nekocame

Olympus Pen  (Japan 1959) 

 

オリンパス・ペンシリーズは、1959年の三光商事により委託製造された初代ペンから1981年のペンEFまでの間に様々なスペックのものが発売され、ハーフサイズカメラの代名詞となった。現在でも根強いファンが多く、オーナークラブも多々存在するようである。
詳細は専門ページに譲るが、このカメラの魅力について語りたいと思う。私も後年のペンを何台か入手していたが、露出計内蔵のEEタイプは、セレンの劣化がどうの赤ベロが出るの出ないのと、どうも逆に気を遣ってメンテナンスも面倒で、使う気がしなかった。画像のものは1960年にオリンパスで製造された二代目片耳(ストラップ取付金具が向かって左のみしかない)というもので、完全マニュアル機である。距離は目測。これぞ私の求めていたシンプルなメモカメラであると思い、購入した。
レンズはペンW(画角25mm=フルサイズ換算35mm)という稀少性の高い派生モデル以外は28mm(フルサイズ換算40mm)で、お散歩画角である。シャッターは頗る軽く音が小さい。36枚撮りを入れると72枚撮れる(撮らなくてはならない)のが気が重いが、デジカメ並みに遠慮なく情景をメモできる。もちろん小ささと、真鍮ボディの心地よい重さも完璧である。

 
オリンパス・ペンの人気のもうひとつは、ハーフサイズカメラとは思えない優秀なレンズにある。DシリーズのF.Zuiko(4群6枚)はとても贅沢だが、この初期型ペンに搭載されたD.Zuiko(3群4枚)のf3.5には定評がある。オリンパス・ペンマニアで名高いギンジさんによると、初期型はコストの殆どをレンズにかけたそうだ。撮影結果は、それはもう一見してハーフとは信じられないようなものである。

 

     

 

 

コストダウンのために巻上をダイヤル式にしたが
のちにこれが広く「ペン式」という呼称となった。

 

 

 
微笑ましい完全離脱式の裏蓋。

 

 

 

 

 

初代と二代目の特徴である「片耳」。
三代目からは両耳に改良されたが、
稀少性から片耳に人気がある。
  他の初代の特徴は、シャッターボタンの溝が3本でボディに平行であることと、
フィルムカウンター指針が金色であること。二代目にも稀に同じ特徴のものが
あり、画像のものはそうである。
この個体が初代でないことは、フィルム面位置表示の刻印が であって-○-
でないことと、レンズ周りに赤字で「FLASH」の文字が無いことで判る。

 

 

    

 

 

 

Olympus
24x18mm on 35mm film
D.Zuiko f3.5 28mm
B,1/25−1/200
W108×H68×D39 350g

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