日本列島 3
靖国参拝。
首相である小泉氏が参拝すると言っているのに、その内閣の外相が中国や韓国が嫌がっているからという理由
靖国参拝を妨害しようとするのは如何なものか。当人は外相就任時の記者会見で、小さい頃から靖国の境内で
遊んでいたことや、今でも家族と共に参拝することがあると言っていたのね。
自分がクリスチャンだから靖国参拝に反対すると言っているのでもなんでもない、要は外相の仕事をスムースに
行なうのに障害になることはできるだけ避けたいというだけ。もっとも今度は民主党の主張に相乗りして憲法違反
まで口にしだしたというが、そこまで言うなら外相など辞めるのが筋というものだろう。
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宋時代の朱子派儒教のファナチズムの影響で、政敵の死後にその墓まで暴くような文化を持つ国とその思想的
影響下にある小中華の国が、50年も前に既に片付いているというか自分たちで処分してしまった戦犯問題を持
ち出してまでの日本たたき。A級戦犯合祀を理由に、伝統的に死者を裁かない文化を持つ日本の首相が自国の
神社へ参拝することに口出ししていることが、そもそもおかしい。
なにも日本の首相が中国や韓国に行って、『漢奸』や『親日派』の墓参りをしようとしているのではない。まして神
社の参拝は墓参でもない。靖国には遺骨もなければ位牌もない。他人の文化にまで口をださないことだ。それと
も彼らは日本も儒教国だと間違えているのか。
「犯罪者」や政敵は死しても鞭打たれねばならぬと、出来の悪い生徒に彼らの言う正統派儒教の解釈法を教え
ているつもりなのかな。日本を生徒としておくかぎり、儒教的にはいつまでも自分たちの思想的、精神的な優位
性を保つことができるわけだ。
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欧州にいるときに現地人が日本も英語国だと思い違いをしていることに気づき、日本はインドや香港、シンガポ
ールと違って英国の植民地ではなかったから、英語は学ぶがそれだけのものだよと良く説明をしたことがあった。
日本は英国法で統治されているわけでもなく、アフターヌーンテイなど英国の風習なども日本にはないことなども。
日本の儒教も語学同様、学問であっても儀礼や習俗になっていない。だから朝鮮通信使たちも当時の日本人が
人前で直ぐ裸になることや、男女混浴、いとこ結婚、肌を傷つける刺青の風習などなどに日本の文化を見ずに
儒教の習俗(つまり彼らにとっての文化、文明)から外れた野蛮性をみて優越感に耽っていたのではなかったか。
彼らは江戸や大坂での書物の出版の夥しさを目の当りにして記録にとどめてはいても、それが日本語であるこ
とで価値を認めず、現代に受け継がれている日本の伝統文化にもまったく興味をしめしていない。一方、道中で
漢文、漢詩(ハングルではない)の交換や教授を求めてくるひとの夥しさに優越感を抱いている。
もっとも浮世絵には関心を抱いた画人もいたことはいたらしい。冗談みたいだが東洲斎写楽が朝鮮人であると
いう説もある。また彼らはこの列島での貨幣経済の発達や船場の蔵問屋に象徴される物流の大きさに驚きなが
らも、朱子派儒教の一元的価値観から抜け出ることが出来ないで、江戸経済を評価できないでいたようだ。
もっともこれは現代に至っても同様で、韓国のエリートたちも自国が日本に遅れを取り出したのは明治以後と思
いこんでいるらしく、学生たちも日本の江戸期に関してはとんと関心をしめさないという(『日本外交官、韓国奮闘
記』道上尚史)。
(31juillet01)