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6.【大都市圏に近いから亜流は生き残れない】

 

 沼津港再開発のモデルを、横浜や神戸、あるいはお台場に求める考え方は愚の骨頂であることは、考えればすぐ判ります。

「観光」に限らず一般消費者対象の現金商売・サービスは、


その商圏における
ナンバーワンか、オンリーワンを目指さない限り衰退します。

「沼津の原宿」をコンセプトにした駅前商業テナントビルは、流行りません。やはりコギャルは電車で「本物の原宿」を目指すのです。
なぜなら、
沼津のコギャルは「渋谷や原宿」のまさに商圏内に属しているからです。
ですから、同様に
お台場ほど洗練されないけど、デザインは似た感じの「お台場風沼津港」
というのは、きっと流行りません。


若者は、愛車を飛ばして本物のお台場を目指すのです。

西武百貨店沼津店は、「外商部」機能では商圏(狭い)でナンバーワンだから存在価値があります。でも、「店頭販売」機能でみた商圏(広い)は、静岡市や横浜市のデパートと競合関係にあるから他に勝てません。


ですから、同様に

「大物の真鯛釣りと近くの温泉をセットで楽しむ港」(潜在顧客は少ない)としてであれば、沼津港はナンバーワンを狙える存在価値があります。でも「店頭販売」機能でみた商圏(広い)は、静岡市や横浜市のデパートと競合関係にあるから他に勝てません。


でも、沼津港に最新式の水族館を建設した場合(潜在顧客は多い)、伊豆でナンバーワンになることも容易でない上に、同じ商圏の中で神奈川の八景島や品川、葛飾区など、豊富な税金をつぎ込める都市部の水族館とも競争しなければならないことに気づくでしょう。

 つまり、大都市圏からのアクセスが抜群に良いという沼津港の立地条件は、大きな可能性を秘めている反面、
下手すると、大きな競争相手をつくってしまう危険性があるわけです。

 

 


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