nekocame

Minolta 110 Zoom  (Japan 1976) 

 

ペンタックスオート110に先駆けること3年、ミノルタが出した110一眼レフ。ミノルタ16のシリーズといい、ミノルタの超小型カメラにかける心意気はちょっと違う。
オート110のズームが20-40mmで8群8枚の構成であるのに対し、ミノルタ110は25-50mm、10群10枚のロッコールという贅沢な仕様となっている。シャッターもオート110の最速が1/750であるのに対して、1/1000の高速シャッターが採用されている。
しかしこのカメラは、オート110が小型軽量廉価でレンズ交換の楽しみもあることから爆発的なヒットとなったのに対し、今ひとつぱっとしない存在だった。ただ、ここに作例を紹介することができないが、やはり撮影結果はミノルタの110に軍配が上がる。110フィルムであるにもかかわらず、そのレンズの解像度をはじめとした優秀さが顕著に表れている。
そしてオート110の発売直後、ミノルタはスタイリングをがらっと変えてノーマルな外観の 110ズームSLRマーク Uを発売した。10群12枚ロッコールマクロ F3.5 25-67mmを常備した高スペック機でペンタックスに対抗したのだ。しかし価格は6万円台。ズームレンズの値段を入れれば尤もな値段であるが、標準レンズ付35000円のペンタックスを駆逐することはできなかった。
ペンタックスはこの攻防の4年後の1983年に、オートフォーカス電子自動プログラム式シャッターのオート110スーパーを発売した。これはオート110の2回巻上げという弱点も克服したものであったが、既に高級110一眼レフに対する志向が冷め初めてきた時期でもあり、電子シャッターに変更したことがマニア志向に逆行したものであったことから、大きく注目されることはなかった。(但し現在の中古市場では、数が少ないこともありオート110より遥かに相場が高い。)

 

TOMさん所有の110ズーム

贅沢なロッコールレンズを搭載

機能はペンタックスより1枚上手 やはり大きさと重量は弱点だった
(比較はTOMさんのオート110スーパー)

 

 

110にしてこの解像度とボケ味を実現している

作例 (by TOMさん)

 

 

Minolta
13x17mm on 110film
Roccor-macro f4.5 25-50mm
10−1/1000 (auto)

 

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