| お好み記者独り言55 盲人ゴルフその後 |
| 1999年9月号で紹介した「盲人ゴルフ」のその後について報告したい。 99年4月に発足した「大阪視覚障害者ゴルファーズ協会(以下OBG)」は発足一年を経た今、発足当初の会員数5人から増えて、10人の「ブラインド会員」が在籍している。昨年の取材時には、女性ブラインド会員は1人だったのだが、今では、2人になった。ブラインド会員をサポートする「サポート会員」も発足当初の7人から、20人までになった。いずれも会員数が倍増している。 現会長の水嶋勝さんによると、「定例の練習会に参加して貰えたり、実際に動けたりするサポート会員がやはり少ない」と、メンバーが倍増した割には、練習時の不自由さが否めない悩みを打ち明ける。 今のところOBGの練習は月に2回、大阪市大正区のゴルフ練習場を借りて行っているが、この練習場所が大阪の中心部から離れていたり、練習時間が夜だったりするので、サポートしようという人はいるのだが、なかなか練習に毎回参加出来る人がいないのだそうだ。 発足当初から参加されているブラインド会員の方の大半は前回の記事でも報告したように、家族の方にサポートして貰っているので大丈夫なのだが、サポートする人が決まっていないブラインド会員は、練習で橋本郁子先生の指導を待つしか基本的には手段がないわけである。だから、ほかのサポート会員が、自分の付いているブラインド会員の休憩時間などを利用して、助言等をしているというのが実情だ。 しかし、これはやはり、練習方法としては無理が生じる。ブラインド会員一人だけでは、基本的な「ボールの行方がわからない」のだ。これは、練習していてもかなり、困ることのようだ。また、「ボールに対してまっすぐに立つこと」などのフォームに関することも、やはり、自分ではなかなか自覚し難いし、特に最初のうちは難しい。 しかし、ゴルフをやりたいとOBGの門戸を叩く視覚障害者の大半は、サポートする人が決まっていないままゴルフを始める。健常者のゴルフなら、サポートする人は必要ないので、「ゴルフをしたいから始める」「ゴルフに興味があるから始める」という健常者にとってごく当たり前のことが、視覚障害者にはままならない。 ゴルフを始めるとなると、サポートする人が必ず必要になってくる。特に練習には、少しでも沢山のサポートする人がいると私は思った。 水嶋さんは、「普段の練習場には不参加でも、ゴルフをラウンドする際に来てくれる人、しかも、毎回でなくても自分の行けるゴルフ場に来てくれるサポート会員がいるので、嬉しい」と話す。 確かに、練習場所だけでなく、ゴルフコースでサポートする会員がいることも大切だ。 視覚障害者の方と一緒にゴルフをしてみようか・・・とお思いでしたら、一度OBGに問い合わせしてみて下さい。サポートするだけでなく、ブラインド会員とブラインドゴルフに関心のある晴眼者とのコンペなども計画されていて、10月18日(水)に日本ライトハウス灯友会ゴルフ委員会主催、OBG共催の「ゴルフ大会」が牧野パークゴルフ場(京阪牧野駅徒歩3分)であります。この大会は、プレーヤー・パートナーとしての参加だけでなく、パートナーの研修・見学希望どんな形での参加も出来ます。大会方式は、1組に1人ブラインドプレーヤーが混じってプレーする方式。参加プレー費用などは、お問い合わせ下さい。 問い合わせ・連絡先は、(株)水嶋書房内 水嶋さん(電話072-855-1180、ファックス072-857-5680)へ。 (磯貝 圭子) |
