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nork.1@nifty.com

名(迷)言集バックナンバー

 五十音順に並べ替えたほうがいいのかな。見にくいですよね。

・用語(「引用書名」ページ数:コマ数)

・細川ただ置(「いしいひさいちの問題外論4巻」p6:1)

 無理してリーダーシップを見せようとしている現在の政権トップ周辺ですが、振り返ってみれば、ついこの前までは実力者は必死でリーダーシップを握っていることを隠そうとしていましたね。
 そのころ発表された名(迷)言ですが、確かにあの総理は、ただ置かれていただけの「象徴総理」だったなとの感慨を持つわけです。「あやまり人形」や「首がなくても走っている不死身のエイリアン」よりましかも知れませんが。

・パートタイムプライムミニスター(「いしいひさいちの大政界1巻」p104:1)

 海部元総理ですらパート総理の扱い。海部総理は結構長かったのですが、権力が無いことが見え見えだったので、まさにパート総理だったのでしょう。
 それ以降の宮澤細川羽田村山橋本小渕森小泉・・・。
 どう思いますか?うーん・・・。

・海部に手をかまれる(「いしいひさいちの大政界2巻」p45:4)

 海部元総理は犬レベルだったのでしょうか?
 自分の嫌いな人間の名前を当てはめると、いくらでも応用が利きます。自分が言われないように気をつけましょう。

・乱立政権(「いしいひさいちの大政界2巻」p105:4)

 最近の政権はすべてそう見えます。
 この名(迷)言が言われたときは細川政権の時なのですが、それ以来現在まで(執筆当時小泉政権)、単独政権というのは無いんですね。
 国民に、一つの政党に議席の過半数を与えるほどの信頼感を持っていないのか、顔だけで投票していてただ単に無定見なのか、よく分かりません。分析しても無駄なような気がするのでもう止めましょう。

・不景気対策(「いしいひさいちの大政界2巻」p120:4)

 ほう、なるほど、一文字付け加えるだけで、こんなに印象が違ってくるものか。日本語って不思議ですね。
 単に場当たり的に国債発行を繰り返し衰退産業に資金供給を繰り返したしっぺ返しがそろそろ来そうだな。でも今の景気って、ただ単に投資マインド、消費マインドが上向くだけで何とかなりそうな気がしません?市場も裏付無しの勘だけで動いていますから。

・雲隠れとは逃ぐることとぞみつけたり(「スクラップスチック7巻」p161:4)

 字余りですが。
 最強とは強い相手と戦わないことである、と誰かさんが言ってましたが、そういうことなのでしょう。逃げるのは恥ではありません。
 あ、このコーナーにしてはまともなこと書いている。

・噴飯店(「ドーナツブックス34巻」p120:1)

 飯店の前で噴飯ものの発言を繰り返すナベツネ社長。
 嘘も突き通せば本当になったか、もしくは一個人の傲慢さが社会全体にまで影響してしまったかどうかはともかく、現実の世界では優勝してしまった巨人軍。
 しかしなぜ、優勝が偶然の産物であるあのチームと、もう一つの偶然の産物であるあのチームとの対戦である2000年日本シリーズが、「世紀の決戦」なのですか?どうもわからん。

・オリンピックは資本参加することに意義がある(「ドーナツブックス34巻」p40:2)

 ツツミ社長が吐いた名言といおうか暴言といおうか。本音を言えば「資本参加することによって私だけが儲けることに意義がある」のでしょうね。非常に説得力があり、感心します。賛成です。
 クーベルタンオリンピックなんてはるか遠い過去のもので、今や過剰接待が問題となろうと、サマランチオリンピック万歳なのです。その証拠に、この前みんな喜んで見てたでしょ?

・早稲田大学雄弁解(「ドーナツブックス35巻」p46:3)

 どうも早稲田大学の雄弁会というやつは、人的繋がりで今後の人事の参考になるというだけで、素晴らしいスピーチなどを期待できるわけではないことが、今回の森ヨシロー首相で更に明らかになってしまいました。
 もちろん今まででも雄弁会出身だからといって、ペリクレスもしくはシーザーのような首相が出てきたためしは全くないのですが。
 森ヨシロー首相は、雄々しく弁解するというところで、今回の名言にぴったりなわけです。しかしそれからメモの棒読み、政策の下部組織への丸投げばかりになり、よって弁解の元となる失言すら聞けなくなり、「象徴総理」になってきたなとの感想を持ってしまいます。

・モリリンヨシローノータリン(「ドーナツブックス35巻」p44:2)

 野坂昭如の「マリリンモンローノーリターン」のギャグであります。
 私個人は馴染みは無い曲なのですが、良くここまでの連想をできるなと、いしい先生に感心してしまいます。語呂もぴったり。しかも4コマ目でなく2コマ目で出せるというネタの豊富さに改めて感心してしまう。
 歌手が「野中昭如」というのも大爆笑。

・失言症(「ドーナツブックス35巻」p43:2)

 日本の政治家に多い症状ですね。しかも、死ぬまで直らないという、たちの悪い病気です。
 失言の内容も、左寄りのものはまずあり得ません。右寄り、もしくは右に寄りすぎというものばかり。しかも内容は、極論すると「アジア」と「神」だけ。
 それでも当選を続けるという、奇妙な現実。

・守るぞ社長定年88歳制(「経済外論III」p28:4)

 えー、この社長曰く「ここ20年ずっと毎年定年」と言い続けていたそうですが、そういうことならば、社長になっての初年度は68才ということですね。68才になるまで働けることすら、普通のサラリーマンにとっては非常に困難であることから、この社長は二重に恵まれているといえるでしょう。
 それに見合った仕事をしていれば別にそれでいいのですが。

・一粒たりとも口に入れない(「経済外論III」p81:4)

 アメリカの圧力に屈した日本のコメ議員ですが、日本の国会議員の、いや、特に自民党の農村票は未だに強固な基盤を誇っているのでしょうか。ええ、誇っているのでしょうね。
 そうでなくては、今の自民党の党中枢部を説明できませんね。「農政のビジョンなんか考えて投票しない(経済外論IIIp54:4)」との言葉がありますが、本当なのですか?

・自動停止等に係る事象(「経済外論III」p108:4)

 原発のイメージ操作のパロディですね。99年には、関東の某地区で大事故が起こりましたが、あれも「大事象」でしょうか。
 日本の漢字文化とは、なんと便利なことか。

・とりあえず総理(「経済外論III」p126:4)

 日本では、ほとんど全ての総理が「とりあえず総理」ですが、何年続けば「とりあえず」と言われずに済むのでしょうか。
 ここまで頻繁に首相が替わっても、まだまだなり手がいることを考えると、日本の政治家もそんなに人材不足と言うことはないのでは?
 もちろん逆説的な皮肉であり、本音ではありませんよ。決して。

・責任課長(「経済外論II」p83:4)

 不祥事が起きた場合、責任をとって辞める、名前だけの課長という意味です。そうなりたくはないものです。
 でも不祥事が起きなければ、仕事もせずに、辞めさせられず、給料がもらえるのか。いいな。でも不祥事が起きないなんてことはないだろうし。

・役人にまけるな、さぼるように休もう!!(「経済外論II」p95:4)

 そうできればいいんですけど。今では役人すら休むのは面倒なのでは?まあ、現在の不況下では、クビにもならず働けるだけまだましかも。

・日本の米は日本一(「経済外論II」p107:4)

 日本のみの閉鎖市場経済で、市場にほとんど日本のコメしかなかった時代での考え方を端的に表している名言といえます。現在では関税化が決定したコメ問題ですが、この時期は自由化がどうとかウルグアイラウンドがどうとかいう時期でした。で、日本の消費者は、どちらのコメを選ぶのでしょうかね?

・大山鳴動助役一匹(「経済外論II」p125:2)

 何か起こっても、助役程度の役職者を一人更迭させるか、適当な天下り先へ送って、問題解決です。会社組織に適用させると、次長とか課長代理とかでしょうか?社会人は保身の能力を磨くことは必須事項といえるのでしょうか。

・今より安い土地はない(「経済外論」p137:4)

 と思われていたけど、ありましたね。以上。

・郊外の3ちゃん団地(「経済外論II」p15:2)

 かあちゃん、ぼっちゃん、あかちゃんしか住んでいない、ということです。まあ、サラリーマンって大変ですね。単身赴任も何のその、せっかく買った一戸建てやマンションに、家族だけ置いて、自分は安アパート、ワンルームマンションで生活。リストラの恐怖と戦う企業戦士。

・動産会社(「経済外論II」p21:4)

 土地ころがしばかりやっていた不動産会社は、こう言われるべきなのでしょうね。現在は大変です。長短金利のよく分からない変動もあり、みんな買い控えといったところでしょうか。もしくは、それどころじゃない、と。

・コラー!高速道路を走るやつがあるかー(「経済外論II」p29:4)

 首都高速の渋滞とは、そこまでひどいのでしょうか。東京の一般道路も、大変そうでしたが。知らないので、何とも言えません。でも、大阪あたりもひどいですよ。

・首都高速そんなに急いでどこへ行く(「経済外論II」p67:4)

 本当に、道路公団のスローガンみたいで、ぞっとします。ちょっと前まではポスターに「ルリルリ」を使って、ライトなイメージを無理矢理出していましたが。え、「ルリルリ」が分かりませんか?お近くのアニメオタクにでも聞いて下さい。

・売上税GNPの5%(「経済外論」p107:4)

 現在なら「消費税GDPの5%」と言い換えなければいけませんが、大蔵省なら言いかねない。さらにパーセント数を上げてまで言いかねない。以上。

・鉄は国家なり(き)(「経済外論」p123:1)

 そうです。鉄イコール国家でした。高度経済成長時代は。しかし、現在のような安定成長時代、もとい低成長時代、もとい無成長時代、もとい反成長時代では、イコール国家では無くなってしまいましたね。
 4コマ目の、「経団連のしかるべき役職に就きたいと思う」と、反省も無くぬけぬけと言っている経営者も笑いを誘います。

・保険会社としては疑わしきは払わず(「経済外論」p137:4)

 成金根性で53億でゴッホのひまわりを買った(あえてどこの会社とは書かない)が、すぐ盗難に遭ってしまった、という設定のマンガです。美術品盗難保険の調査員のねちねちした台詞から引用しました。やっぱり本当にそう教えられているのですか、保険会社の調査員さん?

・大手不働産(「経済外論」p147:4)

 よく見ると、「不動産」ではなく「不働産」になっています。誤植ではありません。バブル時代は、地価の高騰による利益により、不動産会社は何もせずともぼろ儲けだったのですが、ああ今は昔。

・老人の分割民営化(「経済外論」p77:4)

 このマンガでは、「四国かどこかに老人を集めて自活させる」だそうです。面白いといえば面白いですね。年金問題などで、現在では高齢化問題もメジャーになりました。
 この問題の解決法は、資金を金持ちから取るか、または若者から取るか、老人に我慢してもらうか、この三つしかないのでしょうね。現実では至極当然の結論として、やはり二つ目になるのでしょうね。私にとっては大変困った結論です。やれやれ。

・親会社は神様です(「経済外論」p79:1)

 親会社は神様です。親方日の丸も神様です。日本人とはそういう国民です。それが批判されることも多いですが、動物的な防衛本能という側面をもう少し高く評価してもいいのではないでしょうか。誰でも破滅は怖いのです。

・政治新幹線(「経済外論」p81:2)

 整備新幹線着工決定が、政治家の当選のための至上命題となっていた頃が懐かしいです。一部地方では、今もそうですが。この不況の折、公共投資が活況を呈し、また着工件数が増えそうです。新幹線自体が使われるかどうかは別にして。赤字ローカル新幹線廃止問題、と騒がれる時も、いずれ本当に来るかもしれません。

・カネは天下をまわり道(「経済外論」p97:1、「経済外論II」p77:4)

 カネは私の周りだけ避けて通っている、と思っている人が、全人類の九割くらいいそうです。もっといるかもしれません。
 ちなみに、私もそう思っています。あなたもそうでしょう?

・東京共謀銀行(「大問題’96」p97:4)

 東京共同銀行騒動は、結局どうなったんでしょうね。銀行の更なる寡占化が奨励され、それに公的資金が使われるといった、よく判らない事態になっている昨今、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。やれやれ。

・メークドグマ(「大問題’96」p125:4)

 メークドラマと言う言葉も、熱烈な反巨人ファン以外には結構好意的に受け取られたようですね。結果はともかく。長嶋監督も、年をとるごとにナベツネの人格がコピーされているようで、なんだか怖いです。

・鳩山新進党(「大問題’97」p50:3)

 中曽根が鳩山新党を評して言う言葉です。言い得て妙ではありますが、個人的には4コマ目の中曽根の側近が、中曽根をコメディアンとして扱っているところが妙に可笑しいです。

・ハート山愛の店、2010年ぽっきり(「大問題’97」p58:4)

 良かったですね、鳩山センセ。民主党がブームだけの風俗店のように消えずに残って。でも、鳩山由紀夫本人はいささか右寄りの剛腕になってきましたが、どういうものでしょうか。愛とか美とかが、政治にどう反映されるのか、もうちょっと見てみたかったのですが、やっぱり無理のようですね。そりゃそうか。

・即金政治(「大問題’97」p81:4)

 いしいひさいちの、ギャグと現実の狭間をするどく突く性質が生み出した名言といえるでしょう。小沢一郎が、自分の政治手法を評して言う言葉です。もちろん、側近政治にかけた言葉です。まさにその通り。
 現在、自由党では、「私の主張は変わりません」などと言っていますが、この時期を思い出すと、ちょっと吹き出してしまいます。

・賊議員(「大問題’97」p85:2)

 見ての通り、族議員をもじったものです。「官軍に逆らうものは賊さ」と、「認可局」局長が言っています。郵政省問題でいつも騒ぐ某議員もそうなのでしょうか。カイワレ政治家もそうなのでしょうか。もっと書いてもいいのですが、ツッコミが怖いので止めます。

・共産主義市場経済(「大問題’97」p106:4)

 もはや、共産主義、社会主義とかいう言葉も死語なのでしょうか。今の中国を見ると、そんな印象を受けます。元ネタの「社会主義市場経済」という言葉さえ、何を意味しているのか、さっぱりわかりませんし。ただ、象牙の塔の中だけは、今もけっこううるさいのですがねえ。

・オレンチ共済組合(「大問題’98」p16:4)

 友部議員問題ですね。いしいひさいちには、以前にもオレンジカードをオレンチカードに変えたネタがあるので、ファンにはなじみのある言葉ですが、友部議員の事件を改めてじっくり見てみると、なるほどこの言葉は当たっているなとの印象が強く残ります。

・三割主権(「大問題’98」p24:4)

 もちろん、「三割自治」をもじった言葉です。今の国際、経済情勢だと、主権という言葉が時として重荷、足かせとなることはあるのですが…。まあ、今の日本は、三割主権のその言葉通りでしょうな。

・梶梶山(「大問題’98」p27:4)

 かちかち山…。よくもこんな言葉を思いつくものだと、感心します。もちろんこのコマでは、橋本首相(当時)が、火ダルマになって駆けずり回ります。背負っているものは、たくさんの行革の本…。

・老兵は死なず、ただ腐りゆくのみ(「大問題’98」p28:1)

 もちろん、あの言葉のもじりです。いうまでもありませんね。それに、この言葉が意味しているのは、中曽根元首相です。これも、いうまでもありませんね。これほどまでに、生臭さが似合う政治家、いや人間はいないと言ってもいいかもしれません。だから、マンガになりうるのでしょう。
 中曽根康弘は、どこかで「キミィ、政治家はマンガにならなきゃだめだよ」と語ったそうですが、まあ、彼を見ると当たっているかもしれません。

・殺してしまえ保保トギス(「大問題’98」p32:1)

 ホトトギスが保保トギス、信長が小沢一郎…。台詞も絵柄も似合いすぎて、言葉もありません。