nekocame

妙なものコレクション

 

妙なコレクションを紹介したい人もいるのだ。

キョロちゃんの人形だって、妙なコレクションかも知れない。

ここでは、人に分かってもらえようともらえまいとかまわない、

自己満足のコレクターが集う。

 


 


キッコーマンの前掛け
長野県 Aさん (44歳 ♂)
キッコーマンの前掛けの話なのですが、先日お袋に現物を貰いまして懐かしかったために少し調べてみましたら、どうも社名の表記に疑問が生じたために、キッコーマンにメールをしてみました。

(前略)私、先日実家の母より貴社製の前掛けを貰ったのですが(そういう古いモノを集めています)、その前掛けには「キッコーマン醤油株式会社」とありました。オークションなどを見るとこの表記の他に「キッコーマン野田醤油株式会社」単独でただ「キッコーマン」、と別の表記がありますが、この3つの表記に関して明確な使い分けの理由があるのでしょうか?(たとえば年代で違うとか)。それと、私のものは社名の他に「キッコーマンミール」「牛豚飼料」という表記も付いているのですが、貴社で酪農用の飼料などを手がけておられるのでしょうか。

もし、はまさんのHPで取り上げていただけるのでしたら、なにか新事実がわかるのかも?と勝手に思いまして連絡差し上げた次第です。
⇒ 私の見解ですが、「キッコーマン野田醤油」という社名は存在しないと思います。キッコーマンの社名は、野田醤油→キッコーマン醤油→キッコーマンですから、A,Bに関しては、「キッコーマン」は社名の一部ではなく、商標の一部と推測されます。
A,Bは1964年以前のもの、Cはおそらく1980年以降のもの、Aさんのは、1964年以降のものということが言えます。
牛豚飼料に関しましては、キッコーマンのホームページに「しょうゆの絞り粕は飼料、肥料、紙原料に用いるほか、燃料として使用し、しょうゆ油は養殖魚の飼料として有効活用するなど(後略)」とありますから、当然取り扱っているということになるでしょう。キッコーマンミールという言葉の意味は不明です。これが社名なのか、キッコーマンの食品ということを意味しているのか...。
その後、キッコーマンさんから返事が来たそうです。

ただ今、キッコーマンのお客様相談室から返答メールありました。以下。

キッコーマン株式会社・お客様相談室です。
当社の社名は「野田醤油株式会社」から「キッコーマン醤油株式会社」「キッコーマン株式会社」へと変わりました。「キッコーマン野田醤油株式会社」という商号は用いたことがありません。
以前しょうゆのしぼりカスを飼料として販売していたことがあります。現在は行なっておりません。
よろしくお願い申し上げます。


以上全文です。正直、返信くるとは思いませんでした。こりゃあ、我が家の醤油はこれからキッコーマンです(笑)。



子供の薬


上段は比較的新しいもの(通貨単位、左から右に書かれていること)であるが、下段は時代が古い。その上、誤字が多く、とても信頼して飲む気にならない...(例 栄養→営養、コドモ→コドチ)これらはいずれも中身が入っている。今これを飲むと、どういう症状になるだろうか。
もうひとつ注目すべきは、下段の胃腸薬の名称「スグノメ」。昭和の時代には「ヨクキーク」とか「ノムナオール」とか、薬品名に見立てて効能をうたったものがよくあったが、「スグノメ」は直接的すぎて、少々カチンと来た消費者もいたかも知れない。
左 のみやすくよくきく 小児ねつさまし 小児専門 小児かぜ薬
販売元
主治効能
製造元
価格
奈良県御所市 本家きんぎよや薬房
ひきかぜ・熱さまし・頭痛・偏頭痛・感冒
奈良県御所市1568 内外製薬株式会社
2包入 ¥50
右 小児専門薬 小児胃腸専門薬
販売元
効能
製造元
価格
奈良県御所町 本家きんぎよや薬房
胃腸カタル・下痢・食アタリ・水アタリ・消化不良・緑便
奈良県御所町 内外製薬株式会社
2包入 ¥20
左 コドモはら薬
社名
主治効能

価格
江州甲賀郡油日 神農売薬株式会社
営養障害ヲ来ス小児消化不良症・小児緑便・膓加答児・腐敗性及醗酵性下痢・小児下痢症
正価金壹圓
右 コドチはら薬 スグノメ 下痢 腹痛 食傷 特効
販売元
主治効能
価格
滋賀県甲賀郡佐山岩堂 製剤本舗 野口壽貫堂
小児胃膓カタル・腹痛・下痢・食傷等に効あり
正価二拾銭



チョークペン
黒板に年中向かう教師の職業病の原因のひとつとしてチョークの粉塵がある。それを緩和できるものではないが、少なくとも手についたチョークをぱたぱたはたくよりはマシかもしれない。
お尻のボタンを押すとスススッとチョークがバネで送り出されるすぐれもの。快適に授業ができるかもしれないが、これを使っている教師を見たことはなかった。

愛媛県 久さん(51歳 ♂)からのお便り

「肥後の守」を検索していてやってきました。非常に懐かしく、面白く拝見しています。
早速ですが「チョークペン」は今でも使用しています。私は建築会社に勤めています。現場で写真を撮るとき写真説明用の小黒板を使用します。工事名や説明を記入するのに、チョークが折れないので便利です。手が汚れないよりも折れないので使用しています。磁石が付いており金属面に付くようになっていて重宝しています。お尻のボタンを押すとバネでチョークが出てきます。
今日、電気パーツ店の片隅で「学研」の船外機を見つけました。日に焼けた箱でいつから此処にあるのか?250円でした。子供のころ(40年位前)高価で買えなかった記憶があります。

⇒ チョークペンは現行品でも売っているのですね。プラ製のものが主流のようです。キュウさん、肥後の守や船外機まで広範なコメントも含めて、ありがとうございました。



日本ビクターのニッパー犬
全然妙なものではなく、大変メジャーなのであるが、ちと古いフォックステリアのニッパーちゃん。この犬の逸話は、ハチ公イギリス版と言われるだけあって涙なくして語れない。ハチ公ほどではないが、涙なくして語れない。しかも置物の、ちょっと首を傾げた姿の可愛いこと。
これは高さ7cmほどの小さいものだが、随分時代を感じさせる古い箱である。あまりのことにオークションに1800円で出品してしまった。涙なくして語れない。



クリスマスの絵入りSPレコード
あまりに綺麗なので買ってしまった。2枚入りで、表裏絵柄が違う。78回転のSP盤。重い。時代は定かではないが、価格に¥350.00と銭の単位があるので、昭和28年以前と思われる。当時このようなレコードを買えたのは、中産階級以上だっただろう。収録曲は、「おほしはひかる」「サンタいさん」「きよしこのよる」「ジングル・ベル」。曲名からも時代を感じる。
歌詞カードにあるレコード会社の挨拶が昔の裕福な家庭の聖夜を思い起こさせほのぼのとする。

クリスマスおめでとうございます!
いつも子供さん方のよいお友達にと心がけているカナリヤ・レコードでは、子供さんのみでなく お兄さま、お姉さまはもちろん御一家みんなで楽しんでいただけるようにと、このすばらしいクリスマス・プレゼントをお贈りすることといたしました。この「たのしいクリスマス歌集」でよいクリスマスをお迎え下さい。

うむ。お金を取っておいて「プレゼントをお贈りすることといたしました。」は、やや傲慢か。



携帯用髭剃り
大正から昭和の初めにかけてのものだということ。髭剃りは取っ手を外してマッチ箱ほどのケースに実にコンパクトに収納できる。
こんな道具を旅行に連れて行って、シャボンでヒゲを剃ったりしたら粋だろう...と思いながらも髭剃り負けしやすい私は最新のジレットと電気シェーバーを選んでしまう。
昔の粋人が好みそうな、銀色の逸品ではある。

本体 アルミ製、ケース スチール製



ライオン歯磨
以下のことよりこれが昭和23年製であると推定した。

@商工省の「重要資材使用制限規則販許品」のシールが貼ってあり、戦後復活した商工省は昭和24年に通産省になっている。
Aその認可番号が「23生方1078号」である。
Bライオンがこの形を作っているのは、戦後まもなくまでである。

右上の画像の文字
50瓦入 ¥15.70 物品税込 株式会社小林商店 東京都墨田區厩橋一丁目ニ番地

アルミのケースが実に美しい。驚いたことに中の粉は振るとサラサラと音がする。つまり凝固していない。きっと今でも歯を磨くことができるのだろう。が、勇気はない。



交流発電機コイル 
東京都 ゆたかさん (45歳 ♂)
これはペーパーウエイトです。
発電機の界磁コイルを切断した物で、恐らく当時の最新技術で製作されていて、完成記念式典で関係者に配った物と思われます。どこの発電機か記載されていませんが、50年代の物らしいのと、容量から推定すると電源開発佐久間発電所の発電機ではないかと思います。

⇒ こういう記念品って、洒落てますよね。貰う方は嬉しいかどうか疑問だけど。しかしこれだけの情報で電発佐久間まで推理するゆたかさんは、すごい。けど、変。



炬燵型シガレットケース 
東京都 ゆたかさん (45歳 ♂)
炬燵型シガレットケースオルゴール付きです
曲名はマツダランプの歌です。

マツダランプの歌

町のランプが
お花になった

マツダランプだ
明るく咲いた

とんとん東芝
遠太鼓

楽しいお祭り
もう近い

⇒ 企業物は、結構妙なものがあるんですね。しかし、これは貴重なものですねー。いつ頃のものなのでしょうか。マツダランプという呼称は昭和30年代後半までですから、それ以前のものですね。ランプは現在は東芝ライテックで作っているんでしょうね。オルゴールが東芝のランプのコマソンというところがまたいい。歌詞の補作が西条八十とありますが、すごい力の入れようですね。もっとも歌詞から判断すると、名前だけ借りたという気もしますが。



カミソリ再生機 
東京都 ゆたかさん (45歳 ♂)
物心ついた頃からあった物なので、50年代グッズかもしれません。切れなくなった髭剃りのカミソリを研ぎ直して再生する機械です。
カミソリ刃をセットして、紐の一端をどこかに引っかけ、もう一端を手に持ち、本体を動かすとカミソリ刃が偏芯運動して緑色のプラスティック部分で磨かれるという仕掛けです。
面白いのが製造元で、
富士電機製造株式会社です。
⇒ これこそ古き良き時代ですねー。カミソリの刃を使い捨てないで研いで使う。美しいですねー。しかしなんで電機メーカーがこれを作っていたのか、まったく不思議です。富士電機製造は、昭和59年に富士電機株式会社と社名変更しました。日立・東芝・三菱に次ぐ電機メーカーで、一世を風靡した富士ジューサーの時代は家電で有名でしたが、今は家電から撤退しているので若い人には知名度が低いかもしれません。自動販売機はトップメーカーです。この会社、昔はストーブや牛乳も作っていたんですよ。(だから手動のカミソリ再生機を作っても不思議はないか。)

このカミソリ研ぎ器に関する歴史的情報を猫旦那さんからいただきました。

元々は、ドイツのジーメンスが作って売り出した物です。
売り出した年代は終戦直後、物を作って売ろうにも工場施設が空襲で破壊されお得意のモーターが作れず、止む無くモーター部品に使うカーボン刷子を使ってあの様な物を作り上げました。
富士電機も同じ理由でジーメンス製の物を真似て作りましたが、お互い世が世なら世界を震え上がらせた潜水艦のモーターを作ってた会社実に確りとした造りで、両社製孰れも現在も充分にその機能を発揮します。

ジーメンスは、もともと富士電機の親会社でした。古河のフとジーメンスのジから富士と名付けたそうです。富士電機製の研ぎ器は「ハヤト」という商品名(おそらく早く研げるの意)でした。猫旦那さんの手元にあるそうで、ジーメンス製のものもどこかに持っていらっしゃるそうです。見つけたら画像を送ってくださいね。

猫旦那さんの安全剃刀を中心としたコレクションのページ

 



コアメモリー
東京都 ゆたかさん (45歳 ♂)
← 512Bitコアメモリー
コンピュータのメモリーとして70年代まで使われていたコアメモリーです。ドーナツ型のフェライトコアがどっち向きに帯磁しているかで、0か1かを記憶するものです。これはキャッシュレジスターに使われていたと思われる512Bit(64Byte)のメモリーです。黒い胡麻粒みたいのが、フェライトコアです。これはかなり粒の大きい方です。
8KByteコアメモリー →
こちらは制御用コンピューターのメモリーとして使われていたものです。最後期の物なので、フェライトコアが非常に小型です。肉眼ではドーナッツの形には見えません。電線が4本穴に通されている筈ですが、どうやって作ったのか不思議です。
⇒ こ、これは...。一体どうしてこういうものを(捨てないで)お持ちなのでしょうか。ゆたかさんって、何者なのでしょうか。これを面白がる人は、一万人に何人いるのでしょうか。しかし面白い。特に512Bitの、フェライトコアが肉眼で見えるのが面白い。大きさの比較がねこかめコインなのもすごい。64Byteですかあ。いくつつなげて使っていたんでしょうね。でも肉眼で見えるコンピュータの世界、ちょっとかっこいいです。
妙な物コーナーに掲載していただいたコアメモリーですが、妹のパソコン接続顕微鏡で撮影してきました。

⇒ 左が10倍で右が60倍です。こうやって見ると本当にどうやって作ったんだろうと思いますよね。んー、しかしマニアックだ。

 

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