LED ZEPPELIN

初めてレッドツェッペリンを聴いたのは、3枚目のアルバムからシングルカットされた「移民の歌」だった。女が歌っているのかと思い込んだが、子供心にもすごい曲だと思った。友人がWを貸してくれた時、BEATLES、井上陽水の世界から、新しい世界が私の中で開けた。
LED ZEPPELIN T
アルバムの出来としては、2枚目以降には太刀打ちできないとは思う。しかし、ファンにとっては記念すべき1枚目のアルバムであり、感慨深いものがあるし、荒削りの中にも珠玉の名品が多く、彼らの萌芽を世界が注目した作品となった。
GOOD TIMES BAD TIMES は、ビートルズで言えば PLEASE PLEASE ME に該当する黎明期の初々しい作品である。当時こんなサウンドで鮮烈なデビューをしたのだから、衝撃的でなかったはずがない。COMMUNICATION
BREAKDOWN
の壊れ方だって、あの頃には類を見ないものだったろう。
初めて DAZED AND CONFUSED
を聴いたのは中学生の時だった。もう4枚目のアルバムが出ていて、2枚目以降は聴いていたのだが、金のない中学生が買えないでいた1枚目を友人が買った。そいつが電話をしてきて、「すごい曲が入ってるんだ」と、なんとあのロングバージョンを電話で聴かせてくれたのだ。ベース音が魅力のこの曲を、ハイトーンしか拾わない古い黒電話のスピーカーで聴いたにもかかわらず、幻惑された。すごかった。
I CAN'T QUIT YOU BABY は、彼らのブルースの原点となった。しびれた。そして、アルバムの最後を飾る
HOW MANY MORE TIMES
は、詩の内容に赤面しながらもロバート=プラントの絶叫に、これもまたしびれた。
LED ZEPPELIN U
WHOLE LOTTA LOVE ...なんでこんな曲がつくれるんだ。なんでこんな音がだせるんだ。あの主旋律の繰り返しから暗〜い間奏(?)に入って、これをボーナムのドラムスが劇的にぶち破る。続いてペイジのレスポールが脳をかき混ぜる。これを初めて聴いてから四半世紀以上経った今でも、私の一番好きな曲はと聞かれたら、この曲名を告げるであろう。
HEARTBREAKER のエンディングは、当時意外性から話題になったものだが、ここから次のLIVING
LOVING MAID に持ってきたあたりは、大成功だったといえるだろう。しかし、重厚な曲の次にくるこの曲は、やはり軽音楽の域を脱せず、遊びとしか思えない。
このアルバムの最後の曲、BRING IT ON HOME
は目立たないようだが、素晴らしい展開を見せる。ブルースからハードロックへの展開は、今思えばありふれたものに思えるかもしれないが、あまりにもかっこ良くて、簡単にハマる。
LED ZEPPELIN V
今度は IMMIGRANT SONG
だ。これが30年も昔の曲だろうか。今でもこれほど斬新な曲は存在しないだろう。単に奇を衒っている曲ならごろごろしているが、これは自然な曲作りの中で生まれた異彩を放つ逸品である。
SINCE I'VE BEEN LOVING YOU
はブルースの中のブルース。ペイジの泣きのギターの原点である。この曲があまりに良かったので、忘れられなかったせいか、ずっと後のアルバムの某曲がこれに似すぎてしまって失敗しているほどだ。(それはそれでいい仕上がりになってるけど。)
B面(ついアナログ盤のくせが出る)最後の曲 HATS OFF TO (ROY)
HARPER
は、いわれのある昔の曲のカバーで、原曲よりはずっと良いものになっているが、いまだに好きになれない。つらい曲である。
このアルバムでアコースティックになって、一部の熱烈なファンからは失望の声が強かったらしいが、バランスもとれているし、レベルの高い曲が最も多い名盤だと思う。もっともオジー=オズボーンが抜けてディープパープル化したブラックサバスを嘆くのと同じようなファン心理は分からないでもないが、ZEPについては、この変化が歴史的な4枚目、それに続く発展と、並でないキャパシティの噴出なのだから、誰にも止められないし、それで良かったのだ。
LED ZEPPELIN W
Wで、またハードロックの帝王として世界に君臨したZEPPELIN。初っ端のBLACK
DOG でまた、やられたという感じですね。あのリズムの変調を当然のように叩き切るボーナムの力強いドラムス。本当に惜しい天才をなくしたものだ。つづく
ROCK AND ROLL
は、ロックンロールの申し子、プラントの真骨頂だろう。
そしてっ...ZEPPELINの最高傑作とされる STAIRWAY
TO HEAVEN
が後に控えているのだった。こりゃー何百回聴いたことか。英語なのに(しかもスラングだらけの)歌詞を全部覚えてしまった。(覚えたのに意味がわからないけど。)
B面(ついアナログ盤のくせが出る)がまたすごい。ハードロックの重いのがドスンドスンと続け様に襲ってくる。本当のZEPファンがよだれを垂らすのはここらだろう。
HOUSES OF THE HOLY
高校生だったので(あれ?中3だったかな)レコードくらいなんとか買えるようになっていた。で、日本発売と同時に買ってきて、VICTORの4チャンネルステレオにかけて聴いた。「え?」てな感じで、5歳上の兄貴に「音が変わった。歌が変わった。」と両手を振り回して説明したが、「俺には同じに聞こえる」と、趣味の違いを主張されただけで終わった。
のちに映画のタイトル曲となる THE SONG REMAIN THE SAME
で、いきなりプラントのあの澄んだ声が、全然違う声になっていた。が、これもいい。
STAIRWAY TO HEAVEN を再来させようとした THE RAIN SONG
ではジョン=ポール=ジョーンズのシンセサイザーが、ものすごく幅をきかせていた。が、これもいい。
LED ZEPPELIN
の、ハードロックからプログレッシブへの変身が顕著にあらわれたアルバムであった。
PHYSICAL GRAFFITI
2枚組だー。倍聴けるでないの。と、喜びながらも、内容が薄まるのではと一抹の不安を感じたものだった。が、当然それは杞憂であった。
またまた無機質な硬めの音からハードロックの有機的な硬さに転換した、いろんな曲の入ったおもちゃ箱のようなアルバム。CUSTARD
PIE で軽快に始まり、THE ROVER
でファン心理をくすぐった後、IN
MY TIME OF DYING で眠気を誘う。しかしこの曲の邦題はひどい。誰が考えたのだろうか。人格を疑う。メンバーに申し訳ない。センスがなさすぎる。犯罪だ。知らない人のために一応記しておくが、「死にかけて」だ。まさに末期的である。
このアルバムの最高傑作は、TRAMPLED UNDER FOOT
だと思う。いや、思う、ではなくて、この曲です。間違いない。違う人はご意見ください。
IN THE LIGHT はインドである。ジョージ=ハリスン同様、インド音楽の導入に成功している。これもおもちゃ箱のなかで目立たないが、本当に光がさしてくるようで、大好きな曲である。
PRESENCE
これはもう ACHILLES LAST STAND
に尽きるでしょう。この曲をヘッドフォンで大音量で聴いていたおかげで、この歳になって耳鳴りがするんだ、きっと。
NOBODY'S FAULT BUT MINE
も個人的には好きだが、このアルバムはアキレス以外はあまりメジャーなものはないです。はい。
INTHROUGH THE OUTDOOR
結果的には、4人そろっての最後のアルバムとなったこの作品は、やはり彼らの集大成と言えるだろう。もはや初期の純粋なハードロックバンドとはかけ離れたサウンドを持ち、神格化された
LED ZEPPELIN の名に恥じない1枚となった。
IN THE EVENING で始まるわけだが、もう、世界中のバンドとの格の違いは、この1曲で歴然としている。貫禄十二分である。ギターも歌も、もっとうまいバンドはたくさんあるけど、バンド全体では彼ら以上のものが存在するだろうかは(反語)。(んー、しかしテク的には、日本のチャーですらペイジよりは数段上だなあ。まいるなあ。)と、とにかくバンドとしては世界一なのだった。
実質的には、ツェッペリン最後の曲となった I'M GONNA CRAWL
は、その終焉を予見していたかのような、ジ・エンドを彷彿とさせる構成の曲である。ボンゾの死を悼みながら聴くこの曲で涙を流さないファンはいない。涙を流さないのはファンじゃない。ファンなら涙を流す。
CODA
あの衝撃的な記事を目にしたのは、朝日新聞の3面記事で、本当に小さく扱われていたものだった。小さかろうが一面5段抜きだろうが、ショックは同じだ。「げ、ゲロで窒息...」。世界一のドラマーの死は、本当にあっけないものだった。酒飲んで、上向きで寝た。それだけだった。
後任にコージー=パウエルとか、だれだれとか、いろんな噂が飛んだが、レッドツェッペリンは解散を決めた。レッドツェッペリンのドラムスは、世界でひとりしかあり得ない。これがその理由だった。ファンもそう思った。悲しいが、別のメンバーを加えて続けるくらいなら、終わりにしたほうが良かったのだ。だから、94年にペイジとプラントが組んでニューアルバムを出したときも、世界がツェッペリン再結成と騒いだにもかかわらず、ふたりは頑なに「ツェッペリンではない。ジミー=ペイジとロバート=プラントだ」と主張したのだ。
最終楽章という意味のCODA
だが、彼らの解散の決意を窺わせる。生前のボーナムの録音を重ねて演奏したり、昔の曲のカバーを入れたりで、アルバムの構成など考える余地も余裕もなかったようだ。だから、ボンゾの死、ツェッペリンの死の追悼アルバムとしての価値しかないかもしれない。神様が動揺しながらつくった1枚だ。しかし、ファンとしては是非持っておかなければならない1枚である。
LINK
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ゆうさん(女性)のZEPPELINサイト。これが、そんじょそこらのとはちと違う。マニアックで、かつ解散後のメンバーまで追っかけちゃう気合は、脱帽ものです。しかも彼らのこととなれば微視的に徹底的に突っ込んで調べ上げられています。 |
お便りコーナー
(注:新しいものほど上に掲載していますので、全部読むときは下から見てね)
京都府 ぱいんさん (大学生 ♂) からのお便り (200
5.4.17)
はまさんはじめまして、ぱいんといいます。
Zepについての熱い想いがたぎった素晴らしいサイトだと感動いたしました。
私自身、Zepを聴きだしたのが高校3年の時でした。塾の恩師にロックファンの方がいらしたのがきっかけで、いろいろと師事を仰いでおりました。それまでにVan
Halenから洋楽を聴きだし、Queenで一気にのめりこみ、U2、Steive WanderやGreen
Dayなどをごった煮で聴いていました。そしてそれではまだまだ足りないと、「他に何かいいものは無いか」と探し回っていたところに恩師から「Zeppelinは聴かなあかん」とのお言葉を頂戴したのでした。
最初に聞いたCDが”at BBC”で、どうにもあまりのめり込めませんでした。同じ曲は何度も入っているわ、原曲は知らんわで退屈してしまったようです。その後しばらくして”Remasters"を中古で購入し、衝撃を受けてしまいました。HardでBluesyで・・・。知らない世界が花開いた瞬間でした。
現在最も好きなものがThe Song remains the
sameとAchilles last standの両曲で、何度聴いても飽きないどころか、より好きになっていくという螺旋を描いています。そしてこれらが大元になって今の好みが形成されているように思えます。きっとZepを知らないでいたら今頃70’sのプログレや、80’sMetal、現在のMelodic
Power Metal、Progressive Metalといった、濃い音楽を聴く機会に恵まれなかったでしょう。なんせ北欧(OpethやStratovarius、King
Diamondなど)はもちろんイスラエル(Orphaned landというバンド)まで手を伸ばしてしまっていますから・・・。もちろん後悔などしていません。いくら4,50万CDに費やしたからと言って後悔など・・・。くっ。
きっと目じりに光るものは素晴らしい音楽に出会えたことへの感涙に違いない。
ということで、なにがなんやら分からなくなってきましたが、Zep最高と言うことで。
⇒ BBCから入ってはいけません。(笑)というか、BBCから入る人も珍しい...。相当ZEPが好きになってから聴いてもつらいですもんねー。
CDに4、50万円費やすのは、とてもよいことです。あ、もとい、やむを得ないことです。でもそれ以上の価値を得ているはずですよ。
私のLed
Zeppelinに対する熱い想いは、確かに衰えることがありません。初めて聴いてから30年以上経っているのに、今でも1000回以上聴いた曲で鳥肌が立っています。彼らは化け物です。
愛知県 梅さん (30代後半 ♂) からのお便り (2001.3.14)
やっぱり「ZEP」はイイ!
愛車のCDチェンジャーの中には「ZEP」ばかりだよ〜ん。(愛車はアメ車だけど。ジャガーも乗ってたけどよく壊れるから)
今朝は(昨夜から)、「プレゼンス」をずーと聴きながら出社です。
中学生の頃から数年ZEPのコピーバンドでBASSを弾いてました。(途中からボーカルに変わったケド)。
あぁ・・あの頃はタバコと酒を控えて2オクターブ半まで発声出来たケド、いまじゃあ・・・・・。
いちばんの思いでは、コンテストで「ROCK’N’ROLL」と「BLACK DOG」を演奏して審査員に「中学生のくせによくやった」と特別賞をもらった事ですかねぇ。
今じゃメンバーも散ってしまって・・・誰かさそってくれませんかね?
⇒ こっらあーっ!中学生がタバコと酒を控えるなあーっ!
それはいいとして(よくないよくない)アメ車とは一見ミスマッチですが、感覚的にはすごくいい感じですね、アメ車でZEP。
コピーバンドですか。中学生で演るにはハードですけど、特別賞をもらったということは、ハイレベルですね。ROCK’N’ROLLのヴォーカルは死にますよね。プラントの発声は男声じゃないんで、卑怯です。難しいっす。バンド、やりたいですよね。
埼玉県 ライジング さん (33歳 ♂) からのお便り (2000.8.24)
ねこカメさんの執念で作成したと思われるすごいページ、面白く拝見させていただきました。ZEPに対する想いがひしひしと伝わってきますよ。
私はずっとドラムをやっていたのですが、まあ、当然やりましたね、ボンゾのマネ・・・、あのスネアの音が出せなくて、リムに第一関節をしこたまぶつけたりして。
でも、本当に私が愛するドラマーは、ズバリ、ビル・ワード(ブラックサバス)です。あのビール腹のビル、彼のドラムにスコアなどないのではないかと思わせる常識はずれのプレイ、本当に憧れます。
私、普段は、パープル、サバス、ヒープ、レインボウ、サクソンなどを聴いておりますが、ブリティッシュに限らず、中国の唐朝、タイのヒン・レック・ファイ、韓国のネクストといったアジア系のハードロックも8年ほど前から聴くようになりました。特にタイのヒン・レック・ファイは、ドッケンとジューダスプリーストをあわせたようなおおよそ南国のイメージとかけ離れたすごい音です。
⇒ 私もドラムスをやっていた頃は、ZEPを聴いていてもボンゾの音しか耳が拾わないくらい集中してました。でもリズムは真似られても、あの音は出せっこないですよね。生は聴いたことないけど。
それにしてもライジングさん、お若いのに趣味がいい(?)ですね。我々の世代が夢中になったバンド名がズラリです。レインボウは、よくコンサートに行きました。ディープパープルのライブインジャパンを見に行けなかったのは、本当に残念です。まだちょっと若すぎましたから。
アジア系は聴いたことがないのですが、面白そうですね。でもライジングさんによると、タイのヒン・レック・ファイは、日本では手に入らないそうです。残念。
ライジングさんのホームページへは、下の文字をクリックしてください。B級カメラへの思いも強い、ねこかめ的なページですよー。ライジングさん、よろしかったら今度相互リンクしませんか。あ、そうそう、おいちゃんさん(会員No.29)のお得意のネパールがいっぱいのページでもあります。ナマステ君も不気味に可愛いキャラですよ!
ヒラタシステムのホームページ
愛知県 T.T さん (40代 ♂) からのお便り
やはり The Beatles です。
ネクストビートルズを求めて、デビットボウイー 、マークボラン(T.レックス)の名古屋公演の体感は懐かしく思い出されます。
⇒ 私が興味を持ったころは、もう「LET
IT
BE」か、解散していたと思います。でも、ビートルズは中学、高校と聴きまくりました。テープでは公式曲は全部持っていました。200曲くらいあるんですよね。「ABBEY
ROAD」のB面が一番好きです。涙が出ます。
もちろん、T.REXも傾倒しました。今でも十分斬新なバンドですよね。惜しい逸材を亡くしました。しかし、マークボランの本物を名古屋で見られたんですね。すごいなあ。
愛知県 T.I さん (30歳 ♂) からのお便り
特に私は「Led Zeppelin」コーナーに見入ってしまいました。というのも、私の洋楽初体験がZEPとKISSなんです。(凄いとりあわせだ。。。)
私が中学生の81年頃で、ZEPは既に解散しておりましたが、あまりの凄さにお年玉全額はたいてオフィシャルのレコードを全て買い揃えてしまった記憶があります。
いちばんのお気に入りはやはり友人に借りて最初に聴いた2nd。でもペイジのドラッグ&黒魔術色が最も色濃い「クスリ臭い」3rdも捨てがたかったりします。あとはPresenceもいい・・・って結局殆ど全部好きだったりする。
そう。私はブルーグラスバンドで演奏していながら、実は70年代ハードロックやプログレやメタルが未だに大好きなのでした。もう20年近く聴きつづけております。
⇒ うひょ〜。若い人でも結構いらっしゃいますね。嬉しい限りです。T.Iさんは、バンドでマンドリンを担当されているそうですが、実は「かくれハードロッカー」なんですねえ。私も中学校時代にバンドでドラムスをやってましたが、当時のCSNYやFREE、WISHB
ONE ASHなどが曲目で、結構おとなしめでした。もっとも、DEEP PURPLEの前奏だけやったりして欲求不満を解消してましたが。7年ほど前に会社の人と組んでいたバンドでは、ヴォーカルで(やっぱりヴォーカルは気持ちいい)ハイウェイスターとかやりました。(ホテルカリフォルニアもやったけど...どないなバンドや。)
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