nekocame

Leica CL (Leitz minolta CL)  (Germany/Japan 1973) 

 

ライカは買わないと思っていた。コンタックス派というわけでもないが、なにしろ高い。ウィルスに侵されると一財産飛んでしまう。しかしレンズは試してみたい。ロシア機にLマウントレンズをつければ良いが、レンズがまた高い。そんな中で、手が届くライカがあった。しかも頗る魅力的な...。ウィルスに侵されないよう細心の注意をはらいながら所有することとした。
ライカCLは、ライツとの技術提携下、ミノルタで製造された純血ライカを超えた亜流ライカである。日本国内向のライツミノルタCLと全く同じものであるが、生産台数はライカCLの方がはるかに多い。多いにも関わらず、LEICAのブランドにひかれてこちらを求める人が多いようだ。

←ライツ(現ライカ)とミノルタのダブルネーム Leitz minolta CL
   Leica CLがSummicron 40mmを標準装備しているのに対し、
   M-Rokkor 40mmを標準としている。
   共に素晴らしいレンズである。

なぜ純血ライカを超えたという表現を使ったかというと、これはもう全くの私見であり、好みなのである。ライカではどんなものがいいか。バルナック型という人がいる。いや、M型だという人がいる。そして私はCLだというだけなのである。バルナック型の上品な美、M型の完成度の高い美、これは素晴らしい。M3などは手にとっていつまでも愛でていたいくらいの完璧なデザインである。しかしコンパクト &ライトの略とされるCLの小ささ、軽すぎず重すぎない適度な重量感。取り回しから機能まで、気楽に実用機として使うのにこれほど理想的な機種はないと思う。実際このホームページに寄せられた投稿の中にも、ローライ35とともにライツミノルタCLを出動率の高いカメラとしてあげる人が多い。

M型に慣れた人たちには、シャッターの衝撃が大きいという意見もあるが、私は全然感じなかった。もちろん一眼レフに比べれば遥かに静かなシャッターなのであるが、この小さいカメラの縦走式フォーカルプレーンシャッターは、手ブレを起こしやすいということなのだろう。

M5が高価で大型だったので人気が出なかったため設計されたCLであったが、わずか3年で生産を断たれたのは、やはり採算が合わなかったようだ。後継機の発売を望んだミノルタであったが、ライツ側の事情によりミノルタが独自で発表したCLEは、電子シャッターでLEDがあしらわれた、CLに比して魅力を欠くものであった。しかしこれも好み。絞り優先AEで、より気楽に写真を撮りたい人にはCLEがお勧めである。

ともあれ、まだ市場にはCLが数多残っている。3年の間にこれほどの傑作を残してくれたミノルタとライツに、心から感謝したい気持ちである。

 

 

巻き上げるとシャッター幕の前に腕木に乗ったCdsセルが現れるのはM5と同じ。 M−L変換リングをつけるとLマウントレンズが使えて距離計にも連動する。 装着レンズによってフレームは40/50mmと40/90mmの2種類に自動で切り換わる。

 

 

ピント合わせのしやすいファインダーは、明るさも抜群。 コンパクト化のために基線長が短いので90mmレンズがピント合わせの限界と言われている。 横幅を短くするための縦走布膜シャッター。

 

 

 

 

Leica
24x36mm on 35mm film
ex. Summicron-C f2 40mm
B, 1/2−1/1000

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