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アンとグレアム
アンとグレアム、この2人は似てますよね。経過はどうあれ、この時点での2人のいる
場所というのはかなり共通点があるように思います。
アンは、「おじいさんが見てるような気がする。」とかいってマスターベイションすら
出来ない人なんですよね。それはグレアムにも指摘されてます。「君は僕の視線を意識
していた」とかって。常に誰かに見られていることを意識する、外側からの規範のほう
が自分の内面かのパッションよりも重い意味を持つタイプの人間だったのでしょうね。
「セックス」に関してもそうだし、恐らく他のことに対してもそうだったんでしょう
ね。「こうあらねばならない!」という外側かの規範で自分をまとめていたんでは無い
でしょうかね。
・母親の誕生日にはきちんとした贈り物をしなければならない。
・家庭は家庭らしく整っていなければならない。(結婚していなければならない)
・浮気はしてはならない(当然だが・・・)
等々。
それに対してグレアム・・・
彼を縛っているのは、世間とは違う(つもりの)「自分の中の思い込み」ですかね。
2人ともそれぞれに過剰反応してるんだと思うのですよ。
いろいろ考えた挙げ句にわたしがグレアムに対して思ったことは、「振幅の激しい人
だな。」ということなんですけど。
ジョンとつるんでた頃のグレアムはジョンみたいな人だったわけでしょ?(脅威だ)
その後エリザベスとの絡みで「反省の9年間」を過ごした。
ジョン的生活から、その後の贖罪としての隠者のような9年間の生活。
この対比は大きすぎるですよね。
何をするにも大げさなヤツというか、ほどほどということを知らないヤツなんじゃない
か。こういうと身も蓋も無いように聞こえるけれども、彼にとってはそれが真実、そう
いう生き方しか出来ない人なんだろうなというふうに受け止めました。
その、なんというか、一見浮き世離れした人間 っていう存在のグレアムが、実にあま
りにもぴたっとスペイダーにはまっていたのが、ポイントだったかな〜。
今にして思えば。。。。。。(もちろん他にも幾多のポインツはあるが)現象的には両
極端に見える2人なんだけど、ずれてるってことだけは一緒だぁ。
先に自分の殻を破って、そのことに気づいたのはアンの方でしたね。そうさせるきっか
けを作ったのはもちろんグレアムなんだけれども。
そしてまた彼女をして行動に移させる原動力になるのもグレアムなんですよね。
お互いをカウンセリングしあってますよな この2人は。
しかも、カウンセリングは「セックス」を通してしか機能しない!というグレアムのセ
リフに、最後に見事対応してしまうのですな。
ここら辺がまた実によく出来てるなぁ〜〜〜と感心した次第です。
(by 永T)
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