Lemania Czech Military
軍用時計:チェコスロバキア軍用
レマニアのチェコ軍用モデル
頑丈そうなクッションケースが魅力
チェコ軍用は他にロンジン、エテルナが知られています
いずれも素晴らしい時計ですが
レマニアファンのYanaはやっぱりこれ
(他は高い?)
チェコ軍用を示す裏蓋刻印
年代は・・・さて・・・
多分50年代くらいかと・・・
頑丈なスクリューバックです
大型の耐震装置付チラネジテンプ
(もちろんロービート)
出車がたまりません
いかにも頑丈そうなムーブですが
カナ押さえはちょっとひ弱そうです
時間はしっかりあっています
Data
Year:1964
Case:W=40mm
<裏蓋刻印>
MAJETEK
VOJENSKE
SPRAVY
D329
<ムーブ刻印>
LEMANIA WATCH Co
SWISS
SEVENTEEN 17 JEWELS
588735
付録
チェコ・スロバキア連邦共和国の簡単な歴史
第一次大戦後の1918年独立国家として成立
第二次大戦直前の1939年3月にナチスドイツに併合
それを逃れた人たちにより戦時中はイギリスに亡命政府設置
戦後独立国家として復活後、徐々に共産化が進み
1948年クーデターにより社会主義国家となる
その後1968年のプラハの春→ソ連侵攻
1989年の無血革命により共産主義より離脱
1993年チェコとスロバキアに分離
という激動の歴史を持っています
その複雑な歴史ゆえに軍用時計に関しても良くわからない事が多く
推定を重ねていく事になりますが、大きく分けて
(1)1930年代からドイツに併合されるまで
(2)戦中(チェコ・スロバキア軍は実体無し)
(3)戦後1948年以前(社会主義国家になる前)
(4)1948年以降(社会主義国家になったあと)
に分けられると思います、このうち
(2)は存在しないと仮定(ただ一部(1)の残りが英国に流れたという話があります)
(4)はソ連製の時計になったのでしょうかね?
それともスイスから独自仕様の時計を輸入したのか?
(武器は独自路線を貫いたようですから)
軍用時計でまず有名なところでは
1930年代〜戦後にかけて3千個程度納入されたといわれるLonginesがあります
大型のクッションケース(非防水?)が特長のスモセコ仕様で
時期により15.94から最終の15.68Zまで数種類のムーブメントが使われています
裏蓋の刻印は横2行に打たれており
その下にシリアルとおぼしき4桁の英数字が打たれている物が多いようです
15.68Zは戦後の機械ですので当然戦後もLonginesの納入は続いたと思われます
Longines以外ではLemania、Eterna製の時計が知られています
いずれも大型のクッションケースですが、スクリューバックの防水仕様となっており
出車式の中三針ムーブが使われているようです
裏蓋刻印はLonginesと異なり円周上に打たれているのが特長で
中央にシリアルとおぼしき4桁の英数字が入ります
Lemania
YanaのLemaniaは出車中三針でインカブロックがついているため
戦後1940年代後半以降に製造されたものではないかと思われます
(インカブロックはいつ頃から普及したのでしょうね)
前の持ち主がチェコ旅行中に購入したとのことでした
ダイヤルはほぼオリジナルか古い時代の書き換え
ハンドの夜光は後から乗せられているようで、まだ光ります
ケースは小傷が多く一度磨きが入っているかも(エッジ丸い)
風防、リューズは新品に替えられているようです