7月の作品


今月は。。NFD(日本フラワーデザイナー協会)の新資格の講習会での勉強の様子を中心にお届けします??

すでにNFDの資格は取って。。教えるっていう事はあまりやっていないのですが。。講師とという肩書きを持っている私。。
NFDの講師事業の一環として、新資格の講習の案内が去年来ました。協会では、ドイツヨーロピアンを中心に、
私なんかが獲得した資格とは別に新しい資格の構築を前々からやっており。。この講習はその一環でした。
この資格も、3級、2級と級があり、Aコース、Bコースとあるようです。
昨年の講習会は抽選に漏れて受ける事は出来なかったのですが。。今年は受講できました。
今回私の受けたコースは3級のBコース。。2日間みっちりとやって来ました^^;
でもでも。。試験の出題課題が。。難しいよなぁ〜っと思った2日間でした。
これから、この新資格が実際普及するのかはまだわからないのですが。。
この資格を取ることで、フラワーデザインに興味を持って、楽しんでくれる人が増えるといいなぁ。。と思います。




7/4(水)

毎日、毎日暑くて死にそうな。。まだ梅雨なのに??
夏らしい配色で、ふんわりと、この花たちを生けて下さいとの先生のお言葉。。またむずかしい事を。。。
などと思いながら作った作品です。なんだかポップな感じがしますね。。

今回使ったどうだんつつじは、秋になるときれいに紅葉して、秋っぽいアレンジに良く使う
花材だったりします。そういえば、石いもって花。。小さい頃家の近所の空き地にたくさん生えていました。
夏になると、黄色いひまわりのような花を咲かせます。ず〜〜とひまわりの仲間だと
思っていましたが、ある時その茎を引っこ抜いて見たら。。
芋のような根っこが出てきました。。だから石いもっっていうのでしょうか?
姫ひまわりは。。。ひまわりの仲間なのかな?
そんな事考えながら。。気楽にアレンジしてみました。。
次回からは。。講習会でのメニューを予習ってカタチでやる事になりました。。


花材 :ジニア、石いも、姫ひまわり、とらの尾、かがり火草、どうだんつつじ、レモンリーフ

構成 :フリースタイル
とりあえずは。。シンメトリーで。。^^;








7月27、28日の2日間。。品川にあるNFDの本部ビルで。。新資格の講習会を受けました。
閑静な。。高級住宅街にあるこの会館は。。講師資格をとった時に来たとき以来です。その時も、暑い盛でした。。
私の好きなお店も近くにある素敵なところです。
ちょっと。。緊張の面持ちで。。行ってきました。


1日目

まず、お決まりのようにオリエンテーション。
今回の、この講習会の趣旨などを聞き。。。
講習内容の説明。。テーマ、花の構成理論、造形理論そして、作品作りと、始まりました。
講義は。。普段教室で、先生に教えてもらいながら、聞いていた
内容だったので、何とかついて行けましたが。。
講義として聞くと、難しかったかも。。なんて思います。ドイツ語は難しいし?
講習会は。。順番にAコースから受けた方が、良かったかな?
なんて思いました。まぁ。。。予備知識があったから。。。良しとしましょう。

1日目にやったものは。。構造的、形式的-線的という2つの内容でした。



T 形式的-線的(フォルマールーリネアール:Formal-linear)

植物素材の形と線の対比によって、形式を表現する構成

とても生け花に近いものがあると思います。
花材の種類は少なく5〜7種類くらい。
植物の(花の)形態(直線、曲線、平面、立体)を良く観察して
動きがあり、緊張感のある図形的で形式美のある効果を表現します。

基本的な花の入れ方は同じなのに、赤蔓の曲線はそれぞれ違うので、その曲線によって人それぞれ違う感じの作品が出来あがりました。
でも。。その曲がり方によってとてもいれにくかった。。。


試験出題 
花材を5〜7種類程度に押さえた組み合わせで、非対称形の
配列を行うことで作品化するものとする。

完成度
・形と線(直線、曲線、平面、立体)が明確に表現できている作品。
・花器を含めた全体の作品バランスがとれている作品。
・作品全体の容姿が整っている作品。





U 構造的(シュトゥルクトゥリエルト:Strukturiert)

植物のテスクチャーによって、表面構造を表現する構成

植物素材あるいは資材の、同一あるいは類似または対照するものを組み合わせ、その質感の効果を表現する造形。

花の種類、葉の種類でもつるつるした質感や、ざらざらした質感のもの。。いろいろな質感のものがあります。
そんなものをうまく組み合わせてこの作品は作り上げます。
インコンテナーで制作をします。
素材を見る目で。。個人の感性なんかも出てくる作品だと思います。
何通りもの組み合わせを考えられものね。

試験出題
植物素材の質感の違いを同一色相の花とグリーンの葉物を組み合わせ、
効果的な配列を行うことで作品化するものとする。


完成度
・質感による表面構造の効果が高く、それぞれ素材感の特性が際立つ様に出来ている。
・花器の形態と質感を生かした作品が作られている。






二日目

この日は、午前中から。。ほぼ1日作品作り。。
作品についての講義を聞き。。作品作り。。
さすがに終わった頃にはへとへとでした。
余談なのですが、作品を作っている間中どういうわけか。。。スピッツの歌がエンドレスで流れていました。
事務局の担当者の趣味だったのでしょうか?
今、このページ作りながらも。。聞いています。
音楽って。。。不思議ですよね。。その時の感情を思い出します。。。


2日目にやったものは。。
丸い(花束)、・モダン-装飾的(花嫁の花束)、・非対称形(花嫁の花束)です。





T 丸い(ルント:Rund)花束(シュトラウス)

丸く束ねた花束

あまり存在主張が強くない小さな花や葉によって均整のとれた丸い配列を行う。

簡単そうに見えて。。実はとても難しいのです。
シュトラウスの基本中の基本。。。
でもなかなか。。きれいに丸く作れないんです。。。^^;
花を束ねるために、茎の葉の整理をして、花ごと葉ごとに並べて、いざ作業に取り掛かります。束ね方も。。スパイラルという技法?を使います。
なんと。。手が痛くなる。。。
それに女性は男性よりも体温が高いので、たらたらやっていると
花がしおれてきてしまうのです。
お花屋さんになるには。。まずこの技術をシッカリ身につけないと。。
お客様の希望する素敵な花束はつくれません。


上の↑作品は教室で練習にやらせてもらったものです。。。
う〜〜〜ん。。丸くない。。。。



試験出題
直径と高さの比率が5:3、高さと茎の長さの比率が2/3:1/3を基準とし
ワイヤを用いず自然の茎で直径30センチ前後の大きさの丸い花束を作り上げること。

完成度
・丸い形態に見合った素材のキャラクターを生かして作られている作品。
・視覚的なバランスと共に持った時のバランスがとれて作られている作品。






Uモダン-装飾的(モデルン-デコラティーフ:Modern-dekorativ)
花嫁の花束(ブラウトシュトラウス)

モダンな配置で、円盤形のフォルムに構成する花嫁の花束
・ブーケホルダー(M)使用

普通に作るラウンドのブーケとは少し形が違います。
ヨーロッパではこの形がモダン(歴史的)な形だったのしょうね。
初めて作りましたが。。なかなか。。。この形は難しかったです。
花の配置は。。グルーピングしたり。。ハーモニーに満ちた配置、配色をします。


下の葉にはワイヤーをかけて、下がらない様にし、
花は持っても抜けない様にシッカリと花は挿します。
試験出題
高さと幅の比率が(3:5)〜(3:8)を基準とした、特殊な円盤形のフォルムを、
ブーケホルダーを利用して制作する花嫁の花束とする。
(幅の基準を30センチ程度に制作)

完成度
・手に持った時の安定感。視覚的なバランスかとれて軽やかに作られている作品。
・中心部に密度のある花材の配置やリズムのある段付けで、
厳格な密集した印象にならないように作られている作品。
・花嫁の花束として、美しく作られている作品。
・つぼみまでもを効果的に利用して作られている作品。





非対称形(アジメートリッシュ:Asymmetrisch)
花嫁の花束(ブラウトシュトラウス)

非対称形の比率で構成された花嫁の花束
・ブーケホルダー使用

集合点からドレスに沿って流れるライン。もう一方の下に流れるライン、
持ち手から上へ、更に後方へ延びて花嫁の腕にかかるライン、
の4つの部分で構成する。

クレセントブーケですね。。下の流れるラインは抜けない様にワイヤーで止めます。
何度か作ったことはあるのですが。。
この用に形式に、対比にほぼ忠実に制作したのは、初めてでした。
このブーケは流れるようなラインの花を使うととてもきれいに出来ますね。




 
←上から見たところです。。う〜ん。。ちゃんと出来ているのだろうか??


試験出題
4っつの部分に共通の素材を用い、長さ比率が8:5:3:3を基準に
ブーケフォルダーを利用して制作する花嫁の花束とする。

完成度
・手に持った時の安定感や視覚的なバランスがとれて軽やかに作られている作品。
・非対称桂のフォームに見合った、素材の動きやキャラクターを生かして作られている作品。
・花嫁の花束として、美しく作られている作品。

こちらは。。お稽古でやった時のものです。。
この時は花材だけ持ちかえり。。自分で作ってみたものです。
なんだかずんぐりむっくりした感じですが。。
これもクレセントブーケなんですよ^^;


対比で8の部分の長く下にたれる部分はどちらが長くてもいいそうです。
でも。。花婿さんが花嫁さんの右に立つので。。左が長い方が
一般的なのかな??
。。。。あれ??どっち立つんだっけ???^^;




ってな具合で二日間の講義と実習は終わりました。
いろいろ。。先生方からも説明や助言なんかありましたが。。基本的な事にのっとって、
自分の感性、デザイン、花の扱い方がかなり影響してくる。。本当の意味での『デザインの検定』っていう感じがしました。
出来あがった作品の採点方法も、作品がとりあえず出来ていれば50点、あとはプラスαという事。。
プラスαには見た目とか、デザイン力とか、感性みたいなものが含まれているようです。
一言。。難しいなぁ〜で。。とても疲れましたです^^;
次の講義はきっと来年に受ける事になると思いますが。。。それまでまたこつこつ勉強して行きましょう!




そうそう。。花材は。。。。

ストレッチア、けいとう、あかつる、ミリオン、レモンリーフ、モンステラ、中バラ、スプレーバラ、スプレーなでしこ
ブルースター、ブルーファンタジー、ヒメアスター、ププレリューム、ピットス、ナルコラン、あわ、ルリタマアザミ、ひまわり、ダスティミラー


でした。