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産業の魅力向上にむけて共通の課題
日建協は、建設、建設資材、木材・森林産業の各分野における、国際的な労働組合組織であるBWIの日本加盟組合協議会(BWI−JAC)に参加しています。
BWIは135カ国、349組合で構成された組織で、加盟組合員は1,200万人にのぼり、国際的な連帯を後ろ盾として、組合員の生活の質および労働条件の改善に取り組みながら労働者の国際的地位向上を目指しています。
このたび、BWI本部より会長を含む派遣団が来日し、日建協はBWI−JACのメンバーとして意見交換に臨みました。派遣団にはドイツの建設産業別労働組合(ドイツ建設・農業・環境労働組合)も帯同しており、今回は主に日本とドイツの建設産業の現状や課題についての意見交換となりました。
派遣団からは、日本の建設産業で懸念されている「産業の魅力低下」について、ドイツでも労働人口の減少、高齢化、学生が将来なりたい職業としての人気の低下など、同様の傾向があり、労働組合側も経営者団体との議論を通じて対策を講じていることが紹介されました。
取り組みの一つに「職業訓練制度」があり、訓練期間中にも労働に対する対価として手当てが支給され、その原資はドイツ国内の建設関係の全ての企業が給与原資の一部を投じることが義務づけられている基金より賄われており、建設産業への入職を志す若者が労働に対する明確なイメージを持つために、重要な役割を果たしているとの説明がありました。
また、建設産業における労働時間については、行政、自治体、産業別労働組合の協働により、週40時間程度の労働時間を実現しているとのことでしたが、ここ数年は失業率が高止まりで推移しており、不安定な雇用環境のもとで「雇用と賃金確保のために、労働時間については妥協せざるを得ない状況になりつつある」という現状の課題についても述べられました。
日本、ドイツ両国においては、建設産業の業態や組織体制に差異はありますが、日本に比べてワーク・ライフ・バランスの進んでいるドイツに学ぶべき点は数多くあり、このような国際交流の機会を通じ、好事例を活動の参考にしたいと考えています。
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| 挨拶されるクラウス・ヴィーゼヒーゲルBWI会長 |
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