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いしいひさいちとは

 いしいひさいちとは、一般には4コママンガ家として認識されています。現在は確かにそれがほとんどですが、過去には、4コマにとらわれない多くの作品を手がけられています。では、このマンガ家の現在までの歩み、また作品を簡単に述べてみたいと思います。

 1951年9月2日、岡山県玉野市生まれ。70年に関西大学社会学部に入学、漫画同好会に入会。
 在学中の72年から求人誌「日刊アルバイト情報」で「Oh!バイトくん」を連載、74年に仲間とともに「Oh!バイトくん」を出版されたそうです。
 大学卒業後の77年、プレイガイドジャーナルから「4コマまんが集バイトくん」を上梓、好評価を得たそうです。また、4コマ漫画ブームの火付け役ともいえるそうです。私はその当時は生まれたばかりなのでわかりませんが。
 79年には、双葉社から「がんばれ!!タブチくん!!」を出版し、人気を得ています。
 85年、第31回文藝春秋漫画賞を受賞しました。
 現在は朝日新聞朝刊「ののちゃん」、夕刊フジ「問題外論」(産経新聞社)、週刊文春「いしい商店紀尾井町店」(文藝春秋)、週刊現代「いしい商店音羽町店」(講談社)など、連載多数です。99年には、「ホーホケキョとなりの山田くん」が映画化されました。

 おそらく、以上に挙げた作品の中の最低一つは、誰でも耳に、または目にしたことがあるのではないでしょうか。
 また、現在までに発売されている単行本は、軽く100冊は超えています。4コママンガがメインのマンガ家でこの数字は、驚異的ではないでしょうか。

 一般的には、いしいひさいちはブラックユーモア、毒がある、などと言われます。しかし私は、いしいひさいちの面白さは、単なる毒、ブラックユーモアにあるのではなく、いしいひさいちが、人が誰しも持つしたたかさやずるさ、せこさなどの小市民根性を信じ、こよなく愛しているから生まれるのではないかと考えています。そうでなくては、「ののちゃん」のキャラクターと、大蔵官僚などのキャラクターとを、同時に魅力的に書けるはずが無いと思うからです。

 ごたくはともかく、何か一冊読んでみることをおすすめします。初めての方は、「となりのやまだ君」、「ののちゃん」あたりがいいのではないでしょうか。詳しい作品紹介は、(全)単行本目録をご覧下さい。