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コンタクトレンズ・ケア用品について、お客様の疑問・質問にお答えいたしました。
1.レンズの寿命ってどのくらい?
2.1日用使い捨てレンズを比較してみると・・・
3.1週間用使い捨てレンズを比較してみると・・・
4.2週間用使い捨てレンズを比較してみると・・・
5.トーリックレンズの軸について
1.ハードコンタクトレンズのしつこい汚れを落とすには・・・
2.煮沸消毒とコールド消毒、どっちがいい?
3.1本でできるケア用品、いろいろあるけれど・・・
4.ソフトレンズのタンパク除去、やってますか?
5.有効成分に対してアレルギーを起こす方はAOセプトを試してみては?
1.ドライ・アイの方のコンタクトレンズ快適使用法
2.強度近視の方は定期検診を
通常、コンタクトレンズの寿命はハードレンズで2〜3年、ソフトレンズで1〜1年半といわれています。ケアしたばかりのレンズをつけても視野が曇って見えたり、レンズがずれたり、装用感が悪くなったら交換時期といえるでしょう。また、使い捨てコンタクトレンズの場合、メーカで1週間用、2週間用と指定していますが、アレルギーのある方、目からでる分泌物の量が多い方はレンズの寿命も若干短めになります。
客観的なデータと使用されたお客様の感想などをもとに比較してみると・・・
1日の使い捨てレンズは下記のほか、セイコーよりワンデーアクエアが発売されています。
| レンズの種類 | ワンデーアキュビュー | フォーカスデイリーズ |
| メーカー | ジョンソンエンドジョンソン | チバビジョン |
| B.C.(ベースカーブ) | 8.5mm/9.0mm | 8.6mm |
| DIA(直径) | 14.2mm | 13.8mm |
| 含水率 | 58% | 69% |
| 中心厚 | 0.07mm(-3.00D) | 0.09〜0.13mm |
| UVカット | あり | なし |
| PWR(度数) | +5.00〜-12.00 | -0.50〜-10.00 |
| コメント | レンズが薄いので、大きさが合えば装用感はよい。 直径が大きすぎてゴロゴロする場合も。 |
コシがあって入れやすいが、外しにくいのが難点。 |
1週間用使い捨てレンズは夜も外さずに1週間連続で使用するレンズのことです。異物をずっと入れているため目に負担がかかり、利用できる方とできない方がいます。1週間用使い捨てレンズには以下の4種類があります。メニコンニュービュー(メニコン)とフォーカス1ウィークレンズ(チバビジョン)は全く同じ製品です。
| レンズの種類 | アキュビュー | シークエンス | メニコンニュービュー |
| メーカー | ジョンソンエンドジョンソン | ボシュロム | メニコン |
| B.C.(ベースカーブ) | 8.4mm/8.8mm/9.1mm | 8.6mm | 8.4mm/8.8mm |
| DIA(直径) | 14.00mm | 14.00mm | 14.00mm |
| 中心厚 | 0.07mm(-3.00D) | 0.026mm〜0.035mm | 0.06mm(-3.00D) |
| 含水率 | 58% | 38% | 55% |
| UVカット | あり | なし | なし |
| PWR(パワー) | +3.00〜-11.00 | -0.50〜-9.00 | +3.00〜-10.00 |
| コメント | 薄型レンズなので装用感はよい。 | コシがあるので、入れやすい。 |
フォーカスはメニコンとチバビジョンから全く同じ製品を発売しています。プレシジョンUV(ウェッスリー・ジェッセン)と14UV(シード)も全く同じ製品です。また、2ウィークアキュビューはシュアビューの改良版としてジョンソンエンドジョンソンから発売されています。印をつけて表裏の区別をわかりやすく、またコシをつけて出し入れしやすくしています。
| レンズの種類 | メダリスト | 2ウィークアキュビュー | フォーカス | プレシジョンUV | 2ウィークアクエア | レビュー38 |
| メーカー | ボシュロム | ジョンソンエンドジョンソン | メニコン | ウェッスリー・ジェッセン | セイコー | ヤマト樹脂 |
| B.C.(ベースカーブ) | 8.4/8.7/9.0mm | 8.4/8.7mm | 8.6/8.9mm | 8.7mm | 8.6mm | 8.45/8.75/9.0mm |
| DIA(直径) | 14.0mm | 14.0mm | 14.0mm | 14.0mm | 14.0mm | 14.0mm |
| 中心厚 | 0.026〜0.035mm | 0.084mm(-3.00D) | 0.10mm(−3.00D) | 0.14mm(-3.00D) | 0.04mm(-3.00D) | 0.06mm(-3.00D) |
| 含水率 | 38% | 58% | 55% | 74% | 38% | 38% |
| UVカット | なし | あり | なし | あり | なし | なし |
| PWR(パワー) | -0.50〜-9.00 | +5.00〜-12.00 | +3.00〜-10.00 | -0.50〜-16.00 | -0.50〜-10.00 | -0.50〜-10.00 |
| コメント | 超薄型レンズで装用感よい。 | 含水率高めで薄型のため装用感よい。 | 若干の乱視がある方は少し厚めのレンズにすると、乱視が矯正されて見やすくなることもあるので、眼科に相談してみては? | 含水率は高いが、厚いため装用をはじめるのには試着が必要。 |
乱視は角膜がゆがんで屈折率が場所により一様でなくなるために起こるもので、物の形がぶれて見えたり、ゆがんで見えたりします。これを矯正するレンズが乱視矯正用レンズ(トーリックレンズ)です。トーリックレンズは角膜のゆがみを補正するため、ある方向にだけ円柱レンズが入っています。その方向が眼の上で安定するように予めレンズに工夫が施されていますが、カーブが合わなかったりするとレンズが回転し、軸がずれてトーリックレンズの役目を果たさなくなります。コンベンショナルレンズ(使い捨て以外のレンズ)の多くは正しい方向に入れる目安としてタテ方向や十字に印をいれてあります。急に見えにくくなった場合には鏡をみて水平・垂直を確認してみましょう。また、指の腹でレンズを少し回転させ、よく見える位置を探してみるのも一つの手段です。
ハードレンズのケアは一般的には洗浄保存液と酵素洗浄剤とで行いますが、新品レンズでも数か月経つと汚れが付着し、洗ったばかりのレンズをつけても曇って見えたり、ゴロゴロしたりしてきます。そんなときはタンパク除去剤を使ってみましょう。各メーカーからでていますが、チバビジョンの「ユニザイム」、ボシュロムの「クリーニングタブレット-F」が一般的です。これらはハード・ソフト兼用ですが、メニコンからはハード専用に「プロージェント」というものがてています。どのメーカーのレンズにも使えますので、使用説明書をよく読んで使用してみてください。
煮沸消毒のメリットは雑菌を殺す消毒効果に優れていること、デメリットは熱を加えることによってたんぱく質がレンズに固着し、アレルギー性結膜炎を起こしやすいことです。コールド消毒のメリットはケアが簡便であること、デメリットは維持費が煮沸消毒に比べて高くなること、人によってはアレルギー反応を起こすこと、などでしょうか。
それぞれのメリット、デメリットをふまえたうえで、T.P.O.によって使い分けてもよいでしょう。ただし、1本でケアできるMPS(マルチパーパスソルーション)で一度ケアしたレンズを煮沸消毒すると、レンズが曇って使えなくなるので注意が必要です。
1本で洗浄、すすぎ、保存ができるソフトレンズ用ケア用品(マルチパーパスソルーション)は以前はオプティフリー(アルコン)1本だけでしたが、最近、各メーカーから一斉に発売されました。アイネス(メニコン)とコンプリート(アラガン)は中身は全く同じです。アイネス、コンプリートとレニュー(ボシュロム)の違いはほとんどありませんが、アイネス、コンプリートのほうが蛋白の固着防止に若干優れているようです。いずれもオプティフリーより改良され、洗浄、消毒効果が高くなっています。これらはソフィーナ(チバビジョン)以外のすべてのソフトレンズに使えます。
Conventional Soft Lens(従来型の使い捨てではないソフトコンタクトレンズ)を長く使っていると目から分泌される蛋白質がレンズに付着し、白く曇ってきます。そのままそのレンズを使用しているとアレルギー性結膜炎や点状表層角膜炎(角膜に傷がつく)などを引き起こしかねません。蛋白除去剤はソフトコンタクトレンズ用と書かれてあればどのメーカーのものでも使えます。MPS(1本で洗浄・すすぎ・保存ができるもの)も従来型のソフトコンタクトレンズに使用するのであれば、蛋白除去が必要です。
1本でできるソフトレンズ用ケア用品にはいろいろありますが、まれに有効成分に対してアレルギーを起こす方がいます。チバビジョンから発売されているAOセプトの主成分はH2O2(過酸化水素)で、消毒のあと中和されて水になるためアレルギーのある方にはおすすめのケアです。
眼の乾きを感じる方はコンタクトレンズの使用をはじめる前に眼科で涙の量を調べてもらい、コンタクトレンズが使えるかどうか確認しましょう。定期的に眼科検診も受けるようにし、、涙の量や、角膜に傷がついていないか調べてもらいましょう。コンタクトレンズを選択する際にはコンタクトレンズの含水率にも注意し、パンフレットをみたり、店員に確認するようにします。2週間の使い捨てコンタクトレンズではシード14UVが72%、ジョンソンエンドジョンソンのシュアビューが58%の含水率と比較的多くなっています。また、コンタクトレンズ利用時もこまめに目薬をさすようにしましょう。
強度近視(-7.50D以上)の方は網膜剥離を起こす確率が高いといわれています。飛蚊症の症状(視界に蚊が飛んでいるような黒いものがちらちらみえる)や視界の一部が欠けているようにみえる症状がでたらすぐに眼科で精密眼底検査をしてもらいましょう。また、そういった症状がでなくても3か月ごとに定期検査を受け、目の健康を心がけましょう。