| この奇妙にすっきりしたデザインのヴェラというカメラは、旧東ドイツのイエナにおけるカール・ツアイスの作である。その構造に、とにかく強烈な個性を持っている。 軍艦部に一見して判るのは、僅かに膨らみを持ったレリーズボタンのみ。巻上げレバーも巻き戻しノブも見当たらない。巻き戻しノブが底部にあるのは時々見かけるが、このカメラの最大の特徴は、フィルムの巻上方式だろう。ピントリングのボディ側にあるボディと同じグッタペルカを貼った部分を60度回転させると、ギギッと巻き上がるのである。この操作が、実に軽快で心地よい。 もうひとつの特徴は、レンズフードを兼ねたキャップである。これでレンズ全体を包み込むようにカバーするので、このカメラにはケースは必要ない。 |
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| このT型は、露出計も距離計もなく、後の子孫たちに比べて最もシンプルな外観である。いずれのヴェラもファイダーの明るさは素晴らしく、距離計の付いた型の二重像の合わせやすさには定評がある。X型まであるが、レンズシャッターにもかかわらず、レンズ交換のできる機種もあり、テッサー以外のレンズも楽しめるとのこと。 |
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キャップを装着した姿が本領発揮か |
距離と露出を合わせておけば簡易防水 |
キャップをフードとした図 |
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レリーズボタンのみの軍艦部上面 |
底部の巻き戻しノブ、開閉ネジ、リリースボタン、カウンター |
目測だがピントが来れば、テッサーらしいコントラストのある非常に鋭い描写をする。
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VEB Carl
Zeiss Jena |
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