[集団力学の理解](概論)  ゆんたく掲示板
  組織(集団)は基本的な活動の特徴を持っているものです。例えば、クラスの結束力が強くなると、他のクラスに対してライバル意識が芽生え始めるものです。逆にクラスの結束力がないと、他のクラスへのライバル意識や競争意識も低下し、仲間意識もなくなってしまうものです。しかし、そのような結束力のないクラスでも体育祭やクラス対抗のコーラス大会などで他のクラスに負けたくないという気持を持ち始めるとクラスの団結力は高まり、チームワークがよくなります。このようなことは誰もが経験していると思いますが、このような集団の動きは他の組織集団でも同じように起こってきます。例えば、企業や行政組織、地域社会、国または国際社会でも同じような動き方をします。例えば、国内に問題が山積し政治が混乱すると、仮想敵国をつくり国(組織)及び国民(メンバー)をそこへ意識化させます。すると国内(組織集団)が一致団結し協力体制が生まれてきます。つまり、組織集団はその規模に関係なく、良い悪いでもなく、その活動はある特徴を持っているものです。
 そして、各組織集団はそれが持つ目標達成のための活動をしているのです。企業は利益を追求する為に、地方行政組織は住民への公平なサービス提供する為に、また公教育機関は児童生徒の成長を育む為に、学習塾は利益追求のために、教育ということを手段(媒体)として活動しているものです。そして、学習塾の評価は志望校の合格率として通知表が付けられるわけです。このように各組織集団の目的は違うものです。従って、各組織集団はその目的を達成するために各業界独自の組織システムを形成しているのです。しかし、上で述べましたように組織集団の活動は同じような特徴を持っているものです。

 なお、現代の集団力学は企業組織に多く活用され、学校運営やクラス運営ではわずかばかりの情報しか活用されていないのが現状です。現代の社会または地域(コミュニティー)の活動低下または崩壊からあらためて社会または地域、そして学校やクラスを集団力学の視点から見直す必要があるのではないでしょうか。集団力学の内容は企業活動に合わせた内容になっているので、それを学校またはクラス集団として読み下して欲しいと思います。一方、学校でのクラス(集団)のメンバーは児童生徒であり、発達段階にあるという前提も加味する必要があります。
 
クラスは集団であり、集団の特徴的な動きをする。
クラス生徒の良い人間関係だけでは、健全なクラスにはならない。
クラス(集団)は一つの意思(Norm)を持ち、個々人の考えや価値観と異なるものを持っている。
また、クラスの意思は個人の意思よりも優先する傾向があり、個人もそれに影響を受ける。
そして、時間と共にクラスや部活の意思はクラス(集団)の文化(風土)となり、受け継がれる。
<いろいろな風土のクラスまたは部活>
楽しく仲良しだが、お互いに言うべきことははっきりと言い議論する。
楽しく仲良しだが、表面的な付きのみで物事をはっきりさせない。
各自は自由だが、他の人に積極的には関わらない。
クラスにボスが居て、そのボスに逆らわない雰囲気。など
健全なクラスは問題が起こっても、お互いに問題に直面し、それを乗り越えようと協力する。
健全なクラスでは、児童生徒も人間関係、集団との関係を学び、共に成長する。
集団力学の理解