[ 目 次 ]      月刊・お好み書き 2003年11月号


 お好み記者独り言69

半年後はスキルアップ!


 10月から半年間限定の仕事を始めた。その名も「学校ITアドバイザー」。公立学校でのパソコンを使った授業の補助や、教員が校務の効率を図るためのパソコン利用を推進するためらしい。まだまだパソコン嫌いの先生も多いらしく、そういえば息子の学校の学級通信、学年通信も手書きである。横須賀市の場合、今年は退職した先生が多く、60名ほど新採用があったらしいが、一桁だった年もあったようで教員の平均年齢は46・7歳。生まれた時からパソコンが家にあったという生徒世代との格差は大きい。研修を受けて知ったことだが、3、4年後には各普通教室に2台ずつコンピューターが置かれ、1台は担任の先生が教材作り、校務処理に使い、もう一台は生徒が自由に調べ学習などに利用できるようにする構想があるという。先生たちがパソコンはちょっと、と言っておられなくなるという時代なのだ▼と偉そうなことを言っているが、私はパソコンができるのか。自慢じゃないけど、できない。「お好み書き」の原稿を自分で編集する時はいまだに切ったり貼ったりするので、膨大な時間がかかる。メールができてネットで検索するくらい。それなのに何故応募してしまったのだろう。子供たちと接するのが楽しそう、と思った。それになにより時給がスーパーのレジ打ちの2倍以上、これも魅力だった。はっきり言って塾講師の時給よりいい。年齢制限は危うかった。それが採用されてしまった。私のパソコンスキルを一番良く知っている夫は採用通知が来てから、不安そうな顔の妻の顔を見ては、「知ーらないっ」と言ってにやにやしている。まあ、面接で「パソコンは得意とはいえません」とはっきり言ったのだから、採用されたからには、後は採用した側の責任と割り切ることにした▼しかし、研修が始まってみて、それが甘かったことに気づく。某大手PCメーカーでSEをやっていたという人や、プロバイダー会社で電話をとってました、という人。普通の主婦でも自分のホームページを持っている人たちの集まりだった。用語もまったく分からない。では自己紹介の紙を作りましょうと言われて、かわいい絵を貼り付けたりして喜んでいたら、ふと横を見ると周りのレベルが違う。写真を取り込むだけではなく画像処理が行われている。どうやったの? というような技術のオンパレード。肩をがっくり落とした日々が2週間続いた。お弁当を食べて話していると、目の前の二人の女性は22歳だという。またまたがっくり▼研修が終わり、学校挨拶へ行ってきた。学校は元気な子供たちのはしゃぐ声でいっぱいだった。仕事でお昼をはさむ時は給食が200円で食べられるのが嬉しい。今私のパソコン技術は恥ずかしいほどしかないし、先生の期待に応えられないかもしれない。質問されて背筋が寒くなることが山のように待ち受けているだろう。それを思うと恐ろしい。だけど半年後にはスキルアップは間違いない。懐かしい給食が食べられて、PCの勉強がいやでもできる。このチャンスを楽しまない手はない!よね。(敦)


 


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