インターネットを利用した情報交換や、ニュースレター、シラバス、教材などを公開するツールや形式について、それぞれの特徴を整理します。コメントは掲示板「インターネットの教育利用」へどうぞ。
主な特徴:
- 教師や学習者が個人レベルで簡単に書類を作成、公開できる。
- ハイパーリンクにより有効な情報への道筋が簡単につけられる。
- 検索、保存、再利用がしやすい。
- POPJisyoやReading Tutorなどのツールを利用して読みや意味を調べられる。
- 表示には日本語フォントが必要(フォントがない場合はShodoukaなどを利用すれば表示可)。
- 簡単なWebページなら、ワープロのHTML出力や、Netscape Composerなどのフリーウェアで作成できる。WordのHTML保存の例:神田外語大学留学生別科実践日本語プロジェクト報告
- ジオシティーズなど無料サービスを使えば、ブラウザだけでページができる(年少者の利用には注意)。例:神田外語大学松本先生によるにほんご自習室
- 学習者が作成する場合、パワーポイントやきりはり教室などが使える。
- 最近はWeblog、blogやコンテンツ管理システムがかんたんに使えるようになり、特別なソフトや知識がなくてもブラウザ上でかんたんに作成、更新できるようになった。
使用例1:日本語国際センター紀要
http://www.jpf.go.jp/j/urawa/public/plc_01.html
使用例2:The Japan Foundation, Sydney > Teaching Resources
http://www.jpf.org.au/03_language/resources.htm
教室活動アイディア集"Activity Resources"、ニュースレター 「おむすび」(旧 "Dear Sensei")の"Sensei's Pages"などでHTMLを利用しています。ワークシートや絵カードなどレイアウトが重要な場合はPDFを使っています。トップページはこちら。
主な特徴:
- Adobe Acrobat Reader(無料)をダウンロードすれば、Mac、WindowsなどのOSに関わらず、複雑なレイアウトを保ったまま表示・印刷ができる。
- 作成するのにソフト(Adobe Acrobat)の購入が必要。MacのEGWordなど一部ワープロソフトはPDF形式で書類を保存できる。またMac OS X では印刷メニューでPDF形式での保存ができる。
- 印刷結果は美しいが、画面上では読みにくい。
- テキストやイラストのコピー・貼り付けはできるが、書式はコピーできない。
- 検索、文書選択とコピーは一応できるが、設定によって制限されることがある(画像として日本語を扱ったときは検索できないなど)。
- 教師が文書を加工し、二次利用するのにはあまり適さない(逆に言うと加工されたくない文書に適している)。
- 使用例:シラバス、ワークシート、論文など。
- Acrobat Reader4.0以降は、フォントパックをインストールすれば多言語表示ができる。また、Adobe AcrobatでPDF書類を作成する時にフォント埋め込み(embed)が行われていれば、日本語版ではないAcrobat Readerでもフォントパックなしで表示できる。
PDF英語版トラブルシューティング
- 画面で日本語が読めない→フォントパックをダウンロード、インストールする。
- 画面では表示できるのに印刷すると日本語が消える→印刷の際に「画像として印刷」を選択。
- その他の情報はAdobeホームページのトラブル・シューティングを参照。
ダウンロード
- 日本語版の説明とダウンロードhttp://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep.html
- 日本語版用の中国、韓国語フォントパック
http://www.adobe.co.jp/products/acrobat/cjkfontpack.html- その他各国版についての説明とダウンロード
http://www.adobe.com/products/acrobat/readstep.html- 英語版用の日本語、中国、韓国語フォントパックおよび他の言語用ソフト
http://www.adobe.com/products/acrobat/readstep2.html
使用例:日本語教育通信(日本語国際センター)
http://www.jpf.go.jp/j/japan_j/publish/tsushin/
主な特徴(個人レベルで開設できるサービスの場合):
- クラスや教師会など、限定されたメンバーで情報交換できる。
- web上で掲示板のようにメッセージを読んだり投稿したりできる。
- 管理者によるメンバー一括登録などの作業がweb上でできる。
- 参加者が自分でメール受信の方法を選択できる。(例:一通ずつ受信、一日分まとめて1日1回ダイジェストメール受信、受信はしないでホームページで閲覧など)
- 注意:ウィルスを避けるため、配信はHTMLメール不可、テキストのみとし、添付ファイルは使えないように設定すると良い。
メーリングリストサービスの例:
- Yahoo! グループ
http://groups.yahoo.co.jp/
送受信、WWW上の閲覧、投稿ともに日本語が使える。過去のメールの検索もできる。写真やワープロ書類、PowerPoint書類などのファイルをアップロードしてメンバー内で共有する機能もある。Yahoo! Groups(英語版)とは別々のIDで使う。- Yahoo! Groups
http://groups.yahoo.com/
上記の英語版で基本機能はほぼ同じ。WWW上での投稿時に言語を選択できるが、過去の投稿を閲覧する際に日本語が文字化けすることが多い。参加者が電子メールソフト(Outlook Expressなど)で送受信する分については、作成・送信する際に日本語の文字コードが指定されていれば問題ない。- FreeML
http://www.freeml.com/
送受信、WWW上の閲覧、書き込みともに日本語可。- その他、一方的な配信なら各種メール・マガジンを利用できる。
使用例:
- SenseiOnline(Yahoo! Groupsを利用)
http://www.sabotenweb.com/bookmarks/about/senseiOnline.html
主な特徴:種類:
- 不特定多数の人と情報を共有する。
- 学習者や教師が自由に参加できる。
- 外部の人が見たり書きこんだりすることがある。
- メールに比べ、閲覧や書き込みをする間、回線に接続していなければならない時間が長い。
- 無料レンタル掲示板
- プログラムの知識がなくても簡単にインタラクティブなページが設置できる。システム保持も不要。
- 記事が古くなると自動的に消去されたり、検索機能がないなど、機能が制限される。
- 広告が付く。
- 日本人向けレンタルサービスは語彙や表現が難しい。英語や他の言語のレンタルサービスでは文字コード指定のため日本語表示ができない場合がある。
- 無料レンタル掲示板サービスの例
- Z-Z BOARD、FC2BBS、teacup無料掲示板サービス
- 無料ホームページサービスの一環で掲示板機能がある場合もある
- 使用例
- 日本語横丁のBBS(を利用)
- 自分で設置(CGI)
- 表現を簡単にしたりデザインを変えたりできる。
- 設置と保持に多少の知識が必要。
- いろいろな既成のプログラムが入手できる。
- 使用例:
- インターネットを使った活動(だれでも書けます)
- 日本語国際センター オンライン同窓会(研修に参加した人のみ)
使用例「助詞と読解の練習」(NZAJLT)
http://www.quia.com/pages/yr13particles.html
使用例「Online Kanji Exercises for Yookoso」
http://www.wfu.edu/~takatay/YookosoKanji/
使用例「日本語クイズ」
http://php.indiana.edu/~mfukai/quizzes/index.html
根津 誠 Last updated: 22 August 2007
日本語横丁 > Workshop > 日本語教育とコンピュータ
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