| 新連載 放課後の先生(3) 土曜日のほのぼの保育 |
☆消えていた組立体操☆ 今年のプログラムを見たら、演技、要はお遊戯があるのは、三年生までで、私たちの時代、六年生の花形競技だった「組立体操」が今年私のつとめる小学校では行われない。どうしてか?考えてみると、今年の四月から導入されている「完全週休二日制」の制度のためではないだろうかと思っている。どうやら、授業をこなすのに一杯一杯の時間数を取っているので、運動会の「演技」にかける時間が無いような気がする。
☆社長出勤で来る子も☆ 九時からだが、早い子は指導員の到着前にもう、保育室の前で待っている。大体、みんな九時頃には来るのだが、中には「社長出勤」で、九時半頃ボソボソッと来る子もいる。
☆アットホームな時間☆ こういうふうに土曜日は子供の数が少ないので、平日の学童ではやりにくいものも時間もたっぷりあるし、指導員の数は平日と変わらないので、子供も指導員もじっくりと取り組める。また、ある意味で、アットホームなほのぼのとした保育が出来るのが、土曜日の学童保育の特徴の一つであると思う。
☆まずは勉強時間から☆ さて、九時に始まってまずやることは、一時間の勉強である。この勉強、何をしても一応構わないのだが、大体の子は、公文式や学研の学習教材を持ってきてしている。勉強道具を持ってきている子はいいのだが、持ってきていない子には、こちらで何かしら指示をして勉強をさせることになる。
☆ひらがなでしりとり☆ 勉強と言っても、一年生の場合、まだ漢字も習いたてなので、「ひらがなでのしりとり」、例えば、「どようび→びいる(ーという長音を習っていない時には、ほとんど皆、こう書いていた)→るびい→いか→かぶとむし→しゅくだい→い・・・というところで、「先生、また『い』が出た。もう、考えつかへん。」という声が聞こえてくる。そういう時は出来るだけヒントを出して、長く続けさせるようにしている。二年生になるとちょっと勉強らしく「百マス計算」(十×十のマスに上と左に数字を書いて足し算や引き算をさせる)。三年生は大体自分で自習できるようになっているので漢字の練習、ってところでしょうか?
☆母親からのプリント☆ また、勉強道具もいつも土曜日ごとにちゃんと持ってくる子は持ってくるし、持ってこない子は、毎週、持ってこない。金曜日の帰りの時に、指導員の先生が「土曜日来る人は、勉強道具持ってきて下さいね。」と言っているのに、持ってこない子供達も多い。かと思うと、公文のようなプリントをやたらたくさん持ってくる子もいる。「とても一時間でこれだけは無理でしょう」と思う様な量のプリントを「おかあさんに言われたから」と言って一生懸命している子の姿は、結構健気で、ある意味、痛々しい。
☆汗を拭きつつ外へ☆ 勉強が終わったら、自由遊びだ。児童はみんな、目を輝かせて、外に飛び出して行く。 (磯貝 圭子) |