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お好み記者独り言68
華のト〜キョ〜(3)
ちゃっちゃとせんかい

 大阪人はせっかちだと言われるが、大阪人から見ると東京人は動作がとろい! 駅 の階段。ホームに電車が入ってきたらしいのに、駆け上がろうとする人は少ない。な ら道を空けろよ、と言いたくなるが悠然と歩いてやがる。しかも、恰幅のいい人なら 1人でいっぱいになるくらいの幅でしかない「上り」のところを2人並んで。大概、 電車を1本見送ることになる。並走している山手線と京浜東北線の電車が2、3分お きに来るので、ホームにたどり着いた時にはすぐ次の電車が来るのだが、そこを大阪 人は我慢ならない。あるとき、「タラタラ歩くなよ」と我慢できずに階段途中で「下 り」部分に逃げ出し、ホームへ駆け上がったら、列の先頭はつえをついた人だった。 心の中とはいえなじった自分を恥じたが、それにしても、我慢強い人たちだ。でもこ れって、電車の本数の多い東京人の余裕?▼東京には外国人が多い。100メートル も歩けば一目見て外国人と分かる人とすれ違う。中国人や韓国人とはもっと出あって いるに違いない。首都なんだから、当たり前と言えば当たり前だが、大阪人にはちょっ としたカルチャーショック。銀座あたりには毎日のように観光バスが止まり、言葉の 分からぬアジア系の人たちの団体が降りてくる。外国人に限らない。日本人のお上り さんも多く、地図やガイドブックを見ながら歩き、人の流れを遮ることが多い。スー ツを着たビジネスマンらしき男たちも大きな荷物をゴロゴロ引きずり、後ろを歩きに くいことこの上ない。動作がとろい!のは、そんな人たちが多いことも少なからず影 響している▼人が多いからか、列車の人身事故が多い。よって電車が止まることが多 い。「運転再開のめどは立っておりません」と言われても、大阪のように乗客が駅員 に詰め寄る光景は見ない。止まったままの電車の中で平気で本を読んでる人もいる。 もう慣れっこになっているのだろうし、地下鉄網が縦横無尽に張り巡らされ、路線が 一つ止まっても代替輸送が容易なことがあるかも知れない。人の不幸にも鉄道会社の 不手際にも動じず機能する大都会。でも、私は他人の不幸に慣れっこにはなりたくな いぞ▼歩行喫煙が多い。煙たくてしょうがない。それほど忙しいのかカッコつけてん のか。千代田区が昨年歩きたばこを禁止する条例を作ったくらいだから、東京人はよ ほどマナーがなってないのだろうとも思うが、ひょっとしたら先進地東京は職場禁煙 が進んでいて、オフィスでは吸えない奴らが道路を勝手に喫煙コーナーにしているの だろうか。ということは、いまだ分煙の進まない大阪が遅れてるってこと?▼田舎も んが多い。平日でも家族連れが多い。老人が多い。障害者が多い――。要するに東京 は、あらゆる“人種”のるつぼ。絶対数が多いという以上に、お年寄りや子ども、女 性や障害を持った人も多く街に出ている、生きやすい街ってこと? じゃあ、そうで ない大阪は、色んな人が住みにくいってこと?(門)

 


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