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| ハニーイーター(Honeyeater) |
ニュージーランドでトレッキングをしていると、まるでメロディーを奏でるような鳥の鳴き声をよく耳にします。そのなかでも美しく鳴くのはベルバード(Bellbird)、トゥイ(Tui)といったミツスイ、英語でハニーイーターと呼ばれる鳥たちです。
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ミツスイという言葉は花の蜜を吸うという「蜜吸い」が由来で、ベルバードの和名はニュージーランドミツスイ、トゥイはエリマキミツスイとなっています。日本では小笠原諸島にメグロというミツスイが1種生息しているだけですので、ミツスイが花の蜜を吸っている光景が日本で馴染みがないのは当然かもしれません。
(写真左:フラックスにとまるベルバード)
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「鳥が花の蜜を吸う」・・・その光景を目にすることは、ニュージーランドではそれほど珍しいことではありません。12月から2月にかけてポフツカワ(Pohutukawa:ニュージーランド北島に自生)、ラタ(Rata)、フラックス(Flax)といった植物が赤い花を咲かせます。遠くからでもわかる派手な赤い色をつけるのは、ミツスイに花粉を運んでもらうことが目的だからでしょう。
(写真右:ポフツカワの花の中で囀るベルバード)
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そのなかでもフラックスはミルフォードトラックで普通に見ることのできる植物で、12月から2月にかけて、パス・ハットからクロウズネストにかけての斜面やアーサー渓谷の開けた場所で赤いカプセル状の花を咲かせます。
このカプセル状の花は、その上部に「おしべ」と「めしべ」を出し、底に蜜を溜めます。ベルバードやトゥイはカプセルの底にある蜜を吸うために顔を突っ込むと、ちょうど頭や頬にフラックスの黄色い花粉がつき、次のフラックスへと花粉を運ぶことになるのです。
(写真左下:フラックスの花の蜜を吸うベルバード)
(写真右下赤矢印:ベルバードの頭にフラックスの花粉がついているところ)
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フラックスの花が咲くころは、蜜をたっぷり吸って、頭や頬に黄色い花粉をつけたベルバードを見かけたり、ひとつのフラックスを巡ってケンカをする複数のトゥイを見かけたりします。では、花が咲かない(蜜を吸えない)時期、彼らはどうしているのでしょうか? 答えは簡単、他の鳥と同様に果実や昆虫を食べて生きているのです。★
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