那氏言うには、冬は寒くて店に客も来ないので、仕入れを兼ねてアジアの旅をしているのだとか。
山にいても暖房費だけでもバカにならず、旅をしている方が安上がりなのだと。
しかし、地球上の多くの国や地域に住む普通の人々にとっては、自分の家でひっそりと暮らしているよりも、海外
旅行をしている方がお金がかからないというのは、これも信じられない話だろう。
日本円のパワーを喜ぶべきなのか、日本の物価高を悲しむべきなのか。
(07Dec99)
チェンマイ
雑貨屋さんたちは、まだ先のはなしだと思うのだが、老後はアジアで暮らすことも考えているとか。彼らの周りで
もかなりそういう計画を話している人が多いという。
そして、チェンマイにはすでに何千人という日本人が暮らしているということである。
街で旅行者風のカップルや若い女の子などを良く見かけるが、住人になっている人がそんなにいるようには
見えないよと疑問を投げかけると、長期滞在者の多くは郊外で1軒屋を借りて住んでいるのだという。
貸家を斡旋する日本人経営の会社もいくつもあるとのこと。
そう言えば、ホテルで手にする無料のチェンマイ案内のパンフなどにいくつかそういった業者の広告も出ていたよ
うだ。
今のところ、タイでは外国人はコンドミアムの購入しか認められていないが、そのうち1軒屋の収得も許可される
方向にあるとかで、そうなると日本人でチェンマイに住む人がますます増えてくるだろうとのこと。
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ヨーロッパでは三十年も前から、北欧やドイツの老人達がカナリー諸島やスペインのアンダルシアの海岸地域に
移り住み始めていたのだから、アジアでも同じような動きがあっても不思議ではない。
メキシコにはアメリカ人が多いし、ポルトガルには何故かイギリス人が多く住んでいる。
先日も香港の英字紙を眺めていたら、バギオ(フイリッピン)の別荘の広告がでていた。
チェンマイなら、市内のわりとちゃんとしたホテルでも1ヶ月で借りると5000バーツ(今のレー
トなら約1万3000円)
ほどである。ゲストハウスならさらに割安である。月に5〜10万円もあれば普通の生活ができるのではないか?
それに航空運賃の低下で、その気ならいつでも日本に戻れる時代である。現地で買えば戻りがオープンで3〜5万円
の往復切符などいくらでもある。
また、若いときにその地を踏んでいる人が増えており、彼らは都会人が地方の別荘地に移り住むのと意識的には
あまり違わない感覚でアジアに入っていくのではないだろうか。
(07Dec99)