[ 目 次 ]      月刊・お好み書き 2000年6月号


お好み後記
 
▼田舎の昭和32年生まれの私にとって、万博は文明開化のイメージだ。万博と聞いて思い出すのは、最新のテープレコーダーを手に入れたこと、近所を走る私鉄にクリーム色の新型車両が1編成だけ登場したこと、その車両を待ち構えて、親父が買ったこれまた最新のコンパクトカメラで写したこと、鳥飼久美子という同時通訳にあこがれて、自分も当時脚光を浴びていた新しい職業、同時通訳になろうと思ったこと…など。万博会場でのことよりは、ちょうど思春期のそのころに、私に起こったいろんな目新しいことが、流れ続けていた「こんにちは〜、こんにちは〜」のメロディーとともに思い出されるのである。無理もない。たった2回の万博で、家族と行ったときはすいていた「モルモン館」に入った記憶しかなく、中学校から行ったときはソ連館で3時間以上も並ばされたため時間切れ、他にはどこへも行けなかったという印象しかないのだから。太陽の塔は、といえば、数年前に、いまはもう4年生と1年生のわが子と万博公園で遊んだときの記憶に塗り変わっている。30年はやはり、遠い。(門)

▼万博の年の2月に両親が離婚して、僕は母と暮らすことになった。母が勤めに就いたのが8月だから、その年の前半は、我ら親子は猛烈に貧乏だった。そんなある日、母に万博に連れて行ってもらったのだが、それはそれは悲惨だった。暑い真っ盛りなのに、ジュースの1杯も飲ませてもらえず、昼飯は、会場内で1番安い露店のカレーだった。それでも、障害者手帳を見せると並ばずにパビリオンへ入れるという特典を大いに利用して、我々親子は、会場をかけずり回った。さて帰る段になったら電車賃しか残っていない。晩飯代すらないのだ。家へ帰って、メリケン粉を焼いてソースをかけて食べた。具の入っていないお好み焼きだ。今思い出すと、微笑ましくも懐かしい。しかしどう考えても不思議なのは、その日の晩飯代すらないぐらいなのだから、明くる日の生活はいったいどうしたのだろう?未だに母はピンピンしているし、僕もこうして生きているところを見ると、まあ何とかなったのだろう。人生お悩みの皆さん、人間生きてりゃ何とかなるもんです。まあ、お気楽にお気楽に。(鶴)

▼どうして駅の構内の売店や自動販売機のジュース、お茶の類は250mlの細ーい缶しかないのだろう。JRに限らず、私鉄もそうだと思う。ほんのちょっと離れた駅の外で買えば同じ値段で350ml。大いに損をしたような気がしたことはないですか。JRに聞くと「座席に飲み残しをこぼさないように」という答え。以前大きい缶を置いたことがあったのだが、お年寄りや子供が放置した缶の飲み残しで、後の乗客が洋服を汚し、そのクリーニング代をJRで払っていたのだとか。その費用がバカにならないので、今も細い缶だけにしているという。又、伯鶴家からの情報によると売店のスペースが限られているので、たくさんの種類の缶を並べるために細い缶に統一しているとか。うーん、両方聞いても納得できるようなできないような。駅の構内は販売権が独占されている。今は500ml入りのペットボトルも流行し始めているとはいえ、乗客へのサービスを第1にした柔軟な態度とは思えないのだけどなあ。(敦)

▼今度、上海へ旅行するという知人から「いろいろ教えて」と電話があった。押し売りには「不要(プーヤオ)」と答えて、いたずらには「不行(プーシン)」って言って、、など教えていた。最後に、「ねえ、中国って治安はどう?」と聞かれて、思わず「日本よりいいよ」と答えてしまった。「治安のいい国、日本」の伝説も、今ではすっかりないなぁと私自身思っている。みなさんはどう思いますか。(貴)

★趙博CDアルバム『ガーリックちんどん』発売★

  平成の惰眠を揺るがす超問題作、ついに完成。
  「趙 博&伯鶴 二人会」の大進化、ライヴアルバムで登場。
  国家国旗法制定忌捻
  皇紀弐千六百六拾年&新千年紀惚縮
  大東亜の益荒男が放つ、CD第4集。
  大阪(應典院)広島(OTIS)沖縄(佐喜眞美術館)神戸(サムスタジオ)などでライヴ録音
<豪華ゲスト陣>国本武春、ちんどん通信社、おーまきちまき&のむらあき、板橋文夫、竹澤悦子、山澤由江、笑福亭伯鶴、笑福亭鶴二
<収録曲目・トーク>
1 カクソリ・タリョン[却説打令] (門付けの数え唄)
2 アリラン[出囃子] 〜 浪花津や[浪曲さわり]
3 与太話「小林旭が…」
4 自動車ショー歌
5 銃後美談「浪曲復活…」
6 戯れ話「頃は1953年…」
7 涙のチャング
8 馬鹿話「紀元は弐千六百年…」
9 日の丸兄弟
10 ソウルからピョンヤンまで
11 回想譚「植民地の頃…」
12 他郷暮らし
13 哀愁譚「高齢化社会…」
14 老人革命の唄
15 企業で作業
16 ヘライデ
17 愚か話「地蔵盆の…」
18 ナンマイダ・スッポイダ 〜 念仏ブギ[日本語バージョン] 
<絢爛 アンコール>
19 恨・五百年(韓国古典民謡)
■発売日 6月12日(月)
■完全ライヴ録音、超高音質、総収録時間70分
■定価  \3,000(消費税なし/送料込み)
■入手方法 企画・出版 黄土(ファント)〒544-0032大阪市生野区中川西2-15-9 fax 06-6731-1669 E-mail paggie@yo.rim.or.jp まで氏名・住所・пE枚数など明記の上お申し込み下さい。商品到着後、代金振り込み。


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