nekocame
物をつくるのは男の本能。
本物を作れないから、模型をつくる。
小さいものを作るのも、また良いものだ。
1/160 Micro Wing Series
この類いのエッチングものは以前から注目していたが、今回このユンカースの完成品が飾られているのを見て、ついに我慢ができなくなった。わずか7センチ四方の洋白板に集約された部品をユンカースに仕上げるのは、思ったよりたやすい。1時間もあれば完成するのである。そういう点では制作過程を楽しみたい向きには物足りないかも知れないが、その小さな努力で得られる完成品の見事さはすごいものがある。また、エッチングによって形づくられた部品たちの精度は型押しとは比べものにならず、実に快適に作業が進む。この小さな金属板が2500円とは、少々高価ではあるが、デザイン費、加工費を考えるとリーズナブルといえるだろう。このシリーズ、病みつきになるかもしれない。
ライト兄弟に先立つこと12年、大空を自由に飛び回った男がいた。6年間で18機種のグライダーで2000回以上の飛行を行なったオットー・リリエンタール。彼は1896年、最後となった飛行中に突風に煽られ墜落死した。そのドイツの航空王の死は、アメリカのライト兄弟をして操縦性の高い飛行機開発を始めせしめるきっかけとなったのだった。 これなくして現在の飛行機はあり得なかった、それがこのリリエンタールのグライダーなのである。
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