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「StrangeHighway」 第17章 その8
ジョーイは前の時にPJが潜んでいた場所を見ると、前と同じように彼はそこにいた。
彼は蜘蛛のような素早さでジョーイに襲いかかった。
ジョーイはもはや、トワイライトゾーンや、量子論のきまぐれや、スタートレックのタイムワープや、X-ファイルのショットガンで撃退できるモンスター、などに関する怪しげな解釈に頼る訳にはいかなかった。フロイトの精神分析とも違う。それは、原始からの汚れたもの、純粋な悪、長い間最も恐れられてきたもの、すべてをむさぼり食らうもの、それと今彼は対決しなければならないのだ。ジョーイは恐れをしりぞけ、近代的なしばし忘れ、十字架を両手でぐいと胸の前に突きだした。十字架の先は尖ってはいなかったがPJが激しくぶつかってきたので、突き刺すことができた。しかし、それでもPJは止まらなかった。二人は立ったままで激しくもみあった。側には猛火の燃えさかる割れ目がある。PJが片手でジョーイの喉を締め上げた。恐ろしい力だ。言葉を発すると口で黒い血が泡だった。「Alter boy」
地下の地獄で、毒ガスが膨れあがり圧迫されて爆発した。白熱の輝きが床から噴き上がり、PJの服と髪に引火した。皮膚を焦がす炎にジョーイを放し、バランスを崩す。十字架を胸に埋め込んだまま、彼は火だるまになって地下の古い坑道に落ちていった。
ジョーイ無傷だったばかりか、衣服にも火にさらされた痕跡すら無かったが、彼にはこの奇跡に対するどんな説明も必要無かった。
地下の様子を確かめることはできなかったが、ジョーイはPJが坑道などよりも余程深い、誰も行き得ないほど深いところまで落ちたに違い無いと確信していた。
ジョーイは床の裂け目を飛び越えてセレステの側に跪き、彼女の手のひらを返して見ると、両手とも傷もその痕もなかった。
セレステはまだ気を失ったままだ。
つづく
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