≪ EPISODE-1  :  酒屋にて ≫

 

ある日、私はいきつけの酒屋で立ち飲みをしていた。

そこのオカンが何やら探し物をしている。

ごそごそとテーブルやカウンターをまさぐりながら一言。

「あの子・・・あの何ゃどこに置いたんかいの。」

はあ?なんじゃそりゃー!!!

その言葉には「情報」というものがまったく含まれていないに等しい。

「あの子」ってだれだ?「あの何」って一体?「どこ」ったってなぁ?

その後オカンはついに目的の「あの何」を発見。

あで!こんなトコに置いてくさってからに・・・

んマにあの子ぁ、なにやなあ・・・」

と言い残して店の奥へと消えていった。