- 次の系列で最も上位のヘテロ原子を含む成分が優位。
N, F, Cl, Br, I, O, S, Se, Te, P, As, Sb, Bi, Si, Ge, Sn, Pb, B, Hg。
例えば、ピリジン、キサンテン、チオフェン、ホスホール、ピレンの順。
(炭化水素環はあらゆるヘテロ環より優先順位が低い)。
- 環数が多い成分が優位。例えばアクリジン、プリン、ピロールの順。
- 構成環の大きさを大きい順に比べて最初に異なる点で大きい成分。例えばピランはフランより優位、アズレンはナフタレンより優位。
なお、この規則によればビフェニレン、s-インダセン、as-インダセンの順になるが、この順はIUPAC1998 [FR]で採用された。IUPAC 1993 [GNOC1993] までと CASでは慣習的に、s-インダセン、as--インダセン、ビフェニレンの順。
- 種類にかかわらず、ヘテロ原子の数が多い成分。例えばオキサジンはピリジンより優位、ジオキソールはフランより優位。
- ヘテロ原子(元素)の種類の多い成分が優位。例えば、オキサールはイミダゾールより優位。
- 次の系列でより上位のヘテロ原子を多く含む成分が優位。
F, Cl, Br, I, O, S, Se, Te, N, P, As, Sb, Bi, Si, Ge, Sn, Pb, B, Hg。
例えば、オキサゾールはチアゾールより優位。
- 向きの優先順位が高い成分が優位。
CASの規則では、「最も linear な構造をもつ」環系と表現している。
例えばアントラセン、フェナントレン、フェナレンの順。
- ヘテロ原子の位置番号が小さい成分が優位。例えばピリダジン、ピリミジン、ピラジンの順。また、キノリン、イソキノリン、キノリジンの順。
ただしCASでは慣習的にキノリジンがキノリン、イソキノリンより優位。
- 次の系列で上位のヘテロ原子の位置番号が小さい成分が優位。
F, Cl, Br, I, O, S, Se, Te, N, P, As, Sb, Bi, Si, Ge, Sn, Pb, B, Hg。
例えば、1,2,3-オキサチアジンは1,3,2-オキサチアジンより優位。
- 縮合炭素原子の位置番号が小さい成分が優位。例えば、アセアントリレン、アセフェナントレン、フルオランテンの順。