3月31日(金)
★ 有珠山噴火。
昔はひとつの火山の噴火がこんなに騒がれていたように思われないのだが。
☆ ☆ ☆
円高、$1=¥102。
日本経済の回復基調が世界的に認められてきたということらしい。
3月27日(月)
★ ロシア大統領選挙。プーチン氏当選。
こちらは台湾と違って、過半数がとれなければ決戦投票が行われる予定だった。
エリツイン時代と違って現実を見つめる政権ができそうだ。韓国より小さい経済しか持ってい
ない国だということを自己認識することからはじめないとどうにもならないだろう。(See 2月1日)
☆ ☆ ☆
最近は郵便局や銀行に行くと順番待ちの番号札を受けとるようになっているが、あれは日本
ではいつ頃から始まったのだろう。
小生はスウェーデンのマルモという街の職安でぶつかったのが最初だが、これは便利なもの
があると感心したのを今でも覚えている。
フランスにはなかなか入らなかったように思う。
NYで航空会社にフライト予約に行った時に、カウンター毎に何本もの列を作るのではなく一本
の列をつくりある地点から空いたカウンターに分かれていく行く方式を知った。イギリスは早くか
らそうだったというからアングロサクソンがはじめたものか。これも今では日本に入ってきている。
エスカレーターの片側を空けて急ぐ人を通すのはロンドンの地下鉄で知ったのだったか。未だ
日本では確立したとは言えないまでも、何時の間にかこれも日本に入ってきた。
☆ ☆ ☆
21日に書いた、白川議員の秘書が逮捕された。スピード違反(*)のもみ消しが問題になっている
のだが、こういうことを頼む国民が悪いのだから、政治家が云々と言ってみても仕方がない。
(*) 前に交通事故と書いたのは誤まり。
3月24日(金)
★ 本屋に寄ったついでに真向法の本を手に取ると、前出(3月8日)の渡部昇一が推薦文を書い
ていた。これによると彼がすべての型を完成させるのに三、四年を要したと書いており、先に
述べた十年とはだいぶ差があるが、遅くはじめても三年ぐらいでなんとかなるだろう。
3月21日(火)
★ 元国家公安委員長なのだが、今は公明党叩きをしていることでその筋から指されてしまった
新潟出身の白川勝彦議員。地元の選挙民からの交通事故の揉み消しを頼まれた秘書が動
いたという。依頼されてコンピュータの記録を消した警察官が、既にふたりも懲戒免職、逮捕
されている。
田中角栄も似たようなことをやっている。頼まれたのはキャリアの警察官僚。彼が警視庁交
通部の係長だったころに、角栄氏から交通事故の揉み消しを依頼する電話がかかってきた
という。どうしたのかの結果は本には書かれていない。このキャリア氏は著者の友人だという。
(『田舎に暮らして世界を視る』 伊藤光彦 平凡社)
交通事故の揉み消しも、政治家にとっては選挙民サービスのひとつとしてごく当たり前のこと
らしい。こんな御時世にぶつかって、運が悪かった!?。
3月19日(日)
★
台湾では選挙で国民党の下野がきまった。中国共産党にとっては悪夢の一日だっただろう。
台湾を中国の一部と言っている限り、この影響は大陸にもおよんでくる。今の時代、未だ一党
独裁の政権を維持することが可能なのかどうか。
一方、台湾を切り捨てようとすると、今度はチベットや新彊の独立運動が怖い。雲南省もモンゴ
ル人がその統治下においたのが中華世界へ入った最初だが、漢民族でその地を治めたのは
明朝だけなのである。内蒙古や満州となると辛亥革命以後となる。
しかし、大陸はなんでもありの世界でもある。問題を抱えているのが常態で、新たな天命が下っ
て世が改まるまでこのままなんとかやっていくのだろう。その期間が10年の単位なのか、100
年の単位になるのか、その違いがあるだけで。
3月18日(土)
★ 岡本公三がレバノンでの政治亡命をみとめられたという。AFP (*)のサイトで知ったが、その後
日本のメデイアもこのニュースを流しはじめた。アラブの英雄になってしまった男を追放しては
国民が納得しないということなのだろう。
足立正生ら四人は国外追放となりアンマンに送られたが、入国拒否にあい日本に向かってい
るとか。『三里塚の夏』は足立正生の作った映画ではなかったか。成田に戻ってくるとなると、
これも皮肉な成り行きである。
さて、アンマンから成田にくる便はないはずなので、BKKかHKGで便を変えるのかと考えたが、
アエロフロート機で戻ってきた。日本政府が用意したものだという。・・・、なるほど、そういうことか。
レバノン政府は実質、日本送還という選択をしたのである。日本のODAの威力。
(*)AFPはこちらの方がニュースが詳細。L'actualite avec l'AFP
☆ ☆ ☆
台湾総統選。連戦が最後に大逆転との予想が今朝になって流れてきたが、結果は陳水扁が
当選。皮肉にもこれで李登輝の、台湾化と自由化政策が完成したことになる。
本省人の李登輝にとっては、これで良かったのかもしれない。
共産党にとっては、これで第三次国共合作の目も消えてしまったわけだ。
3月17日(金)
★
堺屋氏は、先の宮沢氏と異なり景気回復宣言までは踏み込めなかったようだ。
企業の設備投資が回復しており、見通しが明るい点は認めているのだが・・・。
陳水扁(民進党)を牽制する為に、大陸の共産党がしきりに脅しをかけている。
明日が投票日。
3月15日(水)
★
大和は信託三社と統合されるという。そういえば、大和は都市銀行で唯一信託部門を持つ銀行だ
った。
三和は2月頃までは東京三菱と一緒になるという話もでていたのだが、東銀と三菱が合併当時の
しこりが未だ残っていて、新たな合併に二の足を踏んだようだ。
台湾の総統選挙が近づいてきた。(3月18日)
3月14日(火)
★ 三和があさひ、東海の統合に乗っかるという。
大和はどうなる。もともと野村系だったのだから、こちらとの協力関係を進めていくのか。
しかし伊藤忠と丸紅の例の如く、一度分かれた仲は全くの他人よりも遠いところもある。
インドとパキスタンもそうだった。
宮沢蔵相が景気回復宣言。
3月13日(月)
★ OEDがネットに公開されるという。 Oxford
English Dictionary (参照:1月12日 Britannica )
★ 99年度第3四半期のGDPがー1.4%。2期連続のマイナス成長で、99年度の成長が経済企画
庁が予想している+0.6%に届くかどうか疑問視されだした。
この期のマイナス成長の理由は、年末のボーナスが低かったことから個人消費支出が押さえら
れたこと。今の日本の経済は企業よりも個人の消費が支えるようになっている。実際、企業の
設備投資は漸増していて、堺屋長官はこの先の明るさを強調しているだが・・・。
3月10日(金)
★ 今日で東京大空襲55週年になる。死者10万人。こちらは南京と違って、日時も、場所も、
犠牲者がごく普通の市民だったことや、その数も全部分かっている。だからといって日本では
昔のことをむしかえして、大騒ぎをするわけでもない。
そう言えば、『ガラスのウサギ』という映画があった。原作が詩人の高田敏子。
作家の早乙女勝元氏もいろいろ調べていたようだ。
この東京大空襲もそうだが、地方の新聞社では各地の空襲記録がキチンと残されている。
もっとも、日本では相手が日本政府でないと告発的なものにはならないようだ。
広島の原爆記念碑がその典型だが、やった相手がわかっているのに、単に戦争の悲惨さを語
るだけものになっている。
子供の喧嘩だって、口喧嘩に腕力を導入したということで、先に手をだしたのはどちらかという
ことも大事だが、殴り合いの喧嘩にナイフなどの刃物を持ち出して相手に切り付ければルール
違反なのである。
広島、長崎もそうだが、こうした一般市民を対象とした殺戮こそが「虐殺」という、その単語の持
つ本来の意味にあたるのだが・・・。
起こってしまったことを、ウダウダ言っても仕方がない。未来志向でいこうというのが日本人の
考え方のようだ。
3月8日(水)
★ 前述の本によると、渡部昇一が真向法を始めたのは、故・佐橋滋氏の薦めによるものだという。
「これをやり始めた五十歳のころは、悲しくなるほど自分の体が硬くなっているのに驚いたもの
であるが、六十歳を過ぎるころには、股を開いてすわり、臍から顎まで床につくようになった。」
と書いている。
自分は半年でできるようになったが、スタートが遅いと10年もかかるのだろうか。遅くから始めても
「継続は力なり」でいつかはできるようになると読むべきなのだろう。
小生は真向法をやっているのではなく、「股割り」が真向法の四つの型のひとつになっていのである。
それでもこうして真向法のサイトを見てみると、知らずにこの内の三つの型が自分のメニューに入
っている。もっとも、これが重要なのだろうが呼吸がどうのこうのというところまでは考慮していなか
った。
また、著者がいうように真向法には腰のねじりが入っていない。彼がそうしているように、自分も
それに気づいていて付け加えている。それに三点倒立。世の中には似たようなことを考え、やって
いるヒトがいるものである。もっとも、むこうは大先生だが。
渡部昇一は日本史の本を書いたり、「ドイツ参謀本部」(中公新書)などの本もだしており、さらに、
ひところ時事評論のTV番組を持っていたことから、評論家としての方が良く知られているのだが、
彼の専門は英語学である。
一般書の『英文法を撫でる』(PHP新書)は英文法の本ではなく、『(英文法を)撫でまわして五十年
を経た男の話』
だということで、今、騒がれている学校での英語教育に関する著者の見解や、英語
とドイツ語との関係など、おもしろい話が気楽に読める。
なお、佐橋氏は元通産事務次官。城山三郎の小説「官僚たちの夏」の主人公のモデルである。
3月7日(火)
★
3日に触れた渡部昇一の本に、「ビーシーのペタン政権は南京の汪兆銘政権に似ているのでは
ないか」との一文があった。
ふたりとも愛国者で、異国の軍隊に占領された祖国で、その地を捨てることができない何千万と
いう同朋を、どうしても過酷になる占領軍の直接統治を避け自分の政府の下で保護するという
道を選んだのである。
しかるに、戦後は向こうはCollabo(対独協力者)、こちらは漢奸。民族の裏切り者である。
たとえ傀儡と言われようと、視点はその先にあったはずなのだが。
ド・ゴールだってロンドンにいて、当然のことながら対独戦ではさしたることもしていない。彼の最
大の功績はフランスを戦勝国の一員に連ねたことである。
しかし、これも対枢軸連合国(*)の一角が崩れることを恐れた米英が、亡命政権でしかなかった
ド・ゴールをフランスの正統政権とみなしてくれたおかげである。チャーチルは個人的にはド・ゴー
ルにあまり良い印象はもっていなかった。
彼は戦後、「フランスの栄光」を唱え、贖罪意識の強いドイツを後ろに控えさせて大陸でのリー
ダーシップを握り、対ソ政策で米英のそれと一線を画した。核武装をして自主独立路線を歩む
ことで、戦勝国になったとはいえドイツとの戦闘で敗れて屈辱感から抜け出せないでいたフラン
ス人のナショナリズムをくすぐり、英雄にまでなってしまった。
☆ ☆ ☆
汪兆銘については最近、上坂冬子が
『我は苦難の道を行くー汪兆銘の真実』
(講談社)という本
を書いている。伝記小説の第一人者、杉森久英も『人われを漢奸と呼ぶ』を数年前に『諸君』に
連載していたが、単行本となって文芸春秋社から出ている。
ドイツではペタン将軍に関して、彼をそれなりに評価した本が書かれているのだろうか。ナチス
時代と関わりたがらない戦後のドイツ人にとっては、昔の異国の盟友のことなど所詮他人事で
あり、そのような本を書く奇特な人間がいるとも思えないが・・・。
こちらは浪花節の世界なのだ。
(*) 戦後、恒久的な組織になりNYに本部をおいた。日本では
"国連" とよんでいるが、中国語
では今も直訳の"連合国"である。
対日独連合の組織で、その日独が常任理事国になろうとしても難しいのは当然。
3月5日(日)
★『植林』というものは単に苗木を持って行って植えれば良いというものではないらしい。フイリッピン
などのモンスーン地帯ならばまず上手くいくが、その土地が既に砂漠性の気候になってしまって
いる場合は、むしろ悪い結果を生むことになるという。
植えた苗木が大気中から水分を得られないと地中から水分を吸収しようとするために、地下水
の枯渇をまねきその地の砂漠化を加速することになる場合もあるという。
中国の辺境地でその地の砂漠化を防ごうと、善意から植林をしている日本人の行為も、成功して
いる例もあるが注意しないと地元のひとの恨みだけが残ることになる可能性もあるという。
(『資源としての水』第三回 江刺洋司、「正論」4月号より)
Mくんはマリでの植林活動をしているNGOに参加していて、ときどき現地にも行っているらしいが、
むこうはどのようになっているのだろう。
3月3日(金)
★ 本を読んでいたら(*)、三石巌という物理学者で、自然科学一般に造詣が深く、医学や栄養学の本
も多く書いているヒトの話しがでていた。
60歳で白内障になって、『2・3年もすれば見えなくなるでしょう』と東大の医学部の眼科の先生
に診断されたのを、自分の立てた推論に従いビタミンCの大量摂取で、完治しないまでもその
進行を食いとめたこともあるという。
なにせ彼の300冊以上の著書の多くは、60歳を過ぎてから書かれたものだというのだから、眼は
見えていたのだろう。その彼が92歳で腕立て伏せを50回していたというエピソードが目を引いた。
いったいどういう人だったのだろう。96歳で没。
ところで、自分の経験からだと腕立て伏せの回数と筋力とは直接の関係はないのである。ひと
つの『こつ』のようなものではないかと思う。
ある漫画家が子供の頃に野球をやっていて、腕立て伏せを毎日200回やらされていたという話
しを読んだことがあった。(大人になった当人はもうやっていない)
それが7〜8年前のことだったのだが、毎朝20分ほどしている体操のメニューなかに、当時は
腕立て伏せ40回というのを組み入れていた。腕は張るしイキもあがり自分にはこれが限界だろ
うと思っていた。
ところが、ひょんなところに桁がひとつ違う数字がでてきて、普通の人間がそんなにできるもの
なのかと半信半疑ながら、別の世界が開けたように感じて自分も数を増やすことに決めた。
不思議なことに、先人がいることを知っただけで、60回、80回と上げて、100回になるのに
2週間もかからなかった。
今でも100回なのだが、別に筋力が2.5倍になったわけでないのは本人が一番良く知っている。
相変わらずのへなちょこである。筋肉というより意識がそうさせているのである。
とういうわけで、
その気になりさえすれば誰でも腕立て伏せの100回くらいはすぐにできるよう
になるのである。92歳で50回できるかどうかは知らないが・・・。
(*) 『知的生活を求めて』渡部昇一 講談社
3月1日(水)
★
東大寺のお水取りはじまる。
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