絵コンテエディタ

Swingの勉強を兼ねて、絵コンテのエディタを作りました。
今回調べたら絵コンテのフォーマットも色々あるみたいですが、とりあえず唯一知っている中大アニ研仕様をモデルに。
JavaとSwingは遅いイメージがありましたが、今回使ってみて見直しました。Athlon2100+ならば充分使い物になる速度です。
画面イメージ
いや、こんなカラーで描く人は居ないと思うけど、なんか見栄えが良いので…。

目次

  1. インストールと起動
  2. 操作
  3. その他
  4. ダウンロード
  5. 更新履歴
  6. 今後予定とか
  7. 似たソフト
  8. 連携ソフト

インストールと起動

  1. 事前準備
    動作にはJava 2 Platform Standard Edition 5.0が必要です。
    SDKかJREをインストールしてパスを通し、Javaを使える状態にして下さい。ちなみに1.4からの新API使いまくりなので1.3以前では動きません。5.0固有機能は使っていませんが、ビルドを5.0でしていますので1.4では実行時に何かエラーが起きるかもしれません。とりあえず1.4でも起動はする様です。
    Windows,Linux,SolarisはここからJREを、Macintoshはここ(でもまだMacintosh用のJ2SE5.0は無いみたい)。
    Windows 2000 SP4, Windows XPSP2で作成してテストしてます。
    あと、Mac OS 10.3.5でも動いたというご連絡を頂きました。ちなみにMac OS XではJavaが標準装備なので特別なインストールは要らないそうです。
  2. インストール
    ダウンロードしたファイルを展開して出来るファイル/ディレクトリをそのまま好きなディレクトリに配置します。
  3. 起動
    Windows XPだと、sbedit.jarをエクスプローラからダブルクリックで起動するそうです。
    そうで無い人は、コンソールから java -cp sbedit.jar sbedit
    で起動します。
    Windows用にrun.batを付けました。Windowsの人はこれをエクスプローラからダブルクリックで起動します
    初回起動時に「"sbedit.jar"を指定して下さい。」というダイアログが出ることがあります。 インストールした時にできる「sbedit.jar」を指定して下さい。
  4. その他
    バグが怖いのでバックアップを取りまくる仕様になっています。作製した絵コンテファイルを編集すると、起動時にファイル名_bakというファイルが元ファイルと同じディレクトリに作製されます。 それとは別に、sdbbakup/というディレクトリが作られ、その下にセーブの度にバックアップファイルが作製されます。ファイル名が日付時刻を表しています。
    バックアップファイルは自動的には消えませんので、余り大量になってきたら適宜エクスプローラ等で削除して下さい。

操作

割とみたまんまです。
  1. グリッド内

    カットNo.や画面欄の上で右ボタンを押し続けるとカーソルの形が十字になります。その状態でカットを上下に移動できます。
    1. カット
      自動的に番号が表示されますが、欄をダブルクリックすることで編集できます。 数字を削除すると空白になります。数字は何を入力しても自動的に連番に修正されます。
    2. 画面
      ダブルクリックで別アプリケーションを起動し、画像を編集します。指定が無いとファイルを指定するダイアログが表示されます自前のショボイお絵描きダイアログが開きます。 まだ文書が一度も保存されていない状態でダブルクリックした場合、保存ダイアログが表示されます。
    3. 内容
      文字を直接入力します。
    4. 台詞
      文字を直接入力します。

    5. 数値を直接入力します。「+」記号を使うことで、コマ数を指定できます。
      例:1秒+12コマ…1+12と入力
      例:1.5秒+6コマ…1.5+6と入力(いや、変だとは思いますが一応…)
    6. 合計時間
      合計時間が表示されます。編集は出来ません。
  2. メニュー

    1. ファイル
      1. プロパティ

        作品のタイトル他を設定します。「カット番号固定」にチェックを入れると、カット番号の自動修正が行われなくなります。
      2. 脚本インポート
        VerticalEditorあるいはO’s Editor2で作成したシナリオをインポートして絵コンテにします。
      一般的なので他は省略。
      一言言うならば、Java(Swing)の印刷はショボくてプリンタの実力をイマイチ発揮しきれないので、PrimoPDFあたりで一旦PDF化して、Acrobat Readerから印刷すると幸せです。
    2. 編集
      一般的なので省略。コピーやカット、ペースト等は一通り行えます。
    3. 表示
      画像の大きさは、大、中、小があります。デフォルトは小です。
      フォントで「内容」「音声」の各表示用フォントを指定します。
    4. しおり
      「整理」が未実装です。
      1. 追加。IEの「お気に入りに追加」とほぼ同じです。現在フォーカスしているカットにしおりを作成します。
      2. その他。しおりの名前をクリックするとそこへジャンプします。
    5. 設定
      1. 画像編集ツール
        画像を編集する時に使う外部アプリケーションをフルパスで指定します。PNGが編集できるグラフィックツールを指定してください。空文字列を指定すると、自前ダイアログの動作に戻ります。
        設定例
        ちなみに私はWindows2000標準添付のペイントを指定していましたが、起動が速くて大変快適でした。
      2. テンプレート画像
        画像編集ツールを指定した場合にテンプレートファイルを指定します。未指定だと、規定のものが使われます。
    6. ツール
      1. HTML出力
        HTMLの形で出力します。
        出力したファイル名と同じディレクトリが作成され、その下に画像ファイルが格納されます。
        例:"c:\aaa.html"というhtmlファイルを作成すると、"c:\aaa\ "というディレクトリが作られ、その下に画像ファイルが作成されます。
      2. SWF出力
        絵コンテを紙芝居なFlashにします。カットの長さは指定した時間通りになります(ただし4fps)。指定の無いカットは3秒として扱われます。
      3. OPML出力
        絵コンテをOPMLに出力します。アウトラインプロセッサーで読めるかも知れません。
      4. 進行表印刷
        進行表を印刷します。進行表の項目はprogress.xmlで指定します。
      5. 作業ディレクトリ作成
        カット毎のディレクトリを作成します。
      6. シナリオテキスト出力
        絵コンテをO’s Editor2用のシナリオテキストとして出力します。O’s Editor2側で「台本形式」/「シナリオ形式」を指定して表示して下さい。
      7. 階層付きテキスト出力
        絵コンテをVertical Editor用の階層付きテキスト(シナリオ形式)として出力します。Vertical Editor側で「台本形式」を指定して表示して下さい。
        階層付きテキストは他にも多くのアウトラインプロセッサで読み込める様です。 ※この操作は、JRE1.4ではエラーが出て出力されませんでした。Java 2 Platform Standard Edition 5.0を使ってください。
    7. 補助
      実用性は?な実験的な機能です。
      1. 脚本インポート
        脚本をインポートして、カット毎の時間を勝手に計算します。
      2. 時間補完
        カット毎の時間を勝手に計算します。
    8. ヘルプ
      このページが表示されます。
  3. お絵かきダイアログ


    左ボタンがペン、右ボタンが消しゴムです。
    1. OK
      反映
    2. キャンセル
      破棄
    3. ペースト
      他ソフトでクリップボードにコピーされた画像をペーストします。
    4. クリア
      画像を白紙に戻します。

その他

  1. 空白の画像を編集しようとしていきなりキャンセルすると、色々困った事になります。初めての画像はOKを押してください。いつか直します。
  2. 注意点として、テキスト編集中に「保存」すると、編集中のテキストが反映されませんので注意して下さい。保存は、別の個所をクリックして、フォーカスを外してから。
  3. 既にある画像を絵コンテの絵として指定するには、エクスプローラから画像ファイルをドラッグ&ドロップして下さい。
  4. xslディレクトリの下のhtml.xslがHTML出力時のスタイルシートです。この辺をいじると、出力されるhtmlを加工可能です。
  5. imgディレクトリの下のtemplate.pngが画像のテンプレートです。これを変更することで、画像ファイルの大きさを変更することが可能です。
  6. progress.xmlを編集することで、進行表の作業項目を変更することが出来ます。
  7. なーんか進行表印刷処理中にバグがあるような気がします。ページ毎の最後のカットが途中で切れるような。

今後予定

  1. 画面分割
    他カット参照しながら描きたいって場面が結構あったから。でもこれはちょっと面倒そう。
  2. 印刷まわり
    フォントを色々設定できたりすると良い模様。
  3. Wikiと連携したら面白いのではなかろうか?
    こー、カット毎の説明とか連絡とかはwiki経由でしたりして。FreeStyle WikiだとDB無用なので私でも設置できるかも。
  4. 対応するAVIと紐付けしてMedia Studio Proプロジェクトにエクスポート
    実現したら荒編集に便利だと思うけど難しい。
  5. シーン記述言語MIKSSとかSMIL
    とか吐いたら格好良いだろうけど…私自身が使わないから多分やらないだろうなぁ。でもアイデアとしてメモ。SMILはちょっと興味がある。
  6. TV program Making language
    も似たものだけど、これは既にプレイヤーが配布されてたり。台詞を合成音声で話したりする。こっちも
  7. 昔話記述言語FDLから自動絵コンテ生成
    とかできたら凄いだろうなぁ。多分無理だけど一応メモ。

似たソフト

  1. スタイロス
    セルシス。つかこれは統合アニメ制作ソフトだし。
  2. Storyboard Artist
    Power Production社。
  3. 絵コンテ制作支援システム [ Hierographs ]
    NTTコミュニケーションと多摩美大
  4. CINEGA
    慶応大
  5. V-PALS(Video-Production At Light Speed/ 次世代映像制作システム)
    慶応大。慶応大多いなぁ…。
こうしてみると、実写系の人って結構「3DCGでジオラマ中に人形を配置してカメラでぐりぐり構図を決めたい」ってニーズが有る模様。
それにしても皆、名前が格好良い。スタイロス、ヒエログリフ、シネガ、アステリスクプロジェクト…。
コレも何か格好良い名前付けるか。スーパーイメージウルトラコンティニューハイパーエディタとか。

一方的に連携ソフト

  1. VerticalEditor
    アウトラインプロセッサ。シナリオモードで書いたシナリオ(.txt)を、脚本としてインポートできます。
    ト書きが改行すると別カットと認識します。
  2. O’s Editor2
    ワープロっぽいエディタ。シナリオ/台本モードで書いたシナリオ(.snr)を、脚本としてインポートできます。

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