| この2つの対人関係は常に同時にあるものと考えられどちらがいい関係、ホントの関係かということでなく2つの関係性の中に私達の関わりがあるということなのです。ですから、職場や周囲に嫌いな人がいる場合、業務上や立場での連絡や報告などをしっかりすることは大切なことであり、嫌いだからといって情報を流さないなんてことはわがままです。そして、仕事が終われば付き合う必要はありません。気分を悪くしたり、嫌な気持ちになったりする必要はまったくありません。大人としてある能力を使い「わがまま」を通すことです。つまり「すみません、せっかくですが用があり失礼します」と。そして、気の合う人と一緒でいいと思います。 |
| この考え方はマルティン・ブーバーという哲学者によります。彼は問題やいろいろな事象を正面から関わることを「我と汝」、問題を直面せず関係をさけることを「我とそれ」と呼びました。そして、このような2つの関係はどちらが重要かということはないと言っています。そうではなく、自分がどちらの関係にいるかということを知っていることが大切だといっているのです。 |
しかし、私たちは育てられる過程の中で、どちらの関係が重要かということを教え込まれているものです。ある人は何事も正面から関わることが大事と育てられ「我と汝」の関係が主になるようです。その方々は無駄なおしゃべりやお愛想が苦手のようです。ホンネで付き合い、自分の考えや人の考えをしっかり話すことが好きなようです。周囲からはまじめで付き合いにくいと思われているかもしれません。反面「我とそれ」の人はくだらない
意味のない話しが好きで、どこでも自由でいられるようです。そして、軽い人とか自分のことしか考えない人と思われているかも知れません。このように私達はどちらかに偏っているものだと思います。もちろんバランスが重要ではなく、その偏りは個性なのでそれでいいのだと思います。しかし、自分の関わり方がどちら寄りかを知り、必要に応じてスイッチできればいいのです。 |
| 私たちの対人関係には「場」があります。「人間関係の場」(一人の人として関係をする)また「仕事の場」(職場、役割などで関係する)です。業務上では業務が正面にあります。相手のことを分かりながらも業務命令を伝えることはつらいかも知れません。私はこのような場面で仕事だからとクールに割り切ることでなく、相手に心を痛めながら業務命令をしっかり言い渡すことが大切だと思っています。冒頭に書いていることと逆の立場なのですが、まったく同じことを言いたいのです。もし、あなたが職場において嫌な人と仕事や立場の関係をしっかりしながら、業務や立場から離れた場面で相手の立場などを考慮して(自分が嫌な気分にならずに)丁寧に断ることができるようになったらすばらしいと思います。そして、自分がリーダー(またはそのような立場)になったとき、毅然としながらも暖かい人になれるものと思います。私も一歩でも近づければと思っています。 |
| 以上で「嫌いな人とどうしたらいいか?」のヒントになれば幸いだと思います。疑問質問、また確認などありましたらホームページの「ゆんたく掲示板」をお使いください。そのときは「ゆんたく掲示板」返事を掲載します。ご自分の意見質問を公開してほしくない方はメールに連絡をください。そのときはホームページに公開せずメールで返事をさせていただきます。 |